テーマ別 深掘りコラム 1分で読める!発明塾 塾長の部屋
会社概要 発明塾とは? メンバー
実績 お客様の声
「発明塾は魔法の杖ではない」──卒業生が語る“手を動かす”からこそ身につく一生モノの思考法

「発明塾は魔法の杖ではない」──卒業生が語る“手を動かす”からこそ身につく一生モノの思考法

「発明塾」塾長の楠浦です。
さて今回は、企業内発明塾参加者/月額顧問サービス利用者/発明塾8週間集中パッケージ受講者のお声とともに、「発明塾で何をどう教えているか」を紹介しています。

・新規事業提案が進まない、提案が集まらない
・新規事業について、「ノーアイデア」の状態で進まない、進め方が分からない
・漠然としたアイデアはあるが、考えても同じところをグルグルするだけでまったく深まらず、堂々巡りで時間だけが過ぎていく、提案につながらない
・考えるアイデアは、すでに他社が手掛けているものばかりだ、どうすればよいか途方に暮れている
・新規事業や研究テーマを積極的に提案できる人材を育成したい
という方々に、ぜひご転送や回覧含め、ご紹介をお願いします。

全社をあげて取り組みたくなる「新規事業企画」を創出できる
【全業種対応】新規事業創出の実働支援サービス 企業内発明塾
https://www.techno-producer.com/kigyounai-hatsumeijuku/

今回は、企業内発明塾に参加された「材料メーカー(東証一部上場)研究担当・企業内発明塾 参加者の方」の 
”発明塾は決して魔法の杖ではありません”
”発明塾に参加することで得られた考え方は汎用性があり、多くの分野で適用可能”
とのお声を取りあげ、発明塾の指導内容や考え方を紹介します。

「魔法の杖ではないから、汎用的なんですよ」
ということですね。

では、本題へ。

==お声、ここより

私は企業内発明塾に2019年に参加しました。発明塾についていま改めて思い返すと、発明に至る過程・考え方を見える化または具体化し、必要な考え方をまとめたものだと個人的には感じます。 
ですので発明塾は決して魔法の杖ではありません。手を動かさず、ほとんど調査せずに変なテクニックで発明のアイデアを出すものではありません。 

その代わり、発明塾に参加することで得られた考え方は汎用性があり、多くの分野で適用可能です。
参加した時に調査した分野以外の発明を考える際も、役に立つと思います。ですので楠浦塾長が事例として紹介された分野以外の方も参加すれば多くのものが得られると思います。 

私も参加後に、特許を調べることがあり、以前よりもその企業が注目していることが分かるようになったと思います。
参加している期間は苦労することもありますが、得られるものは多く、得られた知識、考え方は、発明塾終了後も、参加した皆様の役に立つと思います。

材料メーカー(東証一部上場)研究担当・「企業内発明塾」参加者の方

==お声、ここまで

いつも通り、一つひとつ見ていきますね。

「魔法の杖」ではなく、手を動かすから身につくもの

私は企業内発明塾に2019年に参加しました。発明塾についていま改めて思い返すと、発明に至る過程・考え方を見える化または具体化し、必要な考え方をまとめたものだと個人的には感じます。 
ですので発明塾は決して魔法の杖ではありません。手を動かさず、ほとんど調査せずに変なテクニックで発明のアイデアを出すものではありません。

名言にあふれていますね(笑)。
良く学ばれた、ということでしょう。

「いま改めて思い返すと」とありますが、これが重要なんですよね。
そう、「内省」「振り返り」です。これで、形式知・暗黙知が整理され、統合され、さらなる暗黙知・形式知が生まれる
僕は、これが「成長の本質」であると思っています。

「発明に至る過程・考え方を見える化または具体化し、必要な考え方をまとめたもの」というのは、まさにその通りです。
僕の25年以上の、技術・新製品・新事業開発、そして、企業と経営、発明家としての蓄積を、「見える化」「具体化」したものですからね。

「発明塾は決して魔法の杖ではありません」というのは、ほんとに名言ですね(笑)。
魔法の杖、と聞くと、「ぱっと聞いて、さっと何かができる」ようになる、というイメージが浮かぶでしょうか。
そんなことは起こりえません(笑)。

