「発明塾」塾長の楠浦です。
今回は、2025年11月28日(金)に開催いたしました「新規事業プロデューサー養成講座(支援者向け発明塾)」(企業内開催)説明会の、楠浦なりのまとめをお送りします。
【11/28(金)オンライン無料開催】「新規事業プロデューサー養成講座(支援者向け発明塾)」企業内開催 説明会 開催のお知らせ
https://www.techno-producer.com/news/kigyounai-business-producer-251128/
話をしていて思ったんですが、僕が言いたかったことは、実は今日取りあげる2点に尽きるんだろうなと。
人に話してみることは、大事ですね(笑)。
では、早速本題へ。
この記事の内容
説明会で、僕は「タネ明かし」という言葉を連呼していたようです(笑)
発明塾の「魔法」のタネ明かしを行う講座~「新規事業プロデューサー養成講座」説明会より
https://note.com/kusuura/n/n3e37af57fa60
発明塾参加者の方から、「魔法」「手品」という言葉がよく出ます。
特許情報から将来の技術の兆しを掴む、その技を発明塾でご教授いただきました。
特許情報なんて、過去に誰かが考えたことで、将来の兆しにどうしてつながるのか?、と思われるかもしれません。
将来は、ゼロから作られるわけではありません。これまでの技術を背景にして行われるのです。
そこで、これまでの様々な技術がどのように積み重ねられてきたのか、これを、巨人の肩の上に乗る、という言葉を具体化したやり方で、ロジックをもって、過去の技術である膨大な特許情報の中から、将来の兆しとなる情報を見つけ出す、これが発明塾なのです(という当方の理解です)。
楠浦先生は、これをほとんど魔法のように、さらっと見せてくださるので、最初はキツネにつままれたような気持ちになるかもしれませんが、裏には、ロジックがきちんとあります。頭に汗をかきながら、このロジックを身に着ければ、巨人の肩の上に乗ることができます!(知財部門の方のお声)
よくできた科学は魔法のように見える、とは、アーサー・C・クラークの言葉だったでしょうか(笑)。
つまり、「発明塾」は僕の科学だ、ということですね(笑)。
まぁ、長年の研究成果ですから、そうでしょうね。
それを種明かしするのが、「新規事業プロデューサー養成講座」です。
教育プログラムなので、タネ明かしに重点を置いており、結果・成果は追求しません。
公開講座を開催した結果、それで「モノ足りない」という方はおられませんでしたので、結果・成果を追求しなくとも、皆様なりに学んでいただけることは多い、と判断しています。
したがって、支援者志望の方だけでなく、(将来)提案者になりたい方にも、受けていただく価値はあるでしょう。
多くの方が「行き詰る」原因が、僕にはだいたいわかっています。
それらは、「ピボットの技術」をマスターすることで、解消できます。
日々の業務のいろいろなところで「ピボットの技術」が必要なのですが、これまであまり教えられていなかったように思います。
情報検索の手法は“習熟×切り替え”で決まる──15分で正解に近づく効率的調査の進め方
https://www.techno-producer.com/jukucho-room/information-search-method/
僕が説明会で「ピボット」について説明した部分を、AIに抜粋要約させました(楠浦が一部修正・追記)。
発言者とは僕のことです。
新規事業を進める上では、「結局、ピボットが大事だ」という認識が示されています。発言者は、前職で3年間で2回のピボットを経験したことに触れ、新規事業では、これくらいの柔軟性やスピード感がないと成功できないと考えています。
ピボットが必要となるのは、顧客についての事実(例:ヒアリングや販売の結果)に基づき、現在の仮説が微妙にずれていることが判明したり、社会情勢が変化していく中で方向転換を迫られたりする場合です。
皆さん、「最初の仮説」に、こだわりすぎるんですよね。
あるいは、最初の仮説にこだわらないといけないと思って、最初の仮説すら決まらない(笑)。
発明塾の第1回から第2回で、うまく進められない提案者の9割以上は、このパターンです。
AIが言っている通り(笑)、僕はナノテクスタートアップで3年で2回ピボットしています。
当初は半導体市場を狙っていたのを、光学フィルム用途に変えた。これは、顧客からの問い合わせ内容に基づいて、行いました。
結果的に、間違っていたことが判明し、1年以内に「LEDと細胞培養」にピボットしています。これは「特許情報」とそれに基づいた顧客候補ヒアリングをもとにしています。
顧客の声「だけ」に頼ると危うい。そして、特許情報は死ぬほど役に立つ。
そう感じた瞬間でしたね(笑)。
お金が尽きて、文字通り死にかけてましたので(笑)。
引き続き、AIx楠浦で(笑)。
