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【喜びのお声】後発参入でも競争優位性がある「絶対やりたい」「勝てる」新規事業の提案に見事成功!

【喜びのお声】後発参入でも競争優位性がある「絶対やりたい」「勝てる」新規事業の提案に見事成功!

TechnoProducer株式会社 CEO/発明塾 塾長の楠浦(くすうら)です。
新規事業について、こんなお悩みをよく伺います。

・新規事業提案が進まない、提案が集まらない
・新規事業について、「ノーアイデア」の状態で進まない、進め方が分からなくて悩む
・漠然としたアイデアはあるが、考えても同じところをグルグルするだけでまったく深まらず、堂々巡りで時間だけが過ぎていく、提案につながらない
・考えるアイデアは、すでに他社が手掛けているものばかりだ、どうすればよいか途方に暮れている
後発、後追いでも競争優位が作れる新規事業を検討せよ、成功事例を調べろと言われた

今回は、企業内発明塾で「後発参入」の新規事業を検討し結果を出された参加者の喜びのお声をもとに、新規事業創出の実働支援サービス「企業内発明塾」で何を行っているか、エッセンスを紹介していきます。

後発参入で競争優位を構築できるのか?新規事業企画で行き詰まり「企業内発明塾」へ

ご紹介するのは、電子部品メーカー(東証プライム上場)企画部門の方のお声です。

こちらの方は、トップダウン、つまり、経営層から「後発」商品での新規事業立ち上げ、事業参入を指示されて行き詰まっておられた、とのことです。

企業内発明塾では、ある事業領域について「意外な潜在ニーズ」や「今後生まれるであろうニーズや顧客課題の先読み」を行います。ですので、一見すでに先発商品があって、参入の余地がない、あるいは参入しても競争優位が構築できない、と思えるようなケースでも、勝てる新規事業や事業参入の企画が立てられます。
これから紹介するお声は、後発商品での事業参入を指示され行き詰まっていたが、最終的に「これなら勝てる」「これならできる」という企画にたどりついた成功事例の一つです。

こちらの方の場合、後発参入で競争優位を構築できる領域の特定に、「特許情報の活用」が特に効果的だったようです。

==お声、ここより

企業内発明塾を始めるトリガーとなったのは、トップダウン設定された後発商品における事業企画の行き詰まりでした。

商品や対象市場のアイデアを考える上で、特許情報は我々なりに活用してきたつもりですが、発明塾討議を重ねていく中で、特許引用・被引用から技術や市場の流れを読むこと、そこからエッジ情報を見極めて、後発商品がトリガーでもギリギリの飛躍が狙えることが実体験を通じて学ぶことが出来ました。

またそのギリギリの飛躍が、個人的にずっと引っ掛かっていたある後発商品への進出に「必然性」を生み、トップ意向に関わらず新たな事業企画として「たとえ一人になってもやりたい」と思える、自分自身が腹落ち出来る企画提案になったと思っています。

ただ、1テーマだけの検討で、発明塾の発想法や視点の変え方を自立して出来るようになるのは難しいとも思いますので、今後また新たなテーマで発明塾手法を反復・経験し、自分の思考ツールとして定着させていきたいと思います。

これまでのご指導有難うございました。

(電子部品メーカー 企画部門の方)

※太字は弊社

==お声、ここまで

一つひとつ、見ていきましょう。

トップダウンで決められた「後発商品で勝てる新規事業を!」という「お題」

企業内発明塾を始めるトリガーとなったのは、トップダウン設定された後発商品における事業企画の行き詰まりでした。

一部の方は、「言葉の定義」で引っかかるかもしれません(笑)。
例えば僕の場合、「新規事業」を「世の中的に新しい事業」と定義しています。
特許では「新規性」(これまで世の中に同じものがない)などと言われますが、同じ定義ですね。

