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新規事業・起業・投資の羅針盤 イノベーション四季報™
【2022年秋号】フードテック解体新書

執筆:畑田康司 監修:楠浦崇央

電子書籍 価格(税込): 770円 販売 : Kindle
ペーパーバック(紙の書籍) 価格(税込): 2,310円 販売 : Amazon
発売日:2022/11/16 ページ数:91ページ (ペーパーバック換算)

※社内配布(PDF形式)をご希望の場合、法人一括契約を承っております。「お問い合わせ」よりご連絡ください。
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本誌の内容

「食品や農業はイノベーションが起きにくい分野である」
「食品事業と自分の分野は関係ない」

そう思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実は食品・飲料業界はバリューチェーン全体で「100年に一度の大変革」が訪れており、
多くの業界に影響を及ぼす「フードテックの大変革」の流れを知っているかどうかで、次の変化の波に乗れるか否かが分かれるでしょう。
その影響は食品・飲料業界だけでなく「機械加工技術」「培養技術」「材料技術」「製造管理のIoT技術」など、さまざまな業界へと波及しています。今後もこの流れは加速していくものと思われます。

イノベーション四季報《2022年秋号》は、食品・飲料業界のイノベーションを読み解く「フードテック解体新書」
食品業界・フードテックの「モノづくり」と「コトづくり」を特許情報分析により徹底的に解剖しました。
フードテックが開く5年後の世界を一足先にお見せいたします。

あなたのビジネスや人生の「ワクワクする未来」のためにお役立ていただければ幸いです。

トピックス

・特許から読み解く5年後に売れる代替タンパク質の製造工程
・「脱炭素」「健康」の両立に向けた食品業界の変革
・一見平凡な食品技術で強い特許を取る花王の戦略
・「持続可能な農業」と「儲かる農業」の両立に成功したスタートアップのビジネスモデル

・比較分析
 「飲料でトップを走り続けるコカ・コーラ」と「食品にシフトするペプシコ」
 「変化に適応する王者ネスレ」と「選択と集中で善戦するダノン」

調査対象企業・組織

ネスレ、ダノン、ペプシコ、コカ・コーラ、サントリー、花王、日清食品、ミルボン、ユニリーバ、International Flavors Fragranceses(IFF)、Impossible Foods、Beyond Meat、Meati Foods、Novameat、Redefine Meat、Motif Food works(モティフ・フードワークス)、Upside Foods(元Memphis Meats)、Mea Tech 3D Ltd.、Mosa Meat、インテグリカルチャー、Innocent Meat、Califia Farms(カリフィア・ファームズ)、Ripple Foods(リップル・フーズ)、Kite Hill(カイトヒル)、Aspire Food Group、Essento、Ynsect、Sophie’s BioNutrients、Nestle Institute of Health Science:NIHS、ネスレ・ヘルス・サイエンス(Nestle Health cience;NHSc)、ネスレリサーチセンター(Nestle Research Center : NRC)、Nestlé Institute of Packaging Sciences、Nestlé nstitute of Food Safety & Analytical Science、Nestlé Institute of Agricultural Sciences、ネステック(Nestec SA)、Société des Produits Nestlé SA、Joyn Bio、Pivot Bio、Indigo Ag

目次

0. 本資料のサマリー

1. 食品業界を変革する代替タンパク質の最前線

  1. 代替タンパク質市場の概観と、背景にある「脱炭素」「ヘルスケア」の課題
  2. 代替タンパク質の進歩を支える技術とイノベーションの事例
  3. 代替肉・培養肉の製造プロセスを特許から読み解く
  4. 補足資料:代替タンパク質関連企業の一覧

2. ネスレ、ダノン、ペプシコ、コカ・コーラのイノベーション戦略比較

  1. 世界トップメーカー4社の経営戦略比較
  2. 4社のイノベーション戦略を特許から読み解く
  3. 補足資料:4社の特許情報分析の詳細データ

3. 花王のプレシジョン・ライフケア構想とサントリーに影響を与えた特許戦略

  1. 花王のプレシジョン・ライフケア構想
  2. 構想実現に向けた日清・ミルボンとのオープンイノベーション
  3. サントリーに影響を与えた花王の特許戦略

4. 世界トップとSDGs達成の両立を目指すネスレのイノベーション戦略

  1. ネスレの事業カテゴリーとSDGs達成に向けた研究開発体制
  2. SDGs達成に向けたネスレのイノベーション事例
  3. 補足情報:ネスレの買収・提携先と背景にある戦略

5. SDGs達成に向けたダノンのイノベーション戦略

  1. ネスレに負けない事業をつくるダノンの経営戦略とSDGs達成への取り組み
  2. ダノンのイノベーション事例を特許から読み解く
  3. 「腸内細菌による脳の発育促進」に関するダノンの論文・特許を深掘り
  4. 補足情報:ダノンの買収・売却・提携先

