技術マーケティングとは、自社で既に持っている技術、ノウハウ、スキルの新しい用途(課題解決方法)を探すことを指します。
例えば、ゴルフのシャフトに使われている炭素繊維を、自動車の部品として使用できるようになったとしたらどうでしょうか?
それは既存技術に新しい用途が見つかり、新しい市場が見つかったということになります。
こうした事例を生み出すために行う活動が技術マーケティングです。
企業活動において、これまで製造販売していた商品が売れなくなってしまい、製造していた設備や加工していた職人が空いている状態になる、という場面はよくあります。
そんな時、その設備や加工職人を1つのシーズとして捉え、市場の新しい課題の解決手法として新しいことに活用できないか探し出すことが技術マーケティングです。
弊社では長年、特許情報を用いた技術マーケティングに取り組んでおり、弊社代表の楠浦は前職の「SCIVAX 株式会社」CTO時代に特許情報を用いた技術マーケティングに実際に取り組み、市場調査、用途探索、資金調達を行いました。
こうした経験をもとに、楠浦が当時行った技術マーケティングの内容を報告した記事について、IPランドスケープへの関心の高まりから知財部門の方のみならず、事業部門の方や研究所の方、経営者の方からお問い合わせをいただくことが増えています。
技術マーケティングを今後取り組みたい、とお考えの方の1つのヒントになればと思い、事例資料を資料ダウンロードページにて無料公開させて頂いております。
前述の記事で紹介した事例や内容の詳細を直接ご説明するセミナーのご要望も多くいただき、度々開催し紹介しております。
しかし、タイミングが悪くセミナーに参加できない方もおられるため、このページに補足情報などを記載することにしました。
記事自体、それなりに長文であるため、読む時間がないという方のために、改めて要点も記載しておきます。ご活用ください。
執筆は2008年、実践は2006年頃からと、やや古い話であるため、当時の状況など、セミナーで補足情報としてお話していることの一部を、記載しておきます。
弊社サービスも含め、関連する情報を以下にまとめて掲載しておきます。更に発展的な内容や、より実践的な活動につなげるために、助けになるはずです。
技術マーケティングについて、日々様々なご質問をいただきます。その中で特に多かったご質問内容を取り上げ、解説した内容を7日間お届けするメール講座です。
「特許情報を活用した技術マーケティングの事例(2008)で紹介している手法の弱点を補完する情報分析法「エッジ情報探索」について解説しています。
特許分析手法のスキルを身に付けたい方に受講をおすすめします。オンラインで学習が可能なため、いつでもどこでも気軽に受講いただけます。
なお、本記事の内容について「セミナーでしか話せないお話」を盛り込んだ社内セミナーも随時承っております。
(ご指定の場所へ伺う出張型・もしくはオンラインにて開催させていただきます)
ライブ型のセミナーだけでなく、いつでもご都合の良いタイミングで受講できる、動画視聴型のセミナーもございます。
社内開催が難しい、またはなかなか時間が取れない、個人で受講したいという方は、ぜひこちらをご活用ください。
楠浦 拝
★本記事と関連した弊社サービス
弊社初となる書籍を出版しました!新規事業や知財戦略の考え方と、実際に特許になる発明がどう生まれるかを詳しく解説しています。
※KindleはPCやスマートフォンでも閲覧可能です。ツールをお持ちでない方は以下、ご参照ください。
ここでしか読めない発明塾のノウハウの一部や最新情報を、無料で週2〜3回配信しております。
・あの会社はどうして不況にも強いのか?
・今、注目すべき狙い目の技術情報
・アイデア・発明を、「スジの良い」企画に仕上げる方法
・急成長企業のビジネスモデルと知財戦略