TecchnoProducer は、「技術を生み出す人」という意味と「技術の価値を最大化する人」という意味の2つの意味を込めて名付けました。
前職の「SCIVAX」が「サイエンスの成果の価値を最大化する」(SCIence VAlue maXimization)を理念に掲げていたのですが、それを自分たちなりに再定義したものです。
単に生み出すだけでなく、その価値を最大化できる存在になり、またそういう人材を育成しようという意思表示であり、決意表明です。
設立当初から「特許情報分析」と「知財教育」の2つを事業領域にしていました。
特許情報を活用して、新たな機会を見つけられる人材を育てるには、知財教育が不可欠だからです。
ただ、この2つが結びつくには、かなり時間がかかりました。時代が早すぎたんですね。
幸運にも、SCIVAX時代に大変お世話になった投資家の方から、「ビル・ゲイツが出資している、面白い投資ファンドがある。知財と発明の仕事をするなら、彼らに会っておいた方が良い」と、Intellectual Ventures の日本の責任者を紹介いただきました。
彼らは、「将来有望なアイデアがあるなら、提案してくれれば特許化から特許ライセンス、あるいは研究開発や会社の立ち上げまで面倒をみますよ」という、非常に新しい考えの投資ファンドでした。
彼らの要求水準は非常に高く、大変なハードワークが要求される仕事でしたが、自分たちの手法の正しさを確認するよい機会だととらえ、まずは「特許情報分析を駆使して、発明を生み出せる」ことを、自分たちで改めて実践し実証することにしました。