3行まとめ
1955年発明の波動歯車装置を日本初商業化
ハーモニック・ドライブ・システムズの基幹技術は、C.W.マッサーが1955年に発明した波動歯車装置(Strain Wave Gearing)に端を発する。同社は日本国内で初めて商業化を完了し、ハーモニックドライブ®を登録商標として展開している。
2026年3月期は売上高595億円、次期は680億円を予想
2026年3月期の連結経営成績は、売上高59,557百万円、営業利益2,567百万円、売上高営業利益率4.3%だった。2027年3月期通期予想では、売上高68,000百万円、営業利益6,200百万円を見込んでいる。
新中期計画でAIロボット・航空宇宙・eモビリティを重点開拓
2026年5月13日の取締役会で、2026年度を初年度とする新中期経営計画(2026年度~2030年度)が決議された。同計画では、AIロボット、航空・宇宙・防衛、eモビリティを重点開拓分野に位置付けている。
この記事の内容
事業概要: 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズは、波動歯車装置、遊星歯車減速機およびメカトロニクス製品の製造販売を事業領域とする企業である。同社の基幹技術は、1955年に米国の発明家C.W.マッサーによってなされた波動歯車装置(Strain Wave Gearing)の発明に端を発する。商業化に向けては、米国のUSM(United Shoe Machinery Corporation)と、同社の前身である株式会社長谷川歯車の2社が取り組みを開始した。その後、株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズによって日本国内で初めて同技術の商業化が完了した。同社製品の用途は、モビリティ・航空宇宙、協働ロボット・サービスロボット、先進医療機器、FPD製造装置、半導体製造装置、産業用ロボット、工作機械などに広がっている。
財務: 2026年3月期決算短信に関する公式開示資料では、連結経営成績として売上高59,557百万円、営業利益2,567百万円、経常利益2,539百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,608百万円が記載されている。1株当たり当期純利益は16.99円、自己資本当期純利益率は2.0%、総資産経常利益率は2.3%、売上高営業利益率は4.3%である。連結財政状態では、総資産111,400百万円、純資産80,390百万円、自己資本比率72.2%、1株当たり純資産849.20円が示されている。連結キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フロー6,425百万円、投資活動によるキャッシュ・フロー△4,941百万円、財務活動によるキャッシュ・フロー△5,874百万円、現金及び現金同等物期末残高19,091百万円である。2027年3月期通期予想は、売上高68,000百万円、営業利益6,200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益4,500百万円である。
技術・知財: 「ハーモニックドライブ®」は株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズの登録商標であり、当該商標が指し示す技術の学術的及び一般名称は「波動歯車装置」である。同社の遊星歯車減速機に関連するブランドとして、「HarmonicPlanetary®(HPG)」が公式コーポレートガイド内で使用されている。製品開発の歴史は、1965年の国産1号機完成、1966年の標準品完成、1972年の位相調整用製品の開発、1984年のDCサーボアクチュエータRHシリーズのハイパワータイプ市場投入、1988年のBPシリーズ市場投入、1990年の精密減速機HPシリーズおよびACサーボアクチュエータFHA-25A市場投入などを含む。さらに1999年の遊星減速機HPGシリーズ、2015年のHPGシリーズのヘリカルギヤタイプ、2017年のHPNシリーズ、2023年のHPGシリーズのヘリカルギヤタイプ型番40追加が記録されている。
戦略・成長: 同社はコーポレートミッションとして「to contribute to innovation in the society by our motion control technology(モーションコントロール技術によって社会の革新に貢献する)」を掲げている。また、2030年に向けた長期ビジョン(2030 Vision)として「The best provider of total motion control in harmony with the future.」の実現を目標として設定している。2024年6月21日付で新たな経営体制へ移行し、新会長および新社長が就任した。2024年度からは「2024-2026 中期経営計画」が開始された。その後、2026年5月13日開催の取締役会において、2024年5月13日に開示された中期経営計画(2024年度~2026年度)が見直され、2026年度を初年度とする新中期経営計画(2026年度~2030年度)が決議された。同計画では、「AIロボット」「航空・宇宙・防衛」「eモビリティ」が重点開拓分野に位置付けられている。
リスク・ESG: 同社の独自技術である「ハーモニックドライブ®」およびマネジメントフィロソフィーは、同社グループの競争力の源泉として位置づけられている。一方、HDS REPORT 2025では、この独自技術が単なる手段や部品へと矮小化されるリスクについても言及されている。環境保全およびサステナビリティの領域では、2024年度実績の温室効果ガス排出量および水使用量について、DNV Business Assurance Japan K.K.による独立限定的保証が実施された。検証対象は、株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズおよび国内外のすべての連結子会社と持分法適用関連会社である。GHG排出量の検証対象スコープはScope 1、Scope 2(マーケット基準およびロケーション基準)、Scope 3(カテゴリ4、9、11)であり、水使用量では取水量、排水量、水消費量が対象とされている。同社は2050年までにネットゼロを達成するための気候移行計画を策定し開示している。