6. リジェネラティブ農業の本質とIndigo Agのスジの良い新規事業

  1. リジェネラティブ農業の背景にある近代農業の課題と具体的な解決手段
  2. 新たな窒素固定細菌を創出するJoyn BioとPivot Bio
  3. リジェネラティブ農業を「儲かる農業」に変革するIndigo Ag

本資料のまとめ・振り返り

図表目次 (全56図表)
図表1 代替タンパク質のカテゴリーと主な関連企業の例
図表2 代替タンパク質の消費量の増加予測
図表3 代替タンパク質のコストが一般的な肉と同等になるタイミングの予測(BCGレポート “Food for Thought : The Protein Transformation” p5のグラフに和文追記)
図表4 畜産の品目ごとの、1000kcalの生産に要する土地利用面積と温室効果ガス(GHG)排出量の比較(Eshelら, 2014のデータを元に作成)
図表5 代替肉・培養肉のイノベーションに関連した技術の例
図表6 Mea Tech 3Dの製造プロセス概要図(2022年の投資家向けプレゼン資料より)
図表7 代替肉を使ったハンバーガーの組成(JP2020202861Aより)
図表8 JP2022025068Aに記載されたヘムの生合成経路
図表9 Upside Foodsの培養装置の外観(US11344050B2のFig.7に追記して作成)
図表10 培養装置の断面図(US11344050B2のFig.17に追記して作成)
図表11 培養肉の製造プロセス(US11344050B2のFig.19に追記して作成)
図表12 代替タンパク質関連の大企業
図表13 代替肉スタートアップ
図表14 培養肉スタートアップ
図表15 その他の代替タンパク質関連スタートアップ、企業
図表16 ネスレ、ダノン、ペプシコ、コカ・コーラの売上高と内訳の概要(各社のAnnual Report 2021のデータを元に作成。為替レートは米国FRBの2021年12月30日のデータを参照し、米ドルに換算)
図表17 営業利益ベースでのペプシコとコカ・コーラの事業ごとの内訳と利益率の比較
図表18 食品・飲料4社とGAFAMの総売上高の推移(※Morningstarのデータを元に作成。為替レートは米国FRBの2021年12月30日のデータを参照し、米ドルに換算)
図表19 4社の特許出願件数と技術分野(分析ツール:LENS.ORG)
図表20 ネスレとダノンが競合する技術分野の例
図表21 ペプシコとコカ・コーラが競合する技術分野の例
図表22 US11019837B2の請求項1の記載内容
図表23 ペクチンとキサンタンガムの名称と分子量(US11019837B2のTable1, 2に追記して作成)
図表24 ペクチン、キサンタンガムの添加による粘度と摩擦係数の変化のモデリング結果(US11019837B2のFig.16に追記して作成)
図表25 ネスレとダノンが出願する特許のCPCトップ5(分析ツール:LENS.ORG、出願時期、出願人は前出の分析と同様)
図表26 ペプシコとコカ・コーラが出願する特許のCPCトップ5(分析ツール:LENS.ORG、出願時期、出願人は前出の分析と同様)
図表27 花王の事業セグメント再編の概要
図表28 花王のプレシジョン・ライフケア構想のイメージ図(花王のプレシジョン・ライフケア構想説明会の資料を参考に作成)
図表29 利用者の活動データから疾病を予測するシステムのフローチャート(JP6864460B2より)
図表30 アトピー性皮膚炎に関連する遺伝子とRNA発現量(JP2022016416Aの表1-1に追記して作成)
図表31 花王によるパラメータ特許の取り方のイメージ
図表32 サントリーの特許JP5382754B2の請求項1,4の記載
図表33 ネスレの事業カテゴリーと2021年の売上(ネスレのAnnual Review 2021を元に作成)
図表34 ネスレの主な研究開発組織と子会社(ネスレHPの情報を元に作成)
図表35 ネスレ特許出願人となっているグループ会社(特許情報などを元に作成)
図表36 各SDGs目標に関連したネスレのイノベーションの例
図表37 ネットゼロ酪農のイメージ(U.S. Dairy Net Zero Initiativeの資料の図に追記して作成)
図表38 2016年以前のネスレの買収・提携先
図表39 2017年以降のネスレの買収・提携先
図表40 ダノンの事業カテゴリーと関連するSDGs目標
図表41 土壌中の炭素量増加による効果の記載(ダノンのリジェネラティブ農業資料より)
図表42 バイオマスを分解し、バイオ炭として土壌に供給するシステムの概要(マイクロソフトの2021年の脱炭素レポートより)
図表43 ダノンの事業カテゴリーごとの特許技術の例
図表44 ダノンの事業カテゴリーごとの主な出願人リスト
図表45 良好な腸内細菌叢による健康増進効果の例(NutriciaのHPの図に追記して作成)
図表46 腸内細菌叢と脳の相互作用(Keunenら,2015の図に追記して作成)
図表47 神経細胞の概略図
図表48 ダノンの買収・投資一覧(2017年まで)
図表49 ダノンの買収・投資一覧(2018年以降)
図表50 近代農業が温室効果ガス排出の原因になる仕組みの例(農研機構の資料を参考に作成。畜産関連の排出等については割愛)
図表51 リジェネラティブ農業のアプローチの例(Regenerative Organic AllianceのHPなどを参考に作成)
図表52 Joyn BioとPivot Bioのアプローチの概要
図表53 Pivot Bioの微生物創出プロセスの例(JP2020506681Aの図17に追記)
図表54 種子と微生物を混合し、コーティング種子をつくる様子(Indigo AgのHPより)
図表55 Indigo Agが新たに構築したシステムの概要
図表56 Indigo Agの事業のビジネスモデル図
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執筆:畑田康司 監修:楠浦崇央

