【要約】
今回のコラムでは、企業内発明塾に参加された食品メーカーの商品開発担当者のお声を紹介します。
特許を読むことにも不慣れで、自分一人では何もできないと悩んでいた方が、3か月の試行錯誤を通じて、自らテーマを決め、企画を完成させました。
特に印象的なのは、異分野の知識がつながり、「わかる」ことが増えていく楽しさを実感されたこと。
知財を読む力を身につけながら、自分で考え、決め、行動する力を育てる発明塾の取り組みを紹介します。
TechnoProducer株式会社/「発明塾」塾長の楠浦です。
今日は、企業内発明塾参加者/月額顧問サービス利用者/発明塾8週間集中パッケージ受講者のお声とともに、「発明塾で何をどう教えているか」を紹介します。
お声シリーズ、久しぶりですね(笑)。
「思うところ」があって、コラムのスタイルをリニューアル中です。
何が「思うところ」なのかは、またどこかに書きます(笑)。
今回は、企業内発明塾に参加された「食品メーカー商品開発部門」の方からいただいた
”自分一人では何もできないことに悩んでいました。”
”知識がつながって「わかる」ことが増えていく楽しさを実感”
”知識やスキルを身に着けて、提案を完成させたという大きな自信になりました”
とのお声を取り上げ、発明塾の指導内容や考え方を紹介します。
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特許を読むことにも不慣れだった方が、どのように「知財を読む力」を身につけ、自らテーマを決め、企画提案をまとめるに至ったのか。その過程で得られた学びや変化にも触れていきます。
長文なのですが、一気に行きます(笑)。
いろいろ書いてみてわかりましたが、分けると熱量が下がるんですよね(笑)。
こういうのは、結局は熱量が一番大事(笑)。
お声をくださった参加者の方にも一気にフィードバックしたいので、長文おつきあいくださいませ(笑)。
では、本題へ。
==お声、ここより
【発明塾を受講しての感想】
発明塾を受講する前は、特許を読むことにも不慣れでした。
以前、社内の事業提案活動に参加した際も、先輩についていくのが精一杯で、
自分一人では何もできないことに悩んでいました。
そんな中で、知財の知識を身につけて開発業務に活かしたい、
そして自分自身を成長させたいという思いから、受講を決意しました。実際にプログラムが始まると、通常業務と並行して進める大変さもありましたが、
毎週の討議を通じて進むべき方向性を確認することができたため、何とか3か月で提案という形にまとめることができました。特に印象に残っているのは、KSQの重要性です。
私は同じことを繰り返し考えたり、途中で脱線してしまったりすることが多いのですが、
悩んだときにKSQに立ち返ることで、「これは本来考えるべきことではない」と少しずつ判断できるようになりました。また、自分でテーマを決めることも苦手で、テーマ立案にはかなり時間がかかりました。
しかし、その過程で当初の目標であった「知財を読む力」を身につけることができただけでなく、
異業種の技術に触れることの大切さも学びました。受講後は、部内の討論会などでも自然とGoogle Patentsを開くようになり、
知識がつながって「わかる」ことが増えていく楽しさを実感しています。
今後は、この学びを成果につなげられるよう、さらに検索スキルを磨いていきたいと思います。
(「楠浦さんならどう考えるか」を常に意識してやっていこうと思います。)本日で一つの区切りを迎えましたが、本当に大変なのはこれからの検証だと感じています。
発明塾で学んだ考え方や進め方を活かし、効率的かつ戦略的に検証を進め、成果につなげていきたいと思います。このたびは貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。
【受講を迷われている方へ】
私は受講前、私のレベルで受講して意味があるのか?恥をさらすのではないか?と不安で足踏みしていました。
実際にプログラムは不慣れなことばかりで頭を作り替える必要があるため、非常に大変でしたが、
知識やスキルを身に着けて、提案を完成させたという大きな自信になりました。
一歩踏み出してみて良かったと思っています。
ぜひスキル不足で悩まれている方も、非常に手厚くサポートくださる(一緒に脳を作り替えてくださいます)ので、
挑戦してみてください。==お声、ここまで
では、いつも通り、一つひとつ見ていきますね。
