【要約】
人を育てるのは、上司だけの仕事でしょうか?
発明塾では、異なる知識や経験、着眼点を持つ人が、互いの違いを面白がり、助け合いながら、企画と人を育てています。
教わる側も、やがて誰かを支える側になる。AI時代、知識の融合は容易になっても、人をつなぎ、チームとして機能させる力はますます重要です。
「上司が育てる」から「みんなで育ち合う」へ。
そんな組織づくりに向けて、皆さんの職場の課題をぜひ教えてください。
TechnoProducer株式会社/「発明塾」塾長の楠浦です。
今回は、「組織の価値を考える」がテーマです。
「部下が育たない」「若手が自分で考えない」「部署間の連携が進まない」
こうした悩みをよく耳にします。
特に、チームリーダーやマネージャーの方から、よくうかがいます。
そのたびに、僕は一つの疑問を感じます。
そもそも、人を育てるのは、上司だけの仕事なのでしょうか?
僕は、人材育成には、上司の指導だけでなく、異なる知識や経験を持つ人が互いに学び、支え合える組織のあり方が大切だと考えています
最近、この問題を改めて考え、全4回のnote記事にまとめました。
(記事リストは末尾に掲載しています)
今日は、そのエッセンスをご紹介します。
上司が、部下に必要な知識や経験をすべて持っているとは限りません。
技術に詳しい人、顧客をよく知る人、アイデアを考えるのが得意な人、物事を着実に進めるのが得意な人。
組織には、いろいろな人がいます。
全員が同じ能力を身につけるより、互いの違いを活かし、足りないところを補い合える組織の方が、強いのではないでしょうか。
これは、今年8月、ロケット教室の講演会でご一緒した植松努さんの「違うは素敵、足りないから出会えた」という言葉にも通じます。
大切なのは、上司が部下を一方的に育てることではなく、誰もが誰かの成長に貢献できること。
そして、助けてもらう経験を通じて、今度は自分が誰かを助けるようになることです。
実は、発明塾では、以前からこの考え方を実践しています。
発明塾では、一人ひとりが自分の発明や新規事業の企画を考えます。
しかし、一人だけで完成させるわけではありません。
異なる専門性や経験を持つ人が、互いの着眼点や知識を持ち寄り、企画を育てます。
そこで僕が大切にしているのが、
「何がオモロい?」
という問いです。
同じ情報を見ても、人によって注目するところは違います。
その違いを面白がり、互いの視点を取り入れることで、一人では思いつかなかったアイデアが生まれます。
また、誰かのアイデアに問題があっても、単にダメ出しするのではなく、
「その着眼点はおもろいね。だったら、こうしてみたら?」
と、次の一手を一緒に考えます。
そして、最終的には本人が決めて、行動する。
こうして、企画を育てながら、自分で考え、判断し、他者と協働できる人も育っていきます。
さらに企業内発明塾では、以前の受講者が次の受講者の支援者になる取り組みも行っています。
教わる側だった人が、誰かを育てる側になる。
しかも、支援する側も、その経験を通じて成長する。
最近では、企業内発明塾ではなく、他のワークショップでも同様の仕組みを取り入れていますが、支援する過去参加者の成長を感じますね。
僕だけでなく、ご本人も感じているようです。
これこそ、僕が目指している「育ち合う組織」の姿です。
新規事業プロデューサー養成講座でも、こうした取り組みを実践しており 、参加者の成長を上司の方にも実感していただくなど、手応えを得ています。
新規事業プロデューサー養成講座(公開講座)
https://www.techno-producer.com/business-supporter-course/
僕は今、発明塾で培ってきた方法を、発明や新規事業の企画にとどまらず、
「違いを活かして、互いに育て合い、育ち合うチームづくり」
にも展開したいと考えています。
単なる交流会でも、上司向けの指導研修でもありません。
異なる知識や経験を持つ人たちが、一緒に考え、互いの強みを発見し、一人ではできなかったことを実現する。
そんな体験を通じて、日常の仕事でも助け合い、学び合えるチームをつくる取り組みです。
異分野融合とか部門横断とか言いますが、掛け声で終わってませんか?(笑)
誰か一人の「スーパーマン」が頑張って何とかしようとして、疲弊してませんか?(笑)
頑張った人が疲弊して辞め、結局、組織が元に戻る。そんなことを繰り返していませんか?(笑)
AI時代は、異分野の「知識」を組み合わせることは、ますます容易になります。
でも、異なる専門性や経験を持った「人」をつなぎ、チームとして機能させるのは、誰がやるのでしょうか?
そんなチームを育てられるリーダーは、どうすれば育つのでしょうか?
これぐらいにしときますね(笑)。
そこで、皆さんに少し教えていただきたいことがあります。
皆さんの職場では、次のような課題はありませんか?
①若手が受け身で、自分から動かない
②部署間の壁があり、互いの強みを活かせていない
③人材育成が管理職任せになっている
④研修で学んだことが、日常の仕事に定着しない
⑤次世代リーダーや新規事業を育てる人が足りない
当てはまる番号を、ぜひお問い合わせフォームから教えてください。
https://www.techno-producer.com/contact/
複数選択でも構いません。
番号だけでも大歓迎です!
もし可能なら、こうした課題について、実際にどんな取り組みをされているか、差し支えない範囲で教えていただけるとうれしいです。
また現在、発明塾の手法を活かした新しいワークショップ、
「違いを活かし、互いに育ち合うチームづくりを体験する 」(仮称:名前は変わるかもしれません)
を構想しています。
※仕事だけでなく、家庭や友人関係にも応用できる考え方や手法をご紹介します。発明塾で実践し、磨いてきたものです。
互いの着眼点や知識・経験の違いを活かし、一緒に新しいアイデアを生み出す体験を通じて、「育て合い、育ち合うチーム」の第一歩をつくるプログラムです。
試行ワークショップを実施する際には、ご希望の方にご案内したいと思っています。
ご案内を希望される方は、回答に「試行案内希望」と一言添えてください。
皆さんからいただく声をもとに、プログラムそのものも育てていきたいと考えています。
皆さんの職場でのお悩みや、「こんなことができたらいいな」というご意見も、ぜひお聞かせください。
楠浦 拝
P.S.
関連記事リスト(全4回)
第1部:なぜ、人は組織で育つのか
https://note.com/kusuura/n/nb87a817814ca
第2部:人を育てるのは、上司ではなく、組織である
https://note.com/kusuura/n/nab55a8d3c68c
第3部:社外とつながる前に、社内でつながっていますか?
https://note.com/kusuura/n/n8bac9c7ef8e8
第4部:人が育ち合う組織は、どうつくるのか
https://note.com/kusuura/n/n8204db94c685
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