・・・ e発明塾通信 vol.763(2020年9月14日号)
「「「 「発明塾」式を、8週間で理解する/発明塾OB・OGの方からのメッセージ 「「「
おはようございます、「発明塾」塾長の楠浦です。
本日は、先週の配信に関連して 一つのご案内、および、発明塾OB・OGである
経営者の方よりいただいたメッセージのご紹介、とさせていただきます。
(以前より配信頻度を下げましたので、複数の内容を盛り込むことになり、失礼します)
● 「発明塾」式を、8週間で理解する~「発明塾」8週間集中パッケージ
先週木曜日の配信で、発明塾で重視している
「発明プロセスの全体観」
について、触れました。
先行して、すでに同様のお話をさせていただいていた方より、これまで
いくつかのご質問をいただいておりました。
ご質問は、それぞれ異なりますが、集約すると、おおよそ以下の観点に
なるようです。
「発明塾に関するどの講座を、受ければよいのか」
「どういう順番で、e発明塾やセミナーを受ければよいのか」
「誰に、どれを受けてもらうのが良いのか」
「受けると、どうなるのか」
最近ご要望が特に多いのは、ずばり
「楠浦さんのように、分野を問わず発明を創出するには、何を身につければ(使えば)よいか」
あるいは
「・・・身につけさせればよいか」
です。
10年を超える発明塾での指導、およびその記録の分析結果にもとづいた答えが、
「8週間集中講座を、まず受けてくださいませんか?」
です。
新規事業・起業・研究のアイデア出しから企画提案書作成まで
「8週間集中」「完全オンライン」で学ぶ
~発明塾式のエッセンスを、もっと手軽に
https://note.com/kusuura/n/n1f7bedaedb00
これで、楠浦とまったく同じになれる、対等のスキルが身につくということでは
ありませんが、その第一歩、楠浦と対話しながら必ず成果を出す
「スタートライン」
には、立っていただけることがわかりました。
先行して、上記パッケージを受講いただいた方より、以下のメッセージを
賜りました。
「今回受講させていただき、非常に強力な手法だという実感を得ました。
今回初めて特許情報を調べてみて、ネット情報では得られない情報があふれており、
市場の動向や各社のオリジナリティも感じられ、しっかりやれば大きな成果が
得られそうな確信を得ました。」
特許情報が、ご自身にとって未開拓の、強力なツールになりえることも
感じていただけたようです。
特許情報活用推進の動機づけのためにも、非常に有効であると感じました。
● 発明塾OB・OGの方からのメッセージ
お陰様で、企業内発明塾参加者の方が、毎年毎年、少しづつ増えております。
今後、OB・OGの交流も行っていきたいと考えております。
本日は、学生向け発明塾のOBからいただいたメッセージを一つ、
ご紹介申し上げます。
現在、その方は、ご自身の会社を経営しておられます。
大変な努力家のシリアルアントレプレナー(連続起業家)で、私の記憶に間違いが
無ければ、創業は3社目です。
(私は、起業・創業は、現在の TechnoProducer で2社目です)
皆様の日々の活動の、励みとしていただけますと幸甚です。
なお、読みやすさより、ご本人の「息づかい」のようなものを損なわないことを
優先したく、原文をそのまま紹介いたします。
==以下、メッセージ
発明塾の活動を通じて徹底的に調べること、特に車輪の再発明(*)をしないことを
徹底的に意識するようになりました。
既に達成されている技術にはどんなものがあり、最先端の国や会社では
どこまでが研究レベルでうまくいっており、どこまでが、市場に普及しているのか
(発明塾ではエッジ情報と呼ぶ)これらを調べることで、ビジネスの立上げ時において、
自分の頭の整理につながります。
別の言い方をすると、イマ自分がやろうとしていることが、うまく巨人の肩に
のるようなアプローチになっているか、という視点でいつも自分の仕事を
見つめることができます。
発明塾という名称から想像されるのは、いわゆる理系的な、つまりR&D的な
思考方法だという印象を持つ方が多いかもしれませんが、文系的(経営、投資家対応、
マーケティング等)な分野でも役立ちます。それは、発明というものが、
シーズとニーズの接点を見つけるところに、その本質があるからです。
ですので、文理両面において、具体的な仕事の場面でも役立ったことをご紹介します。
理系の仕事(研究開発の仕事)では、仮説検証の際、イマどんなタイプの仮説検証を
しているのか、完全に新規の開発をしているのか、それとも材料変更など、
一部改変に過ぎないのか。それであれば、過去に同様の改変を他の分野で実施された
ことが無いのかを調査するなどのが当たり前のこととして、徹底的に調べることで、
開発工数および開発時間の劇的な短縮ができました。
また、文系の仕事(経営、投資家対応、マーケティング)では、新規事業の立上げの際に、
いま検討している新規事業は、真に新しい取り組みなのか、表面的には新しく見えるが、
既に似たようなニーズは別の手段で解決されており(ジョブは解決されている)
ブルーオーシャンに見えるのは勘違いであると気づくことができ、経営の意思決定の
重要な判断材料を提供してくれました。さらに、自分の事業を客観視する姿勢は、
投資家とのコミュニケーション、予算取りの際の資料作成にも大いに役立ちました。
発明塾は、経営人材が技術との接点を、技術系人材が市場との接点を見つけるのに、
非常に有効かつ即効性のあるツールだと思います。
MOTを実践するうえでも、現存する、最も実績のあるアプローチだと感じています。
* 楠浦注記
「車輪の再発明」とは、既にあるものを(がんばって)「発明」してしまうことを
指しています。実際には、既に存在しますので、発明ではありませんし、発明する
必要もありません。
==メッセージ、以上
私以上に、発明塾について語っていただいておりますので、付け加えることは
何もありません。
こういう、起業家(社内起業を含む)・企業家が、発明塾OBOGや企業内発明塾OBOGから、
どんどん出てきており、大変頼もしい限りです。
全員が、経営者にならなければならない、ということではありません。
「何かに挑戦したい」
と思われている方には、ぜひ、その機会と
「武器」
を提供したい、ただ、そう考えているだけです。
結果として、経営者になる(なってしまう)方も、おられるだけの話です。
「何か」
が決まっていなくても、OKです。
「良い仲間」
がいなくても、大丈夫です。
それも、
「発明塾」
で、見つかりますから。
何かに挑戦したい、という皆さんに、公平・公正・誠実に向き合い
「アイデアと、機会と、仲間と、武器を授ける」
それが発明塾であり、私が行いたい事業です。
楠浦 拝
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