人間の知的活動によって生み出されたアイデアや創作物などの中で、財産的な価値を持つものの総称が「知財」(知的財産)です。一方、特許は「特許権」であり知的財産を守る権利の一つです。
知的財産を守る権利には、特許(企業のコア技術など)の他に、商標(会社名やロゴなど)、意匠(工業デザインなど)、などがあります。例えばスマートフォンを1つとっても、製造技術やロゴマーク、デザインなど、様々な知財が関わっています。
新規事業の創出・成長の各段階で知財は必要とされます。
特許は20年の有効期間があるので、「10年先にこういう未来をつくりたい」といった「パーパス」を実現する有用なツールです。
多くの企業が新規事業に着手する前の構想段階から「まず特許を取っておく」のはこれが理由です。
多くの企業が新規事業の構想段階から「まずは特許を取っておく」ため、特許情報から他社の構想と強みを分析できます。
分析により、その企業が「これから何をしようとしているか?」「どの程度本気でその技術を開発してきたか」が具体的に把握できるため、以下のような特許情報の活用が可能です。
弊社は特許情報を活用し、573社以上の企業へ成功のサポートをしてきました。
あなたやあなたの会社を成功へと導きます。
弊社は、新規事業・研究開発テーマ創出の支援と、発明・知財の教育講座(eラーニング・動画)の2つのサービスを提供しています。
新規事業・研究開発テーマ創出の支援では、アイデア出しで終わらず、創出した技術の提案先を特許情報を使って特定する技術マーケティングまでサポートできるのが当社の強みです。
主に、大手メーカーを中心に「知財部門」「新規事業部門」「技術部門」の方に、ご利用いただいております。全てのサービスを完全オンラインで提供が可能です。ご都合に合わせ、オンラインと訪問を組み合わせるなど、皆様のミッションに最適なプランをご提案することも可能です。
個人の方も気軽に学習できるよう、クレジット決済も可能ですので是非ご利用ください。
本日もありがとうございます。今回の討議でAIの使用イメージが変わりました。
振返りメモを記しておきます。
記憶に残ったところとして
AIを育てる技量=リアル部下を育てる技量=マネジメント力
AIを使う力とマネジメント力?この二つの言葉を同列に扱う発想がなかったので驚きました。
しかし楠浦さんの「AIはパートナー」と言う発言から楠浦さん流、AI使用法のイメージを掴むことができました。
「最初から自分の期待に応えられる状態ではなく、自身がフィードバックを重ね育てていく事で自分の期待に応えてくれるAIに変えていく力が必要。」
この文脈の“AI”を“部下”という言葉に置き換えるとまさにAIを使う力=育成マネジメント力、業務遂行マネジメント力と同等と言えることができると思いました。
AIの使用に対してこの意識の有無は使用者にとってだいぶかけ離れた使い方になると思いました。
AIを使い始めて「使えねー」と放ってしまう、又は育つことを知らずにレベルが上がらないパートナーと悶々と日々の繰り返しでAIを使ってもなかなか質の高い状態に至らない所での堂々めり、、
一方育てる意識で日々AIをレベルアップしていくことで相乗効果でアウトプットに質と速さが変わっていく。
私はAIを使う事に批判的ではないですが、それでもどこかで「皆が同じツールを使い、同じ答えしか出ない世界が来たりして、」と思っている所がありました。
今回、楠浦さんからの講義で「それはどうやら違う」と感想を持ちました。
自分自身の言葉で投げかけ、やりとりを重ね、議論を深めて思考の一つ一つを耕すことでAIがパーソナライズされることでより創造的な新たな自分が生まれてくるという流れを教えて頂きました。
AIについての捉え方が変わりました。本日の気づきを意識してAIを使用してみたいと思います。ありがとうございます。
◆「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
楠浦先生の「特許情報と株式投資を結びつける」という視点は斬新であり、特にCovidやトランプ政権などの外的要因で市場の変動しすぎてしまう現在においては、どのタイミングの特許とどの株価を結びつけて評価するのか難しい点もあるのではないかと感じましたが、企業の技術投資の姿勢を特許情報から読み取ることは非常に有意義な視点であり、実際の業務にも役立つものでした。
私は競合他社のウォッチを担当しておりますが、競合企業から特許の同じテーマで複数の出願がある場合、それが戦略的な動きなのか、それとも年度末の調整による出願なのかを議論することがよくあります。そのような場面で、以下の指摘は非常に示唆に富み、大変参考になりました。
- 「面倒くさくて特許網をすり抜けるのが面倒になる」(P29)
- 「知財、特許を徹底する企業は、他も徹底する」(P35)
- 「発明者が一人でなく複数の場合、組織的な活動、つまり企業として本気である」(P57)
- 「組織的に行われているか、継続的に行われているか、集中的に行われているか、徹底的に行われているか」(P90)
また、過去に競合企業の分割出願の履歴を調査したことがありましたが、本書を通じて楠浦先生が分割出願の重要性を強調されていることを改めて認識し、より深く取り組むべき課題だと感じました。
- 「分割出願を見れば、コア技術や競争力の源泉が!」(P142)
- 「国際出願の『固め出し』特許は要注意」(P143)
→ 企業が何を独占しようとしているのかを読み取るための重要な視点
- 「数パターンの特許分析でまずは仮説を出す」(P148)
→ 分割出願・国際出願・固め出し特許を優先的に調査することで、企業の技術戦略を深く理解できる
このような視点を改めて学ぶことができ、大変勉強になりました。
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