・・・ e発明塾通信 vol.787(2020年12月17日号)
「「「 アイデア・発明・企画「生みの苦しみ」を楽しもう~OBの方のメッセージ 「「「
おはようございます、「発明塾」塾長の楠浦です。
本日は、企業内発明塾OBOGの方のお声を交え、発明塾、および、企業内発明塾で、よくお話ししていることを、一つ取りあげ紹介いたします。
今回のOBOGの方のお声は、
「参加者の方が、どう感じ、どう悩んだか」
割と
「赤裸々」
な雰囲気のものになっております。
長文ではございますが、割愛せず、そのまま、引用します。
==お声、ここから
発明塾を終えて、当時を振り返ってみると、「かなり楠浦さんに鍛えられたな…」というのが正直な感想です。
それと同時に、このような新事業創出プロジェクトを社内メンバーだけで実行したとしても、どうしても甘えが出てしまい、前に進まなかったな、とも思います。そういう意味では、外部からメンバーを入れて、違う考えを取り入れるというのはとても意味があったと思います。
発明塾期間中を思い出すと、「自分がこの会社でやりたいこと…」を考えるいい機会になったと思います。
発明塾を始めるにあたり、「お題」を一つ決めてスタートしますが、私の場合、回を重ねるうちにどんどん考えが発散していき、フラフラ迷走していきました。
楠浦さんから「あなたはそもそも何がやりたいのか、もう一度、原点に返って考え直した方がいい」という厳しいコメントも…
自分としては一生懸命考えているつもりでしたが、なぜか自分だけが攻められているようで…自暴自棄でやけ酒の日々もありました(笑)
ただ、そんな自分を楠浦さんは見捨てることなく「とにかく、考えたことをアウトプットしなさい! でないと助けれるものも助けれない!」と叱咤激励しながら、最後まで並走してくれました。
(今思えば、これが生みの苦しみか…と思えます)
自分は、発明塾期間中の半分の期間を使って、”自分は何がしたいのか”を考えていました。先生と決めたリミットの日付のギリギリまで悩みぬいて、調べぬいて、一つ自分で答えを出しました。
結局1周して(いや2~3周したか…)、自分のやりたい企画に戻ってこれた。そんな感じでした。
それと同時に、迷走したからこそ確信が得れた。という感覚。そこからは2次関数的に一気に企画書を仕上げていきました。もう迷いはなかったです。
(思い出すと涙が出そうになります…)
発明塾の最後の集大成として、社内プレゼンを行いました。
とても楽しんでプレゼンが出来ました。
自分が発明塾を通して学んだこと。
「生みの苦しみから逃げるな」
「決断から逃げるな」
「企画する者が楽しむこと(つまらん企画は、たいてい企画者が楽しんでない)」
楠浦さん、どうもありがとうございました。
コロナで打ち上げができていませんが、いつか再会できることを楽しみにしています。
==お声、ここまで
最終的に
「とても楽しんで」
いただけたようです。
あいにくプレゼンには同席できず、実際のところはわかりませんが、文面と、この文面を送りいただいた時のメールの内容から察するに
「行き詰まり」
を、乗り越え
「腹が据わった」
からこその、なんというか
「すがすがしい」
楽しさだったのではないか、と想像します。
提案した企画の実現に向け、動き始めておられるとのことで、頼もしい限りです。
「自分で動いてなんぼ」(関西弁は、私の翻訳です)
だと、おっしゃっていました。
以下のコラムは、この方を含む数名の方へのメッセージとして、作成したものがベースになっています。
二歩前進、一歩後退、一歩進んだから良し。実は、どちらが前かもわからない。これが新規事業/スタートアップ。
https://note.com/kusuura/n/n9a90b31e5274
進んだようで、進んでいないようで、後から見たら、やっぱり進んでる。
僕の経験上、それがスタートアップ、それが新規事業。
皆さんもぜひ、私とともに、チャレンジしましょう。
楠浦 拝
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