◆書籍「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
拝読致しました。
特許解析をするのに、ぼーっとデータを眺めてグラフにまとめても、あまり意味がないな、と改めて実感しました。
ここ最近の特許解析ツール、AIの発達で、なんとなく見栄えの良いグラフやデータが作れてしまいます。
テキストマイニングとか、ベクトル解析とか、ちょっと変わったグラフの見せ方を社内で紹介すると、反響が良いのでつい多様してしまいますが、他社の発明者、知財担当者が、どんな戦略を練っているかは、やはり「特許を読む」ことで仮説を立て、彼らの想いを馳せることが重要だな、と思いました。
まとまった解析時間が作れないので、どうしてもミクロ解析(⇒最後は腰を据えて読む)ことに躊躇してしまいがちでした。
解析の解像度を上げる方法が、「文献を読む」の一辺倒でしかない場合、工数と仮説の精度との正にトレードオフです。
先立って受講した【開発テーマ企画・立案における特許情報分析の活用】で、発明のキーマン、および共同発明者にフォーカスして技術の流れをうまく掴む、ことを学びましたので、今回はこちらをぜひ実践してみたいと思います。
◆書籍「新規事業を量産する知財戦略: 未来を預言するアイデアで市場を独占しよう!」のご感想
弊社知的財産部の先輩に紹介してもらいました。当時、15年在籍した開発部門から本社の事業企画部門に移動になり、その先輩は私に普段から期待をかけてくださっていたので、紹介してもらいました
元々本はほとんど読まないタイプですがせっかく推薦頂いた書籍、何か意味があるかもしれないと思い、興味本位で購入しました。
68件の特許を取得する中で、あまり意味がない特許を出願、権利化してきた反省はありましたが、後半は開発対象の素材だけでなくビジネスモデルを意識した特許を出願、権利化でき、これからというときに、部署異動を命ぜられ、消化不良の日々を過ごしている中、楠浦さんの書籍を通して「自分がやっていたことは間違っていなかったんだ」と救われた気持ちになりました。
特許に軸足をおいた内容ではありますが「発明はビジネスモデル付きのアイデア」という点は新規事業創出には欠かせない考え方で、自分はもちろん、同僚にもこの考え方をベースにアドバイスというか議論しております
◆書籍「新規事業を量産する知財戦略: 未来を預言するアイデアで市場を独占しよう!」のご感想
書籍の中で触れられていた ”レオン自動機” 様は、弊社が理想形として考える企業の一つです
ここでしか読めない発明塾のノウハウの一部や最新情報を、無料で週2〜3回配信しております。
・あの会社はどうして不況にも強いのか?
・今、注目すべき狙い目の技術情報
・アイデア・発明を、「スジの良い」企画に仕上げる方法
・急成長企業のビジネスモデルと知財戦略