◆「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
楠浦先生の「特許情報と株式投資を結びつける」という視点は斬新であり、特にCovidやトランプ政権などの外的要因で市場の変動しすぎてしまう現在においては、どのタイミングの特許とどの株価を結びつけて評価するのか難しい点もあるのではないかと感じましたが、企業の技術投資の姿勢を特許情報から読み取ることは非常に有意義な視点であり、実際の業務にも役立つものでした。
私は競合他社のウォッチを担当しておりますが、競合企業から特許の同じテーマで複数の出願がある場合、それが戦略的な動きなのか、それとも年度末の調整による出願なのかを議論することがよくあります。そのような場面で、以下の指摘は非常に示唆に富み、大変参考になりました。
- 「面倒くさくて特許網をすり抜けるのが面倒になる」(P29)
- 「知財、特許を徹底する企業は、他も徹底する」(P35)
- 「発明者が一人でなく複数の場合、組織的な活動、つまり企業として本気である」(P57)
- 「組織的に行われているか、継続的に行われているか、集中的に行われているか、徹底的に行われているか」(P90)
また、過去に競合企業の分割出願の履歴を調査したことがありましたが、本書を通じて楠浦先生が分割出願の重要性を強調されていることを改めて認識し、より深く取り組むべき課題だと感じました。
- 「分割出願を見れば、コア技術や競争力の源泉が!」(P142)
- 「国際出願の『固め出し』特許は要注意」(P143)
→ 企業が何を独占しようとしているのかを読み取るための重要な視点
- 「数パターンの特許分析でまずは仮説を出す」(P148)
→ 分割出願・国際出願・固め出し特許を優先的に調査することで、企業の技術戦略を深く理解できる
このような視点を改めて学ぶことができ、大変勉強になりました。
◆「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
弊社でも知財戦略というワードは耳タコぐらいに一日に何度も飛び交っていますが、戦略って一体なんだろと思っていました。
p567に記載されている「アイデア」「発明」「知財」「技術」「人材」「組織」が七位一体となって中長期的に儲かる仕組みを考えることだと、理解しました。
それでもまだふわっとした理解ですが。
◆「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
新規事業を検討する立場にありますが、特許を基点にビジネスを再構築することを考えていたときに、こちらの書籍に出会いました
読んでみると、大変興味深く、数多くインスパイアーされる機会になりました
◆「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
本を読んで、日常的に業務で感じていたことでもう一歩踏み込みが足りなかった点や自分達がこう感じてるんだから相手方にもこう感じさせるにはこうすれば良いのではという点が分かりやすく書いてあり、とても参考になりました。
◆「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
他社における特許の活用方法について興味があり書籍購入しました。
読了後は、特許から会社の意志や未来が理解できることが良く解りました。
また技術と特許の関係性や戦略がとても参考になりました。
ありがとうございました。
◆「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
情報分析の知識を得ることを目的に購入しましたが、各社の特許出願戦略の分析を通じて、自社の特許出願戦略を考えるヒントの方を得ることができました。
私が今まで戦略なく出願していたことを痛感しました。事業戦略を成功させるための知財を作るということに知恵を絞っていきたいと思いました。
◆「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
発明者に着目する分析は出来ていませんでした。
発明者をグルーピングしていくことで、量産向けなのか先物なのかを判断できたり、人材をどこに集中させているのかを可視化することが出来るようになりました。
◆「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
特許情報についてはとても敷居の高いものに感じていましたが、わかりやすいご説明で多少身近に感じることができました。
グレイステクノロジーのことが書かれていましたが、上場廃止になって既になくなっているのかと思っていましたが、会社は存続しており、そうである限りは特許も残り、また復活の可能性はありそうですね。
あるいは有益な特許を持っている限り、買収される可能性もありそうですし。
これまで数字として現れている資産ばかり見ていましたが、新しい視点をいただきました。ありがとうございました。
◆「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
投資と特許の関係がとても分かり易かった。特に5章が参考になった。
◆「長期投資に役立つ特許情報の読み方 〜『Patent Information For Victory』出版記念講演」のご感想
昨日の「長期投資に役立つ特許情報の読み方 「Patent Information For Victory」楠浦崇央様 出版記念講演」聴講させて頂きました。
書籍の方も読んでましたので、内容はすんなり入ってきました。