株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズは、波動歯車装置、遊星歯車減速機およびメカトロニクス製品の製造販売を事業領域とする企業である[1]。同社における基幹技術の歴史的系譜は、1955年に米国の発明家であるC.W.マッサー(C.W. Musser)によってなされた波動歯車装置(Strain Wave Gearing)の発明に端を発する[2]。この発明は金属のたわみを利用する独自の原理に基づいており、従来の常識を覆す画期的な動力伝達手法として当時の世界的な関心を集めた経緯が公式資料において説明されている[2]。
当該技術の商業化に向けて、米国のUSM(United Shoe Machinery Corporation)と、株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズの前身である株式会社長谷川歯車の2社が取り組みを開始した[2]。その後、株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズによって日本国内で初めて同技術の商業化が完了し、現在では高精度な位置決めが要求される多様な産業領域のニーズを満たす技術として展開されている[2]。
知的財産およびブランドの観点において、「ハーモニックドライブ®」は株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズの登録商標として公式資料群に明記されている[1]。当該商標が指し示す技術の学術的及び一般名称は「波動歯車装置」であると、同社公式ウェブサイトおよび各種統合報告書において定義されている[1]。また、同社の遊星歯車減速機に関連するブランドとして、「HarmonicPlanetary®(HPG)」に関する技術呼称も公式コーポレートガイド内で使用されており、製品群のブランドポートフォリオの一角を形成している[3]。
同社の独自のコア技術である「ハーモニックドライブ®」およびマネジメントフィロソフィーは、同社グループの競争力の源泉(資本と強み)として位置づけられている[4]。同時に、公式の統合報告書(HDS REPORT 2025)内においては、この独自技術が単なる手段や部品へと矮小化されるリスク(the risk of being reduced to a mere component/means)を内包している事実についても明確に言及されており、技術の陳腐化やコモディティ化を防ぐための戦略的認識が示されている[4]。
株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズにおける製品開発の歴史は、1960年代における波動歯車装置の国産化から始まり、メカトロニクス製品やサーボシステムへの応用、さらには多様な減速機シリーズの展開へと継続している[3]。公式コーポレートガイドにて確認可能な各年代の主要な技術展開および製品市場投入の実施ステータスは以下の通りである。
1960年代から1970年代における初期展開として、1965年に国産1号機が完成(完了)し、翌1966年には標準品の完成(完了)に至った[3]。1970年代の動向としては、1972年に位相調整用製品の開発が実施(完了)されている[3]。
1980年代以降、アクチュエータやサーボシステムへの技術展開が進展した。1984年には、DCサーボアクチュエータであるRHシリーズのハイパワータイプが市場投入(完了)された[3]。続いて1988年にはBPシリーズが市場投入(完了)された[3]。
1990年代には製品ラインナップの多角化が図られ、1990年に精密減速機HPシリーズが市場投入(完了)されるとともに、FH2000シリーズとしてACサーボアクチュエータFHA-25Aが市場投入(完了)された[3]。また1994年には、レーザースキャナ用のLSA-50Aが市場投入(完了)され、1999年には遊星減速機HPGシリーズが市場投入(完了)される等、精密制御分野への製品群の拡大が記録されている[3]。
2000年代以降の展開として、2000年にFH2000シリーズCタイプが市場投入(完了)され、2007年にはHPGシリーズに直交軸タイプが追加(稼働)された[3]。2010年代においては、2015年にHPGシリーズのヘリカルギヤタイプが市場投入(完了)され、2017年にはHPNシリーズが市場投入(完了)された[3]。
2020年代の最新動向としては、2023年にHPGシリーズのヘリカルギヤタイプに型番40が追加(稼働)された[3]。さらに同社の公式ウェブサイト上の新製品情報において、2026年5月13日付でACサーボアクチュエータFHA-C miniシリーズLWタイプの新発売が告知されている[5]。
これらの技術および製品群は、多様な産業分野へ用途を拡大している。公式コーポレートガイドにおいて明示されている具体的な用途区分は、モビリティ・航空宇宙、協働ロボット・サービスロボット、先進医療機器、フラットパネルディスプレイ(FPD)製造装置、半導体製造装置、産業用ロボット、および工作機械の各分野である[3]。同社はこれらの提供製品を「未来の必需品(future necessities)」として位置づけている[4]。公式統合報告書内において、ロボティクスおよびモーションコントロールを将来の産業と社会を根底から支える不可欠な技術として定義しており、同社グループの技術が果たす役割とその潜在的な可能性に対する確信が記述されている[4]。
株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズは、コーポレートミッションとして「to contribute to innovation in the society by our motion control technology(モーションコントロール技術によって社会の革新に貢献する)」を掲げている[4]。また、2030年に向けた長期ビジョン(2030 Vision)として「The best provider of total motion control in harmony with the future.」の実現を目標として設定し、各種取り組みを推進している[4]。