実際に手を動かしていただいて、人によっては悪戦苦闘していただき、その中で、結果を積み上げつつ成長する
これが発明塾です。
こう書くと普通ですね(笑)。
まぁ、それ以外に人が成長できる方法はないと、僕は考えています。

「成長の本質は暗黙知」なので、体験・経験が必須になります。
形式知も、それを使いこなす暗黙知がないと、役に立ちません。
形式知の使いこなしがなぜ暗黙知になるかというと、各自の「身体」(例:脳)に大きく依存するからです。

「手を動かしながら」というのは、そういうことです。
形式知はAIが無限にくれる時代ですが、暗黙知は自分の体からしか出てこない
ただ、それだけの話です。

AI時代に差別化要素は暗黙知になり、身体になり、経験になる
そして、経験から生み出す暗黙知は、一生モノのスキルになります。
AI時代こそ、発明塾(笑)

そういうことです。
このペースでは終わりませんので、次に行きます(笑)。

汎用的で、多分野で活かせる考え方

その代わり、発明塾に参加することで得られた考え方は汎用性があり、多くの分野で適用可能です。
参加した時に調査した分野以外の発明を考える際も、役に立つと思います。ですので楠浦塾長が事例として紹介された分野以外の方も参加すれば多くのものが得られると思います。 

「その代わり、発明塾に参加することで得られた考え方は汎用性があり、多くの分野で適用可能」とありますね。
冒頭の「その代わり」とは、「魔法の杖ではなく、手を動かして身につけるもの」なんだけど、その代わりに、ということですね。

企業内発明塾では、発明塾の考え方や手法について、自分で手を動かして、自分の体(脳)に合うような手法として身につけることができますので、「汎用性」があるわけです。
あなたに合った方法だから、使いこなせる。
ただそれだけの話です。

発明塾の手法に汎用性があるというよりは、「汎用性がある形で使いこなせるノウハウも、身につけていただける体制になっている」というのが、正しいと僕は考えています。
そういう風に、カリキュラムやサポート体制を、僕自身が緻密に設計しているからです。
もちろん、僕の経歴(エンジン→風力発電→ナノテク・半導体・細胞培養→教育IT)や、特許を見ていただければ、発明塾の手法自体の汎用性も理解いただけると思いますが、そこは本質ではないと僕は考えています。

成長や教育という観点では、どんなに良い方法も、身につかなければ意味がないからです。
もちろん、「とにかく結果が出ることが優先だ」というお声にもきちんと配慮し、対応しておりますので、既存の教育・人材育成サービスについて、「教育・人材育成だと言うが、結果が出てないじゃないか!」という不満をお持ちの方も、ぜひご利用くださいませ。

僕も社長ですので、基本的には同感です。
結局は、結果がすべてです。
結果が出ない教育サービスに貴重な資金を投じるほど、暇でも金持ちでもありません(笑)。

調査対象企業の意図がわかるようになった

私も参加後に、特許を調べることがあり、以前よりもその企業が注目していることが分かるようになったと思います。
参加している期間は苦労することもありますが、得られるものは多く、得られた知識、考え方は、発明塾終了後も、参加した皆様の役に立つと思います。

「以前よりもその企業が注目していることが分かるようになった」とありますね。
素晴らしい。
僕はいつも、「特許の字面を読むのではなく、意図や戦略を読んでください」とお伝えしています。

なぜ、その特許を出しているのか、どうしたいのか、どれぐらい重要な技術・特許なのか、他の特許とのつながりはどうなっているか。
今後、どういう特許が出てくる可能性が高いか。
これは先読みですね。

意図、戦略、見えていない動向、そして今後の動き
これを読むのが、「特許を読む」という作業です。
書いてあることを読んで、「わかりました」「こう書いてました」で終わったらダメなんです。
それはもう、AIがやってくれます。

ただそこまで深く広く読むには、特許制度や特許出願の手続き、あるいは、知財戦略に関する詳細な知識が必要です。
技術者の人が、一番嫌がるやつですね(笑)。
超眠たい、知財教育の典型的かつ基本的な内容です。