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イノベーション四季報™とは

「イノベーション四季報™」は、世界のイノベーション動向を「お金の流れ」と「技術の流れ」の両面から読み解きます。

新規事業創出や起業によりイノベーションを起こしたい新規事業担当者・起業家の皆様、優れたイノベーションに投資したい投資家の皆様に、その「羅針盤」となる情報をいち早くお届けすることを目的に作成しております。

こんな方におすすめです
✓ 新規事業創出や新製品のアイデアを探している新規事業担当者の方
✓ 起業によりイノベーションを起こしたい起業家の方
✓ 優れたイノベーションに投資したい投資家の方
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執筆者プロフィール
畑田康司の顔写真

畑田 康司 (弊社シニアリサーチャー)
九州大学大学院:生物資源環境科学修士、東京大学大学院:農学生命科学修士。東京大学大学院所属時に「発明塾」に参加し、2件の発明が賞金獲得。
卒業後、生産設備メーカーで機械設計・開発を行う。「発明塾」での特許調査、特許分析や発明創出の経験を生かし、社内の知財教育セミナー主催、発明提案を行う。台湾に2年間駐在と米国・マレーシア等への長期出張を経験し、海外顧客の生産現場に入り込んでの装置改善に取り組む。
2019年よりTechnoProducer株式会社 シニアリサーチャーに就任。

監修者プロフィール
楠浦崇央の顔写真

楠浦 崇央 (弊社代表・発明塾 塾長)
新規事業創出の支援と発明・知財教育の二つのサービスを通じて、「100年続く事業」の創出と、それを達成する人材の育成を行う、TechnoProducer株式会社の代表取締役CEO兼「発明塾」塾長。
TechnoProducerはこれまでに一流企業を中心に300社以上の新規事業や知財戦略を支えてきています。また、楠浦自身、アメリカの発明投資ファンドからアジアのトップ発明家8人に選ばれた、発明家でもあります。

読者の声

読者の方からいただいたレビューです

弁理士法人IPX 代表弁理士CEO 押谷 昌宗 様

2023.11.01

◆「イノベーション四季報」のご感想

マイクロソフトの経営戦略(イノベーション四季報・特別編)

時代の「先読み力」を鍛えてそれを実行するとともに、オープンなコミュニティを形成できた要因の一つに知財戦略の大胆な転換があったことが興味深いです。
このような戦略転換は「目的」を持って行わないと成功しないところ、全社レベルで「目的」を共有できていることに驚きました。
AIの普及による脱炭素の予見など、「先読み力」について興味がある方にお勧めの一冊です。

日本橋知的財産総合事務所 代表弁理士 加島先生

2023.10.25

◆「イノベーション四季報」のご感想

マイクロソフトの経営戦略(イノベーション四季報・特別編)

一番の驚きは、やはりマイクロソフトが生成AIに深く関わっていることが明瞭に分析されていたことでした。 AIと独占契約を結べたのも、世界ダントツトップのデータセンター網を構築してハード面の整備を図ったこと、そして脱炭素化やSDGs達成もデータセンター網の構築につながっていることを初めて知り、マイクロソフトの次世代に向けての布石が着々と打たれていることに感銘しました。
マイクロソフトの次の一手を丸裸にするような本書を読んで次世代のビジネスを狙うスタートアップへの支援に参考になるような知見を数多く得ることができました。
本書を多くの人に勧めていきたいと思います。

ベンチャーキャピタル勤務の方

2023.08.25

◆「イノベーション四季報」のご感想

マイクロソフトの経営戦略(イノベーション四季報・特別編)

他社(Meta、Netflix)との具体的な提携事例が示されており、マイクロソフトが近年行ってきたオープンイノベーションのための特許戦略がより理解できました。
また、マイクロソフトは日本ではITの文脈で語られることが多い企業ではありますが、本書にあるように「脱炭素化」にとても注目している企業です。マイクロソフトの脱炭素戦略について、短いながらも良くまとまっており、脱炭素技術への事業投資に興味を持っている企業には一読をお勧めします。

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執筆:畑田康司 監修:楠浦崇央

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