ただ、結局のところ「後発」といっても、ある製品カテゴリーや事業領域を漠然と指しているに過ぎないんです。
先行企業や先発商品があるからといって、すべての顧客ニーズが満たされているわけではないですし、顧客課題が完全に解決されているわけでもない。
その中で「未解決の顧客課題」を解決できれば、それは「顧客にとって新しい=世の中的に新しい」ものですよね。
だから、僕からしたらトップが指示するような漠然とした「お題」のレベルで「後発」だろうがなんだろうが、そんなことはほとんど関係ないのです。

でも、多くの人は「行き詰まって」しまう。これも、とってもよくわかります
そこで、「発明塾」の出番なんですね。
チャンスの入り口は、どこにでもある。
それを見つける方法が、発明塾で独自に開発した「エッジ情報探索法」であり、特許情報分析なんですね。

特許情報から「流れ」を読み、後発でも参入でき優位性がある市場を発見

商品や対象市場のアイデアを考える上で、特許情報は我々なりに活用してきたつもりですが、発明塾討議を重ねていく中で、特許引用・被引用から技術や市場の流れを読むこと、そこからエッジ情報を見極めて、後発商品がトリガーでもギリギリの飛躍が狙えることが実体験を通じて学ぶことが出来ました。

イマドキですので、多かれ少なかれ特許情報を活用されている企業や担当者の方は多いんですね。
ただ、発明塾の手法であれば、それでも見つからなかったことが見つかる、出来なかったことができる、「行き詰っていたところ」を突破できる、そういうことだそうです。

この方は、「後発商品がトリガーでもギリギリの飛躍が狙える」と仰っています。
つまり、後発だと思っていたが、色々調べるとそうでもない領域が見つかってきた。
十分参入の余地があるし、そこで優位性も構築できる。
「飛躍が狙える」とは、そういうことですね。

特許引用・被引用から技術や市場の流れを読む」とあります。
発明塾では、特許情報から技術とお金の流れ市場と顧客の動きを理解し、最先端領域を特定します。
そこに、未解決の顧客課題潜在ニーズが示されているわけです。
そういう情報を「エッジ情報®」と呼びます。

「後発商品がトリガーでもギリギリの飛躍が狙える」という言葉からは、自信というか、確信が溢れていますね。
「確信犯®」です。
発明塾の手法を、しっかりと自身のモノにできたぞ、使いこなして結果を出したぞ、という内なる声が聴こえてきますよね。

「後発」だけど「必然性」がある、「ひとりになってもやりたい」企画へ

またそのギリギリの飛躍が、個人的にずっと引っ掛かっていたある後発商品への進出に「必然性」を生み、トップ意向に関わらず新たな事業企画として「たとえ一人になってもやりたい」と思える、自分自身が腹落ち出来る企画提案になったと思っています。

個人的にずっと引っ掛かっていたある後発商品への進出」「トップ意向」とあるのが面白いですね。
個人的に邪推すると、要するに「上から、”これ(後発商品)について新規事業やって”と言われてずっと腑に落ちなかったけど、発明塾で企画してみたら凄くやりたい企画になった」ということですね。

こういうことは、よくあります
今回、そのトップの方がそこまで見抜いていたかどうかは不明ですが、一見「後発」に思える「お題」でも、「先読み」すれば良い新規事業の企画が出ます。
僕の経験上、多くのトップの方はそれなりの修羅場経験をして、文字通りの「地獄」を見ておられますので、そういうことがあり得ると理解されています。

例えば、「先行していたけど、驚くような新製品が出て負ける」というような経験も、よくありますよね。
それの「逆」をやればいいわけです。「死角」を突くわけですね。
これも発明塾式です。

特許情報から技術とお金の流れ市場と顧客の動きを理解し、未解決の顧客課題潜在ニーズにたどりつく、とはそういうことです。
他社がなぜやらないか/できないか、まで含め徹底的に調べあげて考えるので、後発であっても競争優位が構築できて勝てる企画、「たとえ一人になってもやりたい」「腹落ちできる」企画が出ます。