書籍を読んでの感想も含まれますが、少し私の感想をお伝えします。
先日のメールでも書きましたが、私は今R&D部門での知財推進業務をやっていますので書籍の内容は全体通して「うん、そうだよね。分かる分かる。」でした。
以前にもお話ししたかもしれませんが、企業の中で知財業務をやっていて投資家視点で日々の業務やアウトプットを考えているか?というとそうではないので投資家視点で自分たちの業務を振り返ってみるのは改めて良いなと思いました。
もちろん弊社内にもベンチャー投資やM&Aに関わる部署もあるので、楠浦さんほど徹底しているかはさておき投資家視点で特許を分析している人はいると思います。
私の業務と関連しているところとしては、外から自社を見て「えげつない」知財戦略、日々の特許創出ができているかは考えてみたいと思いました。
書籍にもありましたが、「一人一件特許出せ!」みたいなのは弊社でもまだあったりします。
それの賛否も当然あるわけですが、仮に「一人一件特許出せ!」を推し進めるのならば、単なる「思い付き特許」や「継続性のない特許」など投資家視点であまり面白くないようなことにならないようにはどうしたらいいかとか考えてみたいと思いました。
紹介されている特許分析手法については知財関係者ならだいたい知っていることですが、発明者数(新規)、IPC・FI・Fターム数(新規)で見ることはなかったので、良い視点ですね。
私は常々色んな人に知財に興味を持って欲しいと思っているので、今回の講演や書籍は「投資と特許」を絡めたキャッチ―な内容でもあるので、是非いろんな方に紹介したいなと思っています。
ストレートに「特許情報って投資に使えるんだ」でもいいし、「なんだか特許って面白いな」と思うきかっけでもいいですしね。
逆に知財関係者なら投資に関してはアドバンテージありますよね。業務外&業務利用ソフトは使えないけど、やり方・考え方は紹介してもらったのだから。
特許は「経費」ではなく「投資」であるというフレーズも良かったです。経営者層にも読んで欲しいと思いました。
◆書籍「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
『Patent Information For Victory』を拝読させていただきました。
以下、長くなってしまいますが、本書を読んだ理由と感想を書かせていただきます。
私は理工系の修士1年生で、将来は知財職に就こうと思っています。
その理由の一つに、特許に慣れることで個人的な投資に活かせるのではないかという考えがありました。
本書の発売を楽しみにしておりました。
実際に読んで、特許情報を投資に活かす方法を知ることができたとともに、特許をさらに好きになりました。
読む前は短期的な投資をイメージしていましたが、本書を通じて、特許分析の大きな目的が「イノベーションを生み出す組織能力があるかを評価すること」だという点に納得し、長期的な投資視点に変わりました。
これからさらに読み込んで、本書に散りばめられている投資への切り口や視点、分析手法を整理していきたいと思っています。
とにかく、他にない自分が求めていた内容が詰まった本でした。
素晴らしい本をありがとうございます。
◆書籍「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
特許 × 株式投資って本は今までなかったと思いますので新鮮でした。
また、「企業の過去から現在までの発明やイノベーションの歴史が書かれている。特許を読み解くことができれば、企業の知財活動の全貌や企業の実態をを把握できるようになり、その企業の「未来」が予測できるようになる。」も今までそういう発想が私にはなかったので新鮮でした。
日本政策投資銀行では、顧客企業の情報収集の一環として「特許価値分析サービス」を提供し、特許価値分析で得られた結果を起点とした経営・事業戦略コンサルティングを実施しているのに、つながりました。
◆書籍「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
私は化学メーカーで開発職をやってます。業務として、自社の技術が他者特許を侵害していないかチェックするのですが、この業務がとにかくつまらない。苦行でした。
この経験から自分にとって特許はつまらない読み物でした。
学術論文に比べて華やかさがないし、読むのが辛くなるような表現ばかりです。
一方で、他社の開発の様子を知ることの難しさも感じていたタイミングでちょうどこの本を読みました。
それ以来今まで何をやっていたんだと思うほど、特許を読むのが面白くなりました。
また、自分自身が特許を出す際にも、クレーム範囲の取り方などについて、考え方が変わりました。
本当に読んで良かったです。
◆書籍「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
本書では「特許情報による株式投資の成功方程式」を謳っているが、そこで使われている"特許情報の活かし方"は株式投資だけではないというのが感想である。
特許情報から、成長しそう(業界で勝てそう)な企業の目星が付くということは、自社や自身の企画が勝てそうかを議論できるということでもあるし、勝てる企画は何を押さえているかという学びにも繋がる。
◆書籍「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
読みやすい文章に、かつ、ところどころ楠浦さんの口調が入っているという文体が、とても読みやすく、専門的な部分もあまり止まらずに読めました。