同社は経営哲学において、個々の従業員の権利が尊重され、意義深く文化的で価値のある人生を追求できる企業を目指す方針を明示している[2]。具体的には、従業員の志を信じ、自主的な活動を支援し、業務を通じて能力を最大限に発揮できる環境を整備するとともに、能力と成果が適切に報われる体制の構築を掲げる[2]。企業としての存在意義に関して、創造性を発揮し、個性と独自の特徴を持った優れた企業として認知されることを目標としている[2]。これらの経営基盤の根幹には、絶え間ない研究開発活動(ceaseless research and development activities)と品質への継続的な注力(constant emphasis on quality)が置かれており、組織全体が最大限の努力を払うことに意義を見出す企業風土の醸成が図られている[2]。
組織体制およびガバナンスの変遷に関して、公式報告書によると、同社は2024年6月21日付で新たな経営体制へと移行し、新会長および新社長が就任した[1]。この新体制への移行に伴い、同年度より新たな中期目標として「2024-2026 中期経営計画」が開始されたことが各種開示資料内で報告されている[1]。その後、2026年5月13日開催の取締役会において、2024年5月13日に開示した中期経営計画(2024年度~2026年度)が見直され、2026年度を初年度とする新たな中期経営計画(2026年度~2030年度)が決議された[14]。
コーポレートガバナンスの強化および収益性の向上を通じて持続的な企業価値の成長を確保するための取り組みとして、機関投資家と社外取締役による共同討議が実施されている[4]。この討議は、同社グループがいかにしてコーポレートガバナンスと収益性の双方をさらに向上させ、企業価値の持続的な成長を確実なものにするかに焦点を当てたものであり、企業側と投資家側の双方の視点を反映した将来志向のアプローチに基づく対話として統合報告書内に記録されている[4]。
株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズは、環境保全およびサステナビリティの推進に関する定量的・定性的なデータを継続的に開示しており、外部機関による検証プロセスを導入している。
温室効果ガス(GHG)排出量および水使用量の実績データに関する第三者保証について、DNV Business Assurance Japan K.K.(所在地:兵庫県神戸市中央区御幸通7-1-15 三宮ビル南館11階、プロジェクトID:PRJN-949796)による2024年度実績の独立限定的保証(Independent Limited Assurance Statement)が実施された[9]。当該検証の対象組織(Scope of reporting entities)は、株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズおよび国内外のすべての連結子会社と持分法適用関連会社として定義されている[9]。検証の対象範囲として規定された温室効果ガス(GHG)排出量のスコープは、Scope 1、Scope 2(マーケット基準およびロケーション基準)、およびScope 3(カテゴリ4、9、11)である[9]。なお、Scope 3に関しては国内のすべての連結子会社が検証の対象として限定的に設定された[9]。水使用量に関連する検証対象範囲は、取水量(Water withdrawals)、排水量(water discharges)、および水消費量(water consumption)の3項目である[9]。これらの識別、算定、モニタリング、および報告に関する検証基準(Verification Criteria)として、GHG Protocol Corporate Accounting and Reporting Standard、ISO 14064-1:2018、およびそれらに基づいて策定された同社独自の算定・報告手順が適用された旨が独立保証声明書に記載されている[9]。
気候変動に対する長期目標として、同社は2050年までにネットゼロ(Net Zero)を達成するための気候移行計画(Climate transition plan / roadmap)を策定し開示している[4]。バリューチェーン全体を通じて特定された気候関連のリスク、機会、および具体的な対応策については、シナリオ分析に基づき評価が行われており、その内容は有価証券報告書等の法定開示書類においても報告されている[4]。
サプライチェーン管理の領域においては、「開発購買(development purchasing)」の枠組みを通じた技術的および生産的支援を取引先に対して提供している[4]。同時に、取引先の事業継続および事業承継計画に対するアシストを実施している[4]。事業継続計画(BCP)の観点からは、国内外における供給体制(サプライストラクチャー)の最適化を推進する方針が示されている[4]。
地域社会および将来世代との持続的な関わり(Engaging with Communities and Future Generations)について、同社は地域社会との共存を追求している[4]。具体的な取り組みとして、景観や地球環境に配慮した工場設計の採用、地元の高等学校からの新卒採用の継続、地域イベントや清掃活動の組織化が挙げられている[4]。同社は自社の活動を単なる雇用創出にとどめず、地域住民が同社への入社を希望して地域への居住を選択するといった波及効果を生み出している事実に言及しており、地域に根ざした持続可能な関係構築(sustainable relationship embedded within host communities)を目指す方針を統合報告書内で表明している[4]。また、事業活動の全般において人権を尊重する姿勢を明記しており、人権尊重に関する特設セクションを設けて情報開示を行っている[10]。
