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「知財・特許」の学びの輪を広げて仕事・個人の両面で成功する!~知財若手の会3周年

「知財・特許」の学びの輪を広げて仕事・個人の両面で成功する!~知財若手の会3周年

「発明塾」塾長の楠浦です。
今回は、2024年11月16日(土)に開催されました「知財若手の会3周年記念イベント」への参加報告といたします。

弊社は、「知財若手の会」のプラチナスポンサーになっております。
知財教育がメインの事業の一つですので、こういう会が発足したこと自体をとてもうれしく感じて、スポンサーになっております。

知財若手の会3周年記念イベント開催決定!(注:イベントは終了しています)
https://lexi2vent.com/2024_LP-1

当日は、プラチナスポンサーとしてピッチの枠を頂いたので、少し話題提供いたしました。
タイトルはズバリ「『知財・特許』の学びの輪を広げて仕事・個人の両面で成功する!」です。

新著「Patent Information For Victory」の中から、若手知財パーソンの方や、知財スキルを武器にしたいビジネスパーソンの方にお伝えしたいことを、8分ほどでお話しました。
参加された方は、備忘録としてご利用ください。

知財若手の会3周年記念イベント_楠浦写真

「知財」を学ぶ動機が「投資」になる時代が来た~ある理系学生さんからの手紙

僕がこの本を出して、その反響でいくつか驚いたことがあるのですが、その一つを今からご紹介します。
以下のような感想を、大学院生の方から頂いたんですよね。

『Patent Information For Victory』を拝読させていただきました。以下、長くなってしまいますが、本書を読んだ理由と感想を書かせていただきます。

私は理工系の修士1年生で、将来は知財職に就こうと思っています。その理由の一つに、特許に慣れることで個人的な投資に活かせるのではないかという考えがありました。
本書の発売を楽しみにしておりました。実際に読んで、特許情報を投資に活かす方法を知ることができたとともに、特許をさらに好きになりました。読む前は短期的な投資をイメージしていましたが、本書を通じて、特許分析の大きな目的が「イノベーションを生み出す組織能力があるかを評価すること」だという点に納得し、長期的な投資視点に変わりました。

これからさらに読み込んで、本書に散りばめられている投資への切り口や視点、分析手法を整理していきたいと思っています。
とにかく、他にない自分が求めていた内容が詰まった本でした。素晴らしい本をありがとうございます。

こちらこそ、お読みいただきありがとうございました、ですよね。
というか、「もうそういう時代なんだな」って感じです。

「特許なんて面倒だから読みたくない」という技術者の方が多数、知財セミナーに「無理やり出席させられる」(笑)時代が、少し前までありました。
でも、そんな時代は、もう「さようなら」ですね(笑)。
「投資に役立つから、知財を勉強したい」という大学院生が、僕の本を読んで、感謝のお声を送ってくださる。

時代の流れは速いですね。
せっかくですから、いただいたお声を見ていきましょう。

この本を読んで「特許をさらに好きになりました」世代が、これからの知財活動を担う

実際に読んで、特許情報を投資に活かす方法を知ることができたとともに、特許をさらに好きになりました。

この一節にも、僕は軽い衝撃を受けました。
「特許をさらに好きになった」とのことですので、まぁ、もともと興味があったわけですね。
だけど、さらに、興味が増すどころか、「好きになった」わけです。

さすがの僕も、「特許が好きか」と言われると、正直微妙な感じがします(笑)。
すごく良い情報源で、仕事から投資まで、公私にわたるあらゆる側面で非常に役立つから、好んで毎日読んでいる、という感じだからです。
まぁ、世の中的には、それを「好き」だというのかもしれませんけどね(笑)。

こういう人が、この本を読んでどんどん出てくるわけですから、今後の知財業界が楽しみで仕方ありません。
とりあえず、知財部門の採用面接で「楠浦さんの Patent Information For Victory は読みましたか?」と聞いていただくのが良いんでしょうか(笑)。
読んでたら合格、とはならないでしょうが(笑)、アドバンテージでしょうね。
就活用としても、ぜひ、活用くださいませ。

特許から「イノベーションを生み出す組織能力があるか」を読む

読む前は短期的な投資をイメージしていましたが、本書を通じて、特許分析の大きな目的が「イノベーションを生み出す組織能力があるかを評価すること」だという点に納得し、長期的な投資視点に変わりました。

本にも書いていますが、「特許が取れたというニュースで株価が上がる」みたいな文脈で、特許や知財と投資を捉える人が多いようです。
あるいは、「この特許があるから事業が独占できる」みたいな、「基本特許」の話をされる方も、非常に多い。
まぁ、それはそれで楽しい(笑)とは思うので、僕は否定はしません。

ただ、ピッチでも申し上げた通り、「特許一件の強さ」の話は、なかなか判断が難しいですね。
講演されたプロの知財パーソンの方々も、僕の発言に大いにうなずかれていましたので、同感だということでしょう。
そうではなくて、「この企業は、イノベーションを起こし続けられる能力があるのか?」を評価するために、特許を読む
少なくとも僕は、そうしています。

あとは、そのイノベーション(の種)を本気で守るか、活用する意思があるか、を見るわけですね。
要するに、知財部の人の頑張りと、経営者の理解度を見るわけです。
当日、講演の講師の方から「オープン・クローズド戦略の成功事例」のお話がありました。
特許を開放して仲間づくりをし、市場を作って売り上げを伸ばした「空調関係」のダントツ企業がありますよね(笑)。
そういうことです。
そこまでやるか、という企業は、やはり投資家の評価も高いんですよね(笑)。

僕は、知財部の方に「皆さんの頑張りを、投資家はよーく見てますよ」とお伝えしています
まぁ、どちらかというと、現時点では「僕が実況中継して、解説している」感じですけどね(笑)。
勘の良い知財パーソンの方は、懇親会で、「楠浦さんに情報をインプットすれば、投資家にお伝えいただけるんですか?」とのご質問がありました。

最近の若い方は、頭の回転が速いですね。
もちろん、伝えます。
もちろん、「裏を取った上で」ですね(笑)。
僕は製造業の経験が長いので、「現場、現物、現実」の3現主義なんですよね(笑)。

「知財を学ばない理由」がなくなる本

新著「Patent Information For Victory」について、知財関係者の方にご理解いただきたい点は、 ズバリ「この本を読めば、知財・特許を学ばない理由がなくなる」ということなんですよね。
もちろん、知財関係の方はしっかり学ばれているわけですが、それ以外の方は、まだまだ学べていない、学ばれていない。
誤解から、「アレルギー」があったり、「特許なんて読みたくない」と思っていたりする。
それって、すごく残念なんですよね。

まぁ、それはそれで、学んだ方々が有利になるので、良いことでもありますが、ぜひここは「広い心」で、周囲の方、例えば、新入社員や技術者・営業担当の方などに、本書を推薦いただき、「知財・特許の学びのキッカケ」や「ご縁」をおつくりいただければ、うれしいです。
仕事の成果にも、個人の資産形成にも、ダイレクトに役立つノウハウを、豊富な事例で紹介しています。

「知財・特許の学びの輪」を広げるため、ぜひともご協力をお願いします!
その先に、弊社が目指す「ダントツの発明力と知財力」が生まれてくると、思っています。
サイコーの知財教育教材を、ようやく世に出すことができたと思っております。

ご活用くださいませ。
今後もイベントは続きます。
以下サイトからチェックしておいてください。

楠浦 拝

 

 

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