「発明塾」塾長の楠浦です。
さて今回も、企業内発明塾参加者/月額顧問サービス利用者/発明塾8週間集中パッケージ受講者のお声とともに、「発明塾で何をどう教えているか」を紹介しています。
・新規事業提案が進まない、提案が集まらない
・新規事業について、「ノーアイデア」の状態で進まない、進め方が分からない
・漠然としたアイデアはあるが、考えても同じところをグルグルするだけでまったく深まらず、堂々巡りで時間だけが過ぎていく、提案につながらない
・考えるアイデアは、すでに他社が手掛けているものばかりだ、どうすればよいか途方に暮れている
・新規事業や研究テーマを積極的に提案できる人材を育成したい
という方々に、ぜひご転送や回覧含め、ご紹介をお願いします。
この記事の内容
今回は、企業内発明塾に参加された「プライム市場上場 素材メーカー 企画部門」の方の
「負けたら放心状態になるぐらい悔しがらないとダメ」というメッセージに対する
「このレベルの気持ちを持っていたかというと、正直に申し上げて、全然違う」
とのお声を取りあげ、発明塾の指導内容や考え方を紹介します。
ちなみにこのお声は、参加期間中のお声です。
==お声、ここより
雑談です。自戒の念を込めて。
今朝の「負けたら放心状態になるぐらい悔しがらないとダメです。負けて絶叫。勝つまで禁酒。」という言葉を見て、改めていろいろと考えることがあります。自分自身が研究員時代や本社での新規事業立ち上げを進めていた時、このレベルの気持ちを持っていたかというと、正直に申し上げて、全然違うんです。
「勝てるだろう/勝てるはずだ」のレベルまでは取り組みますが、「勝てないはずがない」という確信をもって事に当たったことは、ほとんどない気がします。
だから、負けたとしてもそこまでは悔しがらない。。発明塾の”確信犯”という言葉がここにも繋がるところではありますが、やはり自分自身のマインドセットの変革も非常に大事だと感じています。
(勝てなくても生活に困らない、という大企業に所属していることへの大きな甘えがあることも認めざるを得ませんし・・)
ということで、引き続きよろしくお願いいたします。プライム市場上場 素材メーカー 企画部門の方 より
※太字は弊社
==お声、ここまで
今回も、一つずつみていきましょう。
雑談です。自戒の念を込めて。
今朝の「負けたら放心状態になるぐらい悔しがらないとダメです。負けて絶叫。勝つまで禁酒。」という言葉を見て、改めていろいろと考えることがあります。
その日の朝に、発明塾のSNSでお送りしたメッセージに対するコメントですね。
ちなみに、「負けたら放心状態になるぐらい悔しがらないとダメです。負けて絶叫。勝つまで禁酒。」という一言は、僕が尊敬する知人がSNSに書き込んでおられた言葉です。
ホントそうだよね、ということで、引用させていただいております。
次の部分にありますが、「悔しがれる」ぐらい、「本気」かどうか。
これが大事だと、僕は考えています。
自分自身が研究員時代や本社での新規事業立ち上げを進めていた時、このレベルの気持ちを持っていたかというと、正直に申し上げて、全然違うんです。
「勝てるだろう/勝てるはずだ」のレベルまでは取り組みますが、「勝てないはずがない」という確信をもって事に当たったことは、ほとんどない気がします。
だから、負けたとしてもそこまでは悔しがらない。。
企画段階で、「勝てないはずがない」というところまで確信を深めることは、実際には難しいかもしれません。
ただ、新規事業立ち上げを進めていく中で、どこかで「これはイケる」「勝てないはずはない」という確信が持てるか、というか、その確信が持てるところまで突き詰められるか、は重要かもしれません。
結果として上手くいかなかったとして、「悔しく」なければ、学びも少ないでしょうし、「今度こそ」と思う気持ちも出てこないかもしれません。
特許情報分析の話でもよく出てくる、「本気度」の話ですね。
そして、「”どう確信を深めていくか” の戦略(ストラテジー)」が非常に重要だと、発明塾では指導しています。
これがないと、「ただやみくもに信じる」という、単なる精神論に陥ってしまうか、「永久に調べ続ける」という、「調べすぎの罠」にハマって、進みません。
「進めながら、確信を深めていくための手法」を、しっかりと身につけないと、身動きが取れないか、単なる無謀な人の、どちらかになっちゃうんですよね。
実際には、「進めながら、確信を深めていくための手法」が身についてなくて、そうなっている人を、残念ながらよく見ますね。
だから、僕がここで言いたいことは、「精神論」ではないんですね。
ちゃんとした「方法論」があって、発明塾ではそれにしたがって企画を育てているんですよ、ということです。
「精神論より、方法論」、これが僕の考え方であり、発明塾の原理原則です。
繰り返しですが、結果として、マインドセットは変わります。
発明塾の”確信犯”という言葉がここにも繋がるところではありますが、やはり自分自身のマインドセットの変革も非常に大事だと感じています。
(勝てなくても生活に困らない、という大企業に所属していることへの大きな甘えがあることも認めざるを得ませんし・・)
ということで、引き続きよろしくお願いいたします。
付け加えることはなさそうですね(笑
精神論偏重は、僕はあまり好きではありませんので、発明塾期間中、そういうことはほとんど言わないようにしているのですが、それでも一部の方は、「自分自身のマインドセットの変革」が重要だ、と思われるようですね。
平たく言うと、僕は「変わってください」とはひとことも言わないのに、勝手に(笑)自分で「変わらなきゃ」と思う、ということですね。
自分で思うんですから、そら、変わりますよね。
実際、皆さん、驚くほど大きく変わって、巣立っていかれます。
そうでないと、おそらく新規事業は成功しませんので、当然ですが。
これも、「結果が出れば、人は育つ」なのだろうと、僕は考えています。
「マインドセットを変えましょう!」と連呼したところで、何も変わらない。
だけど、「結果を出す」中で、皆さんのマインドセットは、確実に変わっていく。
そんなもんです。
・新規事業提案が進まない、提案が集まらない
・新規事業について、「ノーアイデア」の状態で進まない、進め方が分からない
・漠然としたアイデアはあるが、考えても同じところをグルグルするだけでまったく深まらず、堂々巡りで時間だけが過ぎていく、提案につながらない
・考えるアイデアは、すでに他社が手掛けているものばかりだ、どうすればよいか途方に暮れている
・新規事業や研究テーマを積極的に提案できる人材を育成したい
という方々に、ぜひご転送や回覧含め、ご紹介をお願いします。
楠浦 拝
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