発明塾を受講する前は、特許を読むことにも不慣れでした。
以前、社内の事業提案活動に参加した際も、先輩についていくのが精一杯で、
自分一人では何もできないことに悩んでいました。
そんな中で、知財の知識を身につけて開発業務に活かしたい、
そして自分自身を成長させたいという思いから、受講を決意しました。
企業内発明塾参加者の大半は、参加するまでは特許をほとんど、あるいは、まったく読んだことがない、という状態です。
いつも言うのですが、特に問題ありません(笑)。
僕も、そうだったからです。
そして、学生向けに発明塾をはじめた時、来てくれた学生さんもそうでした。
最短距離である程度読みこなせるようになる道筋が、わかっています。
そもそも語学と同じで、普段読んでないモノがスラスラ読めるわけもありません(笑)。
これは、僕が英語の講師だったので、よくわかっています(笑)。
「過去に社内の提案活動に参加した際、先輩についていくのに精いっぱいで、自分では何もできないことに悩んでいた」とのこと。
そもそも、特に「創造的な活動」には、必ずと言っていいほど、その人自身の「自分のペース」が重要なので、誰かに合わせる必要はないんですよね。
だから僕は、「チームで提案」ではなく、「チームで助け合いつつも、ひとり1件」にしているんです。
これは、学生向け発明塾で、150名以上の学生さんに取り組んでもらいながら、何度も試行錯誤して、たどり着いた答えです。
僕はそのような事情は知りませんでしたが、この方のペースで進めていただいて、後述の通り素晴らしい成果(企画案)を手にしていただきました。
躓いたり、悩んだり、行き詰ったり、は、当たり前なんですよね。
その人のペースで、納得いくまで取り組んでもらうからこそ、よい結果が出る。
これが、発明塾の手法であり、僕の仕事のポリシーです(笑)。
実際にプログラムが始まると、通常業務と並行して進める大変さもありましたが、
毎週の討議を通じて進むべき方向性を確認することができたため、何とか3か月で提案という形にまとめることができました。特に印象に残っているのは、KSQの重要性です。
私は同じことを繰り返し考えたり、途中で脱線してしまったりすることが多いのですが、
悩んだときにKSQに立ち返ることで、「これは本来考えるべきことではない」と少しずつ判断できるようになりました。
企業内発明塾では、皆さん「通常業務」の傍ら、新規事業や新商品、研究テーマの企画提案に取り組んでいただいています。
通常業務があるから、よい部分もあります。
「言いわけ」が、出来ますからね(笑)。
専任だと、「忙しい」とは言えませんから。
逃げ道も大事です(笑)。
人間だもの(笑)。
何ごとにも、メリット・デメリットがあります。
通常業務の中からの気づきが、新たな提案に結びつくこともある。
通常業務で大きな組織に属しているから、いろいろな情報が入ってくる、なんてこともありますしね。
この方は「KSQ」(発明塾の造語)の重要性を指摘していますね。
KSQとは、「ある局面で成果を出す(Success)ために問うべき、カギ(Key)になる問い(Question)」のことです。
Key Success Question ですね。僕の造語で、商標です。
これも、丸暗記しても意味がなくて(笑)、自分にとって使いやすいもの、自分が苦手な局面のものを使いながら「体にしみ込ませていく」ものなんです。
そもそも、僕が普段使っている問いと、学生向け発明塾で学生が行き詰るたびに僕が問うたことを、体系化したもので、「僕の体からしみ出したもの」(笑)ですからね。
使ってないものは、覚えても使えません。
いろいろ悩んで、何度も使ったものは、覚えようとしなくても体に染みついています。
僕の場合は、毎日使っている「楠浦さんAI」(楠浦向けの特別仕様版)が、覚えちゃってますね(笑)。
また、自分でテーマを決めることも苦手で、テーマ立案にはかなり時間がかかりました。
しかし、その過程で当初の目標であった「知財を読む力」を身につけることができただけでなく、
異業種の技術に触れることの大切さも学びました。受講後は、部内の討論会などでも自然とGoogle Patentsを開くようになり、
知識がつながって「わかる」ことが増えていく楽しさを実感しています。
今後は、この学びを成果につなげられるよう、さらに検索スキルを磨いていきたいと思います。
(「楠浦さんならどう考えるか」を常に意識してやっていこうと思います。)