株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズは、株主・投資家をはじめとする広範なステークホルダーに対して、同社グループの中長期的な価値創造プロセスおよび成長戦略を伝達する目的で、統合報告書(HDS REPORT)を発行している[1]。報告書の構成内容は、創出される中長期的経済価値の解説に加えて、経営理念、長期ビジョン、ビジネスモデル、競争力の源泉を形成する資本と強み、社会的および環境的価値の向上に向けたサステナビリティ推進体制等を網羅している[7]。報告書の作成にあたっては、IFRS財団の「国際統合報告フレームワーク(International Framework)」や、経済産業省が策定した「価値協創のためのガイダンス(Guidance for Collaborative Value Creation)」等の関連ガイドラインが参照されている[7]。
同社初の統合報告書として発行された「HDS REPORT 2023」では、経営トップのメッセージにとどまらず、各部門の責任者、若手従業員、社外取締役等、多様な視点を盛り込んだ構成が採用された[7]。当該報告書の目次構成([11]等に記載)は、「過去の中期経営計画」、「現行の中期経営計画の概要」、「サステナビリティを支えるアクション戦略」、「サステナビリティ推進責任者メッセージ」、「地球環境に関する取り組み」、「気候変動への対応策」、「顧客の期待に応える製品・サービスの提供」、「サプライチェーン担当役員メッセージ」、「人事担当役員インタビュー」、「従業員座談会」、「広報担当役員インタビュー」、「社外取締役座談会」、「コーポレートガバナンス」、「ステークホルダーエンゲージメント」、「役員紹介」、「サステナビリティデータ」、「過去11年間の財務データ」、「グローバルネットワーク」、「会社概要」等を含んでいる[11]。この広範な情報開示は、ステークホルダーからのフィードバックを得て事業活動と将来の方向性の理解促進に寄与したと評価されている[7]。
続く2024年12月11日には、「HDS REPORT 2024」の日本語版がWEBサイト上で公開された[1]。当該報告書の対象報告期間(Scope of reporting)は、主として2023年度(2023年4月1日から2024年3月31日)のデータを取り扱っており、株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズおよび連結範囲に含まれるグループ会社、ならびに持分法適用会社が報告対象事業体として規定されている[8]。また、将来の見通しに関する記述(forward-looking statements)については、現在利用可能な情報に基づいて会社が合理的と判断したものである旨の注記が付されている[8]。なお、英語版「HDS REPORT 2024」については、2025年1月15日に公開が告知された[12]。
さらに、最新版として公開された2025年3月期統合報告書「HDS REPORT 2025」は、日本経済新聞社が主催する「第5回日経統合報告書アワード」において「新人賞」を受賞した事実が公式ウェブサイト上のニュースリリースで確認できる[13]。報告書の発行責任者(Publication officer)は、サステナビリティ、経営企画、およびインベスター・リレーションズ(IR)を担当する執行役員の小野麻紀子氏が務めている[4]。発行責任者のメッセージとして、提供情報の正確性の確保のみならず、グループの経営戦略とマテリアリティとの間の整合性を向上させ、財務的インパクト(financial impact)を促進することに対するコミットメントが明記されている[4]。同報告書は投資家を含むステークホルダーとの対話ツールとして継続的に活用され、彼らの視点や期待を経営実践に反映させることで、さらなる企業価値の増大を目指す方針が掲げられている[1]。
同社の情報開示システム(Information Disclosure System)全体としては、公式ウェブサイトを基盤とし、IR情報、法定開示書類である有価証券報告書・四半期報告書、決算短信および決算説明資料(Presentation of Business Results)、投資家向けガイド(Investors' Guide)、個人投資家向け説明会資料、サステナビリティ情報、製品・技術・展示会情報、ならびにコーポレートガバナンス報告書が体系的に配置される構成となっている[4]。また、2026年3月期決算短信など、TDnet掲載の公式開示資料で確認可能な財務数値については、後述の公式開示資料および未確認事項まとめのセクションにおいて該当内容の数値を記録する。
公式資料群(統合報告書およびコーポレートガイド)内で確認できた、株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズの主要な商標および技術呼称の対応は以下の通りである。これら以外の特許出願状況や詳細な権利化データについては、公式公的DBによる照合が未了のため今回の調査では未確認である。
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名称・技術呼称 |
区分 |
出典・ステータス |
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ハーモニックドライブ®(HarmonicDrive®) |
登録商標(波動歯車装置) |
株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズの登録商標[1]。 |
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波動歯車装置(Strain Wave Gearing) |
学術的及び一般名称 |
発明(1955年)のコア技術名称。同社が日本初で商業化を完了[1]。 |
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HarmonicPlanetary®(HPG) |