このような方向転換(ピボット)を伴う「クイックなアクションを本人1人だけでやるのはなかなか大変」であるため、支援者がいた方が良い、あるいは「いないとなかなか難しい」とされています。
特に初めて新規事業に取り組む提案者は、ピボットのやり方が分からず、間違いを指摘されることを恐れてしまいがちです。しかし、経営者は「間違っていた」という報告をほとんどの場合怒ることはなく、むしろ「よく気づいたね」「今気づいてよかったな」と評価し、「早く変えろ」と促すことが重要であると発言者は述べています。
支援者は、提案者がどんどんピボットして正解にたどり着くべきであるため、そのピボットのやり方を身につけさせる役割を担います。決められたことを1年間とりあえずやってから報告し、ダメそうなら変えるというようなやり方は、「スピード感としても全然ダメ」だと指摘されています。
提案者がピボットしづらいのには、いくつかの理由があります。
「タイミングがわからない」「変えた責任をだれが取るのか」「怒られそう」などが、大きなところかと思います。
提案者一人の責任にしないためにも、周りが「ピボットのタイミングとネタ」を提供するべきなんですよね。
僕は実際、いつもそうしています。
これは、「発明塾」だけの話ではなく、弊社の経営でも同じです。
例えば、不慣れな弊社メンバーは「楠浦さんと相談して決めたことを、勝手に変えたら怒られるんじゃないか」と思うようですが、僕は最初に何を話したか、だいたい既に忘れています(笑)。
したがって、どんどん変えればいいわけです。
また、「間違っていた」ことに気づいた場合、「早く気づいてよかったね」ということになります。そう言うようにしているのではなく、本当にそうだからです。
間違っていたなら、早く気づいたほうがよいでしょ。簡単です(笑)。
新規事業や経営は、「早く正解にたどり着くゲーム」なので、誰が思いついたか、とか、途中で変えた、とかは、全くもってどうでもよいわけです。
全員で、早く正解にたどり着くために、今何をすべきか。
これに尽きます。
やや長いのですが、AIx楠浦です。
新規事業が育たない根本原因の一つとして、提案者が少ないという議論もありますが、それ以上に「周りでバックアップする体制も足りない」という問題意識が示されています。多くの企業が、提案者だけでなく、支援する側も同時に「経験不足」であることを認識しており、これが問題の本質であると注目されています。
支援者が未熟な場合、提案者のアイデアを育てるどころか、逆に「足引っ張っている」ケースが現場で起きていると指摘されています。このような支援者は、意見を言いたがる、あるいは自身の経験に囚われ、事実を調べずに意見を言ってしまう傾向があります。
支援者は「自然発生では出てこない」ことが「ほぼ証明されて」おり、むしろ「足引っ張っている」状況が多々見られるため、「育てましょう」という結論に至っています。ピボットを含む新規事業育成のスキルは「経験しないと、おそらく分からない」ものであるため、経験者が指導し、実践を通じて経験を積ませることが重要であると提唱されています。このため、支援者向けの講座では、臨機応変にどうやってアイデアを育てていくのかを汗水垂らして学び、実践する「リアルプレイ」が重要視されています。
新規事業をゼロから立ち上げた経験がある人は、どんな企業でも限られています。
しかも、経験がある人が足を引っ張っているという話も、よく聞こえてきます(笑)。
笑っちゃいけないのでしょうけど、笑うしかない、それが現実です。
ちなみに、そういう「足を引っ張る人」に対してどのように接すればよいかも、教えます(笑)。
僕も多数経験しているので、ほぼ100%対応できる対処法が、きちんと確立できています。
脱線しました(笑)。
正しいトレーニングで、「ピボット」を支援できる、スピード感がある支援者を育てる。
これしかない、というのが僕の結論です。
そのために、実戦に近い「リアルプレイ」を「タネ明かし」をバランスよく組み合わせているのが、「新規事業プロデューサー養成講座」です。
未来を創る!新規事業プロデューサー養成講座
https://www.techno-producer.com/business-supporter-course/
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2026年4月21日開講予定 ※最小催行人数に達し次第、開催確定
https://www.techno-producer.com/news/business-producer-course-2026/
新規事業提案のためにスキルアップをしたい、すべての方に受講いただけます。
また、参加者、および、参加者の周囲の方にお話を伺うと、「上司力」「部下力」のアップにもつながるようです。
もう、受けない理由がないですね(笑)。
楠浦 拝
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