何より、学生時代にお世話になっていた頃のことを思い出せたこと、が貴重でした。
まだしっかり読み切れていないので、繰り返し読んだり、他の人に共有したりしながら、理解していきます。
◆書籍「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
特許情報の投資への活かした方が気になり本書を手に取りました。
特許情報から先を見るのは簡単ではないと思いましたが、企業が力を入れている点の把握やIR情報の裏付け取りには知財素人でも使える可能性を感じました。
◆書籍「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
他の本には載っていない、貴重なノウハウがたくさん記載されていて大変参考になりました。
特に特許を読み解くポイントから仮説構築(言語化)までの流れが具体的にわかりやすい言葉で書かれており、自分でも実践、習得してぜひ日々の業務で役立てたいと思いました。
◆書籍「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
前作(新規事業を量産する知財戦略 未来を預言するアイデアで市場を独占しよう!)に引き続き、非常に面白く、かつ、参考になりました。
◆書籍「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
知財価値を最大限にビジネスに生かすための手法が多く記載されており、大変役に立つ内容になっていました。
◆書籍「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
楠浦様の出版書籍ですが、知財に関して馴染みの無い方でも、事業に知財を活用したい場合に読むと、効果的/効率的(余計な知財制度を知らなくとも)に把握でき、利用できるものとして、これまでに無かった書籍と感じました。
投資家に対しても書かれているようですが、企業で事業を好転したいと考えている事業部・企画部、研究開発部、関連部署と連携したいと考えている知財部には、絶好の教科書と感じました。
以前所属した企業の知財部、関係部署には是非読んでもらいたい(手許に置いて)と考え、知財部担当者宛てに一冊、知財部門~関係部門宛てに一冊の計2冊購入し、渡したところ、(少なくとも知財部門からは)弊職と同様の感想をもらえています。医療分野では、テルモや朝日インテックの戦略にも触れられ、その的確さにも驚いています。
企業の状況を把握する上で、投資家はIR情報には眼を通しますが、そこにはインサイダー情報も懸念されるので、開発状況は詳しく書くことができません。そこのところを特許情報や発明者分析で補えること、具体的な事例で解説してあり、分析だけでなく、CGCの観点から、スチュアードシップ・コードや投資家とのエンゲージメントのため、知財部門でも仕掛けをつくることの重要性も認識させられました。未だ未だこれまでの知財書籍には無かった感想は限りが無いのですが、またの機会に触れさせて頂きます。
◆書籍「Patent Information For Victory ~「知財」から、企業の“未来”を手に入れる!~」のご感想
拝読致しました。
特許解析をするのに、ぼーっとデータを眺めてグラフにまとめても、あまり意味がないな、と改めて実感しました。
ここ最近の特許解析ツール、AIの発達で、なんとなく見栄えの良いグラフやデータが作れてしまいます。
テキストマイニングとか、ベクトル解析とか、ちょっと変わったグラフの見せ方を社内で紹介すると、反響が良いのでつい多様してしまいますが、他社の発明者、知財担当者が、どんな戦略を練っているかは、やはり「特許を読む」ことで仮説を立て、彼らの想いを馳せることが重要だな、と思いました。
まとまった解析時間が作れないので、どうしてもミクロ解析(⇒最後は腰を据えて読む)ことに躊躇してしまいがちでした。
解析の解像度を上げる方法が、「文献を読む」の一辺倒でしかない場合、工数と仮説の精度との正にトレードオフです。
先立って受講した【開発テーマ企画・立案における特許情報分析の活用】で、発明のキーマン、および共同発明者にフォーカスして技術の流れをうまく掴む、ことを学びましたので、今回はこちらをぜひ実践してみたいと思います。
◆書籍「新規事業を量産する知財戦略: 未来を預言するアイデアで市場を独占しよう!」のご感想
弊社知的財産部の先輩に紹介してもらいました。当時、15年在籍した開発部門から本社の事業企画部門に移動になり、その先輩は私に普段から期待をかけてくださっていたので、紹介してもらいました
元々本はほとんど読まないタイプですがせっかく推薦頂いた書籍、何か意味があるかもしれないと思い、興味本位で購入しました。
68件の特許を取得する中で、あまり意味がない特許を出願、権利化してきた反省はありましたが、後半は開発対象の素材だけでなくビジネスモデルを意識した特許を出願、権利化でき、これからというときに、部署異動を命ぜられ、消化不良の日々を過ごしている中、楠浦さんの書籍を通して「自分がやっていたことは間違っていなかったんだ」と救われた気持ちになりました。
特許に軸足をおいた内容ではありますが「発明はビジネスモデル付きのアイデア」という点は新規事業創出には欠かせない考え方で、自分はもちろん、同僚にもこの考え方をベースにアドバイスというか議論しております
◆書籍「新規事業を量産する知財戦略: 未来を預言するアイデアで市場を独占しよう!」のご感想
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