ブランド/技術呼称 |
遊星歯車減速機シリーズの呼称として公式ガイドに明記[3]。 |
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アキュドライブ®(AccuDrive®) |
ブランド/技術呼称 |
精密遊星減速機の呼称として2026年3月期決算短信に記載[15]。 |
公式資料のテキスト内(事業体制、報告スコープ、経営者のメッセージ等)で言及された、株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズの関連組織および国内外関連法人の記述は以下の通りである。
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組織名称 |
関連・区分 |
出典 |
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株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ |
対象企業本体 |
[1] |
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株式会社ハーモニックウィンベル |
関連会社(国内) |
公式コーポレートガイド内に詳細記載への指定あり[3]。 |
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株式会社ハーモニックプレシジョン |
関連会社(国内) |
公式コーポレートガイド内に詳細記載への指定あり[3]。 |
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株式会社ハーモニック・エイディ |
関連会社(国内・長野県安曇野市) |
2026年3月期決算短信内の減損損失対象会社として記載[15]。 |
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HD Logistics, Inc. |
関連会社 |
統合報告書内に当該組織社長のメッセージ記載あり[4]。 |
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Ome Iron Casting Co., Ltd. |
関連会社 |
統合報告書内に当該組織社長のメッセージ記載あり[4]。 |
※上記の個別法人の他、日本国内および海外に複数の連結子会社および持分法適用関連会社が存在する旨が、GHG排出量検証報告書の検証スコープ記述内にて一括して言及されている[9]。
本項目に関するデータについて、公式ウェブサイトの構造内にIRカレンダーへの導線やIRニュースのインデックス(「決算短信 四半期ごとの決算短信を掲載しております」、「決算説明会開催の有無:有(アナリスト向け)」等の項目)は確認された[16]。しかしながら、直近の具体的なIRイベント(説明会等)の実施日時の詳細、および製品分野ごとの具体的な市場シェア数値(順位、占有率等)を示す一次情報データについては、調査範囲内では確認できず。したがって各表の作成は見送る。
本セクションでは、調査プロセスにおいて発見された事実のうち、TDnet掲載の公式開示資料で確認可能な財務データと、情報源のURLが民間金融データ集約サイト(IR Bank等)に該当するため公式一次情報への置換が完了していないデータを区別して列挙する。
【A】2026年3月期 決算短信に関する公式確認データ
情報源URL(TDnet掲載の公式開示資料)において、「株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(発表日:2026年5月13日)」の内容として以下の業績・財務数値が記述されていた[15]。
表9-1: 連結経営成績(2025年4月1日~2026年3月31日)
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項目名 |
数値・単位 |
前期比/増減率 |
区分 |
出典表記名 |
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売上高 |
59,557百万円 |
7.0%増 |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
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営業利益 |
2,567百万円 |
- |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
|
経常利益 |
2,539百万円 |
- |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
|
親会社株主に帰属する当期純利益 |
1,608百万円 |
△53.7%(53.7%減) |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
|
1株当たり当期純利益 |
16.99円銭 |
- |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
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自己資本当期純利益率 |
2.0% |
- |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
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総資産経常利益率 |
2.3% |
- |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
|
売上高営業利益率 |
4.3% |
- |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