「ギリギリできそう」「必然性がある」「誰も気づいてない」「やりたい」という企画にたどり着く、「方程式」がちゃんとあるんです。
企業内発明塾とは、そういう場です。

発明塾の手法を繰り返し、思考ツールとして定着させたい

ただ、1テーマだけの検討で、発明塾の発想法や視点の変え方を自立して出来るようになるのは難しいとも思いますので、今後また新たなテーマで発明塾手法を反復・経験し、自分の思考ツールとして定着させていきたいと思います。

これまでのご指導有難うございました。

企業内発明塾に1回参加して企画を出したとして、果たしてその後、自分一人でできるようになるか?
これは過去の他の参加者のお声でも、度々話題になっていますね。
例えば、以下のお声です。

どの参加者さんも同じとは思いませんが、多くの参加者さんが、自分の力というより、
楠浦さんの力で企画が出来上がっている感触がある方が多いのではないでしょうか。
実際、私も1回目はそうでした。
今回は、2回目の参加でした。1回目の発明塾を通して、発明塾で私が重要だと思ったことは、
 ・最新の情報(特許とウェブ検索)を探せているのか
 ・今考えている案は、本当に今考えられる最善の形態か
 ・とことん企画書を突き詰めて考えられているか
の3点を常に自分に問い続けることでした。2回目の今回は、すでにこれがわかっていたので、
昨年度より自分の力で企画書を作り上げている感触がありました。
これが本当に驚いたことで、「もしかすると楠浦さんなしで、企画書が作れる?!」と小さな自信が芽生え始めています。

支援者経験も含め、数回の経験を経て全貌が理解できる、というのが多くの方の総意だと思われます。
企業内発明塾のプログラムや教材は、僕と過去参加者の膨大な成功事例・失敗事例にもとづいており、新規事業の企画提案について、後発参入/先発参入や先行特許網の突破を含め、ありとあらゆるパターンを網羅しています。
理解しきれなくても仕方ない部分もあるでしょうし、1回ですべてを理解する必要もありません。
そもそも、今回の自分の企画には不要だ、という内容もあります。

直感とは、過去の経験のかすかな記憶のことだ」と仰る投資家もいます。
まったく経験がないことは、そう容易には理解できないんでしょうね。
支援者として目の前でリアルタイムで見る、という経験も含め、なにがしかの経験がないと理解できない部分が発明塾には多々ある、ということでしょう。

現在の企業内発明塾とは異なる形式ですが、過去、数十回の討議を経験された方が、大手化学企業の企画部門にいらっしゃいます。
その方とは、多い時は毎週、少なくとも月に一度、半日の討議をさせていただいておりました。
何年か経った後に、「理解できたと思ったら、数ヶ月したら新しい考え方が出てきて、追い付けない」と仰っていましたね。

そういうものだと思います。
場面場面で、使う知識は異なりますので、それらをすべて経験するのはそもそも難しいんですね。
いろんな企画を考えていく中で、いずれ網羅されてくる。
そういうことです。

新規事業で悩んでおられる方は、ぜひ「企業内発明塾」で新規事業を検討し、日々の成功体験を通じて学びを深め、「たとえ一人になってもやりたい」「腹落ちできる企画にたどり着いていただければと思います。

楠浦 拝

 

 

★本記事と関連した弊社サービス

①企業内発明塾®
「既存事業の強みを生かした新規事業の創出」を支援するサービスです。技術マーケティングのプロである楠浦の直接支援により、BtoC、BtoBを問わず、あなたの会社の強みを生かした新規事業の企画を生み出せます。
例えば「ガソリン車の部品技術の新用途を医療・介護分野で創出」「スマートフォン向けの材料の新用途を食品分野で創出」など、次々に成果が出ています。

 

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「各企業がどんな未来に向かって進んでいるか」を具体例で理解できるので、新規事業のアイデアを出したい技術者の方だけでなく、優れた企業を見極めたい投資家の方にもご利用いただいております。週2回配信で最新情報をお届けしています。ぜひご活用ください。

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