自分でテーマを決めることも苦手で、テーマ立案にはかなり時間がかかった、とおっしゃっています。
たしか、少なくとも2回はピボットされた気がするので、かなり悩まれたかなと思います。
これはこれで、いいんですよね。
悩んだ分、明確になります。
企画の「重さ」は、自分で悩み、自分で選んだ経験から生まれます。
あれこれ悩んだ結果として、自分の基準が明確になり、「これだ!」というものが見つかります。
そんなもんです(笑)。
あとは、書いてある通り、「いろんな文献」を読みますので、異分野の知識も増え、特許も読めるようになります(笑)。
悩むことも、よいことなんですよね。
逆に、さっさと決めた人が、後で悩み直す、みたいなこともよく起きます(笑)。
おそらくですが、「自分が「これだ!」と思って取り組めるものを選ぶまでに、「悩まないといけない時間の総量」は、だいたい決まっているんだろうと思います(笑)。
イロイロ悩む上で、特許情報は大変役に立ちます。
異分野情報の宝庫ですからね。
それらが繋がる楽しみを知ったとのことで、本当に良かったですね(笑)。
特許が読めると人生が広がる。
そんな感じでしょうね(笑)。
本日で一つの区切りを迎えましたが、本当に大変なのはこれからの検証だと感じています。
発明塾で学んだ考え方や進め方を活かし、効率的かつ戦略的に検証を進め、成果につなげていきたいと思います。このたびは貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。
「大変なのは検証」なので、自分はこれをやりたい、を悩みぬいて決めることが大事なんですよね。
企画の「重さ」が大事。
でも、最初から重いと取り組めない(笑)。
だから最初は、「オモロいね」で十分。
そこから、鉄は熱いうちに打て、でどんどん育てる(笑)。
熱量は、必ず冷める。
だから、即時フィードバックでどんどん進める。
正しさよりも早さ。
ダメならピボットすればよい。
発明塾で提供する僕の膨大な過去メモと教材をもとに、自分なりの基準を作って、テーマを決めてもらうプロセスが大事なんですよね。
こういう基準でこういう風に選ぶんだよ、だと、「言われたからやりました」になるので、ダメなんです。
その基準で選んだのに、なんでダメなんですか?とか(笑)。
こういう基準を満たしてるから、いいですよね?とか(笑)。
そうじゃないでしょ、と思う。
「あなた、これを絶対やりたいんですよね?」というところから、企画を始めたい(笑)。
僕がずっとそうしてきたからです(笑)。
「思うは招く」
8月に講演でご一緒した、植松電機社長 植松努さん の言葉です。
自分の基準が明確であれば、必ずネタは見つかる。
そして、「大変な検証」にも、向き合える。
これが、企業内発明塾です。
【受講を迷われている方へ】
私は受講前、私のレベルで受講して意味があるのか?恥をさらすのではないか?と不安で足踏みしていました。
実際にプログラムは不慣れなことばかりで頭を作り替える必要があるため、非常に大変でしたが、
知識やスキルを身に着けて、提案を完成させたという大きな自信になりました。
一歩踏み出してみて良かったと思っています。
ぜひスキル不足で悩まれている方も、非常に手厚くサポートくださる(一緒に脳を作り替えてくださいます)ので、
挑戦してみてください。
大変だから、いいんですよね(笑)。
成長とは、脳の神経回路のつなぎ変えです。
脳の神経回路のつなぎ変えは、今まで通りの仕事や生活、作業では起きません。
今までと、「何かを変える」から起きるわけです。
何かを変えると、最初は大変です。
でも、慣れます。
神経回路がつなぎ変わっていくからです。
大変だな=神経回路を繋ぎ変えるスタート地点にいる
慣れてきた=つなぎ変わってきた
そういうことです(笑)。
この繰り返しで成長するわけです。
大変だから、やってみる。
やったことないから、やってみる。
成長とは、そういうものです。
アイデア、発明、企画、知財、事業を育てながら、人を育てる。
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・考えるアイデアは、すでに他社が手掛けているものばかりだ、どうすればよいか途方に暮れている
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楠浦 拝
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