|
包括利益 |
4,078百万円 |
132.0%(増減率) |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
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持分法投資損益 |
△35百万円 |
- |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
表9-2: 連結財政状態およびキャッシュ・フローの状況(2026年3月期)
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項目名 |
数値・単位 |
区分 |
出典表記名 |
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総資産 |
111,400百万円 |
2026年3月期末実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
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純資産 |
80,390百万円 |
2026年3月期末実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
|
自己資本比率 |
72.2% |
2026年3月期末実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
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1株当たり純資産 |
849.20円銭 |
2026年3月期末実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
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営業活動によるキャッシュ・フロー |
6,425百万円 |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
△4,941百万円 |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
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財務活動によるキャッシュ・フロー |
△5,874百万円 |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
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現金及び現金同等物期末残高 |
19,091百万円 |
2026年3月期末実績 |
2026年3月期決算短信[17] |
表9-3: 配当の状況および次期連結業績予想
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項目名 |
数値・単位 |
増減率・備考 |
区分 |
出典表記名 |
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2026年3月期年間配当金 |
20円 |
前期と同額 |
2026年3月期実績 |
2026年3月期決算短信[15] |
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2027年3月期年間配当金予想 |
20円 |
配当性向42.1% |
2027年3月期会社予想 |
2026年3月期決算短信[15] |
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次期予想 売上高 |
68,000百万円 |
前期比14.2%増 |
2027年3月期会社予想 |
2026年3月期決算短信[15] |
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次期予想 営業利益 |
6,200百万円 |
前期比141.5%増 |
2027年3月期会社予想 |
2026年3月期決算短信[15] |
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次期予想 親会社株主に帰属する当期純利益 |
4,500百万円 |
前期比179.7%増 |
2027年3月期会社予想 |
2026年3月期決算短信[15] |
特別損失(減損損失および棚卸資産評価損)に関する記載データ
決算短信の定性的な注記項目において、以下の特別損失の計上に関する詳細な記述が存在した[15]。
前第3四半期および当第3四半期の連結損益計算書の一部データ
情報源URLに基づく2026年3月期 第3四半期決算短信の売上高推移として、以下の記載が抽出された[18]。
【B】研究開発費に関する未確認データ
情報源URL(irbank.net)において、「有報情報」として以下の研究開発費に関するデータが抽出された[19]。
【C】その他の経営指標および株主構成に関する未確認データ
情報源URL(irbank.net)において、長期的な経営指標の推移および株主構成に関して以下のデータが抽出された[20]。
上記【B】から【C】の項目は、対象企業から発行された法定書類および決算資料の数値を引用したものである可能性が極めて高い文脈を含んでいるものの、取得経路の制約(引用不可ドメインの通過)により本レポートの本文における一次情報の事実要件を満たさなかった情報群である。したがって、本レポート内での戦略分析の直接的な定量的ファクトとしての援用は行わないものとする。
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本レポートは、公開情報をAI技術を活用して体系的に分析したものです。
情報の性質
ご利用にあたって
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