いつもお世話になっております、TechnoProducer・商品企画担当の畑田です。
新規事業や商品企画では、自分が考えたアイデアを顧客に「否定されたくない」という気持ちから、なかなかヒアリングに踏み出せないことがあります。
しかし、最初のアイデアは「正解」である必要はありません。
顧客の反応を引き出すためのたたき台と考え、顧客の声をもとに仮説を検証し、企画を磨いていくことが重要です。
以前のコラムで、私の失敗談として以下の内容を公開しました。
①「自分ができる・やりたいもの」を企画して失敗していた
②答えを持っているのはお客さんだけで、自分でも上司でもないことがわかっていなかった(その後、ヒアリングを重ねてリカバリーできた)
この話に対し、企業内発明塾のOBの方から、まさに「アイデアを否定される怖さ」とどう向き合うかについて、温かいお言葉をいただきました。
今回はそのお声をご紹介しながら、顧客の声をもとに企画を磨いていく考え方と、「楠浦さんAI」を活用してアイデアを具体的なアクションにつなげる方法をご紹介します。
企画がなかなかうまくいかずに悩んでいる方の励みになれば幸いです。
まずは、いただいたお声をご紹介します。
結構難しいのが、他人が立てた企画なら「それ、あなたがやりたいこと・やれることを押し付けていませんか?」と当たり前に気づけるのに、自分ごとになった途端、途方に暮れるほど分からなくなることです。本当、不思議ですよね。
今でも私は「これ面白そう」「これなら作れそう」というアイデアを大量に出すことができますし、特に今はAIを使って爆速で資料化できてしまうので、なおさら作れてしまいます。後で見返すとあきれるほどの数の「自分本位なアイデア資料」が残っています(笑・涙)。
なので今の段階では、「アイデアが出てしまうこと自体はよしとして、数を出し切る」と割り切っています。その上で「本当にそうなの?」と検証・仕分けをするようにしています。結局は数をこなすしかない面もあるのかなと。
ただ、畑田さんの記事にある通り、「顧客が何を言うか」をジャッジの軸にすることは絶対です。自分の意見だけでは組織も他者も動かない、と強く戒めています。
人間ですから、「自分のアイデアが否定されたらどうしよう」と思うと、なかなか顧客に聞きに行けない心理はすごくよく分かります。手持ちのアイデアを大事にしたい気持ちも分かりますし、分かっている範囲(安心領域)で考える方が予測も効いてラクです。
しかし、その安心感の中からビジネスが成功するのは難しいのだと思います。
「分からないことが分かった!そこから新しいアイデアが生まれた!」というプロセス自体を喜びに変えられるマインドが必要だなと、改めて深く実感しました。(部品メーカー(東証プライム市場上場)企画部門・企業内発明塾OBの方 より)
※太字は弊社
このコメントを読んで、私自身も救われたのは、
”人間ですから、「自分のアイデアが否定されたらどうしよう」と思うと、なかなか顧客に聞きに行けない心理はすごくよく分かります。”
と書いていただいたことでした。
自分が必死に考えたアイデアを「いらない」と言われるのは、やはり怖いですよね。
特に、思いついたときに「これだ!」と思ったアイデアや、時間をかけて考えたアイデアが否定されると、がっかりします。
「否定されたくない」ので、「正直、お客さんに聞きに行きたくない」といった心理が働くのは普通のことだと、私も思います。
ただ、買うのはお客さんなので、結局のところお客さんに聞きに行くしかない、というのも事実です。
ですので、「否定されるのが怖くても、一歩踏み出して聞きに行けるマインド」を少しずつ育てることが大事なのだと思います。
「分からないことが分かった」と思えるようになると、少しずつ、お客さんに聞きに行くこと自体も楽しめるようになるかもしれません。
私がお客さんに提案を繰り返してわかったこととして、
「自分が考えたアイデアがそのまま採用される可能性は低い」
というのも事実なんですが、
「最初のアイデアがあるからお客さんの具体的な反応や話を引き出せる」
ということです。
それなりに考えたアイデアを提案すると、お客さんから
「それも面白いけど、こういうことはできないんですか?」
といった話を引き出せます。
結果的に全然違うアイデアになったとしても、最初のアイデアは「否定」されたわけではなく、コミュニケーションのたたき台としてちゃんと役立っていると思います。
また、アイデアを出すまでの検討は、次のアイデアを出す際にも役立ちます。
何一つ無駄にはならないと考えると、少し気楽にお客さんに聞きに行けるのではないでしょうか。
一歩踏み出すための手がかりになれば幸いです。
お声にもあるように、アイデアの資料化はAIで爆速でできるようになっています。
また、アイデア出しもAIに聞けばいくらでも出てきます。
そのため、有望なアイデアを絞り込んだり、磨くためのツールの重要性が増していると思います。
弊社の「楠浦さんAI」は、スジの良い新規事業のアイデアを具体化するために設計されており、私も商品企画で常に活用しています。
特に、アイデアは大量にあるけど具体的なアクションにつながらないという方は、ぜひお試しください。
「この人に、このアイデアを提案しに行きましょう」
という、次の具体的なアクションまで決めやすくなります。
▼「楠浦さんAI」サービス紹介ページ
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皆様からのご意見・ご感想も、ぜひお寄せください。
TechnoProducer 畑田
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畑田康司
TechnoProducer株式会社シニアリサーチャー
大阪大学大学院工学研究科 招へい教員
半導体装置の設備エンジニアとして台湾駐在、米国企業との共同開発などを経験した後、スタートアップでの事業開発を経て現職。個人発明家として「未解決の社会課題を解決する発明」を創出し、実用化・事業化する活動にも取り組んでおり、企業のアイデアコンテストでの受賞経験あり。その経験を会社の仕事にも活かし、「起業家向け発明塾」では起業に向けた発明の創出と実用化・事業化を支援している。
あらゆる業界の企業や新技術を徹底的に掘り下げたレポートの作成に定評があり、「テーマ別 深掘りコラム」と「イノベーション四季報」の執筆を担当。分野を問わずに使える発明塾の手法を駆使し、一例として以下のテーマで複数のレポートを出している。
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