基本というものは、どの分野でもつまらないものです。
だから、ほとんどの人が、理解・記憶していない。
結果として、ほとんどの人が上達(熟達)しない。

僕は、それでよいと思っています。
企業内発明塾で、その知識はフル活用いただくので、そこでいやでも憶えます
使い方も身につきます

「参加している期間は苦労することもありますが、得られるものは多く、得られた知識、考え方は、発明塾終了後も、参加した皆様の役に立つ」とあるので、間違いないでしょう。

「何で、特許制度のことなんて覚えないといけないのか?」
「特許公報のどこに何が書いてあるかなんて、どうでもいいですよね?」
「私は特許はほとんど出さないので、勉強しなくていいですよね?」

これは、僕が実際に技術者の方から聞いた言葉です。
僕が過去に担当した、「ザ・特許セミナー」的なものに出席された方の、生のお声です(笑)。
特許・知財のことを教えると、必ずこういう声が出る。
でも、企業内発明塾になると、皆さん「終了後も役立つ」と絶賛される。

知識は「手を動かしながら身につけるのがよい」ということでしょうね。
その価値も実感できるし、後々まで記憶に残る。
喜ばれる知財教育とは、こういうものなんだと思いました。

楽しく、わかりやすくするよりも、「使ってみる」ことが大事。
テクニックを駆使して「役立ちますよ」と説得するのではなく、自分で動いて、価値を理解してもらう。

一生モノのスキルを身につけたい方は、ぜひ「企業内発明塾」へご参加ください。
「企業内発明塾」は、新規事業・研究テーマ・発明創出の実働支援サービスであるとともに、最高の知財教育の一つでもあると、自負しております。

全社をあげて取り組みたくなる「新規事業企画」を創出できる
【全業種対応】新規事業創出の実働支援サービス 企業内発明塾
https://www.techno-producer.com/kigyounai-hatsumeijuku/

知財部の方からの問い合わせが非常に多い理由は、この辺にあるんでしょうね。

 

楠浦 拝

 

★本記事と関連した弊社サービス

①企業内発明塾®
「既存事業の強みを生かした新規事業の創出」を支援するサービスです。技術マーケティングのプロである楠浦の直接支援により、BtoC、BtoBを問わず、あなたの会社の強みを生かした新規事業の企画を生み出せます。
例えば「ガソリン車の部品技術の新用途を医療・介護分野で創出」「スマートフォン向けの材料の新用途を食品分野で創出」など、次々に成果が出ています。

➁無料メールマガジン「e発明塾通信」
材料、医療、エネルギー、保険など幅広い業界の企業が取り組む、スジの良い新規事業をわかりやすく解説しています。
「各企業がどんな未来に向かって進んでいるか」を具体例で理解できるので、新規事業のアイデアを出したい技術者の方だけでなく、優れた企業を見極めたい投資家の方にもご利用いただいております。週2回配信で最新情報をお届けしています。ぜひご活用ください。

「e発明塾通信」お申込みはこちら

★弊社書籍の紹介

①弊社の新規事業創出に関するノウハウ・考え方を解説した書籍『新規事業を量産する知財戦略』を絶賛発売中です!新規事業や知財戦略の考え方と、実際に特許になる発明がどう生まれるかを詳しく解説しています。

『新規事業を量産する知財戦略』書籍画像

※KindleはPCやスマートフォンでも閲覧可能です。ツールをお持ちでない方は以下、ご参照ください。

Windows用 Mac用 iPhone, iPad用 Android用

➁特許情報を活用して企業の真の価値と将来性を見抜く新しい投資アプローチを提案する『Patent Information For Victory』特許が投資に役立つ理由を、専門知識がなくても理解できるようわかりやすく解説します。特設ページで「Chapter.1」まで全文無料公開中です!

「Patent Information For Victory」書籍画像
関連記事
カテゴリ一覧
企業内発明塾バナー

最新記事

5秒で登録完了!無料メール講座

ここでしか読めない発明塾のノウハウの一部や最新情報を、無料で週2〜3回配信しております。

・あの会社はどうして不況にも強いのか?
・今、注目すべき狙い目の技術情報
・アイデア・発明を、「スジの良い」企画に仕上げる方法
・急成長企業のビジネスモデルと知財戦略

無料購読へ
© TechnoProducer Corporation All right reserved