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【大学知財活用の課題解決】月額顧問サービスによる実践事例とその進め方

【大学知財活用の課題解決】月額顧問サービスによる実践事例とその進め方

2025.6.20

「発明塾」塾長の楠浦です。
企業内発明塾参加者/月額顧問サービス利用者/発明塾8週間集中パッケージ受講者のお声とともに、「発明塾で何をどう教えているか」を紹介しています。

・新規事業提案が進まない、提案が集まらない
・新規事業について、「ノーアイデア」の状態で進まない、進め方が分からない
・漠然としたアイデアはあるが、考えても同じところをグルグルするだけでまったく深まらず、堂々巡りで時間だけが過ぎていく、提案につながらない
・考えるアイデアは、すでに他社が手掛けているものばかりだ、どうすればよいか途方に暮れている
・新規事業や研究テーマを積極的に提案できる人材を育成したい
という方々に、ぜひご転送や回覧含め、ご紹介をお願いします

今回は、「月額顧問サービス」利用者の方のお声です。

月額顧問サービス
https://www.techno-producer.com/advisory-service/

==お声、ここより

調査内容の共有ありがとうございます。
これだけでもお願いした価値がかなり実感でき、より当日が楽しみになりました。

国立大学 URA部門の方【月額顧問サービスご利用】

==お声、ここまで

シンプルなのですが、開始前のお声は珍しいので、月額顧問サービスが実際にどのように行われているかのご紹介を兼ねて、コメントさせていただきます。

いただいた資料にもとづいて「事前調査」を実施

調査内容の共有ありがとうございます。
これだけでもお願いした価値がかなり実感でき、より当日が楽しみになりました。

今回は大学のURA部門の方からのご依頼です。
URAとは、ユニバーシティ・リサーチ・アドミニストレーターの略で、大学などの研究機関において、研究活動の企画やマネジメント、研究成果の活用促進などを行う専門職です。
おおよそご依頼の内容は想像がつくでしょうか(笑)。

例えば、研究テーマ・発明の創出や育成、あるいはそれらを強い特許(群)になるよう特許出願したい、先取りしたい、特許の出し方や権利の取り方、戦略の相談をしたい、といったご相談の場合、発明テーマやアイデア、発明提案書の内容を共有いただき、それにもとづいて、発明塾で言うところの先行例調査、エッジ情報の調査を行います。
その場で行ってもよいのですが、4時間ある企業内発明塾でも、うっかり僕が本気で調査に没頭(笑)すると「何が起きているかよくわからない、理解できない、ついていけない」という声が多く出ます。
1時間の月額顧問では、僕もいつも以上の全力で急ぎますので、これに拍車がかかることは間違いありません。
発明やアイデアの本質の理解、あるいは、発明の背景、発明者の方の背景の理解をかねて、事前にある程度調べて、独自のメモを残しておくことにしています。

今回は、そういった僕自身の理解のためのメモを事前にお送りした際に、いただいたお声です。
1時間しかありませんので、背景についてそこで聞いてたらそれで時間切れになりますから、事前に調べておくということです。
月額顧問では、自己紹介の時間すら設けません(笑)。
もっとも、月額顧問の時間枠でセミナーをやってほしい、というご要望の場合には、その限りではありません。
あくまでも、月額顧問の枠内で実働支援をしてほしい、という場合の話です。

月額顧問サービス面談当日の進め方

お声にはありませんが、実際には当日、そのメモの内容を必要に応じて僕が解説しながら、さらに追加の情報を頂いたり、互いの理解を確認したりして、議論と作業を進めていきます
「ここをもうちょっと調べたい」とか、「おっしゃる通りなんだけど、実はこういう事情があって・・・」みたいなやり取りですね。

事前にメモがあることで、皆さんの頭が整理されるようです。
そもそも、僕が頭の整理を兼ねて、調査しながら作っているメモなので、まぁそうなりますよね。
「解くべき問題(課題)がわかれば、作業は8割がた終わり」だと僕は思っているので、問題の定義や構造化を、先行例を調査しながら行うわけです。
殆どのアイデアや発明、あるいはその権利化において、99%の内容は先人が考えてくれています。
独自に検討すべき内容は、ほとんどありません。
その「急所」を特定して、どう攻めるかの戦略まで考えておけば、限られた時間を有効に使えますし、スムーズに進みます。

もちろん、当日その場で何か思いつくこともあります。
僕が思いつくこともあれば、依頼者(大学の先生、研究者など)が思いつくこともあります。
また、事前に資料を頂いてから1‐2週間の間に、研究が進んだり、世の中で新たな研究成果が発表されたりすることも多々あります。最先端って、そういうことですよね。
その場で思いついたことも含め、常に最新の情報をもとに、進めていきます

月額顧問サービスの利用方法

今回ご紹介したお声は、大学のURAの方のご依頼でした。
「研究活動のマネジメントや研究成果の活用促進」のお手伝いですね。
大学の研究成果の事業化支援については、以下のセミナーで実例を詳しく紹介しています。

発明塾動画セミナー「研究シーズから事業化へのストーリーを描く方法~サイエンスと産業のギャップを埋めた実例から学ぶ~」
https://e-hatsumeijuku.techno-producer.com/research-to-business

月額顧問サービスでは、発明の育成・権利化支援・事業化支援などの実働支援だけでなく、教育目的のサービス、例えば、セミナーの開催なども可能です。
どのようなことが可能か、以下の「知財活用サービスカタログ」を参照ください。

知財活用サービスカタログ
https://www.techno-producer.com/wp-content/themes/TechnoproducerTheme/pdf/tp-service-menu.pdf

以下のような実績があります。

・セミナーの開催(1時間、2時間、など)
・新規事業のネタ探しの支援(複数回ご利用)
・技術マーケティングの支援
・特許の効率的な読み方の指導
・エッジ情報の目利きの支援(複数回ご利用)
・企業内発明塾の補足
・「強い特許」取得のご相談(知財開発)

まとめ

■ 月額顧問サービスで実践する大学知財活用の進め方

  • 事前調査で課題を明確化
    • 大学の研究成果や発明提案書に基づき、先行例調査・エッジ情報調査を実施
    • 課題の構造化や問題定義を行い、知財戦略の急所を特定
  • 面談当日での実践支援
    • 調査メモをもとに議論を進め、追加情報や現場の事情をヒアリング
    • 最新情報・研究動向を反映し、知財活用の最適な戦略を策定

■ 大学知財活用の成功に導く月額顧問サービスの活用法

  • 知財の事業化・特許戦略の実働支援
    • 発明の育成、強い特許の取得、技術マーケティングの支援を提供
    • 新規事業や研究シーズの事業化ストーリー構築を支援
  • 教育・研修としての活用
    • 知財活用や特許の効率的な読み方、技術動向調査のノウハウ提供
    • 企業内発明塾や大学セミナー形式での知財戦略教育も可能

 

楠浦 拝

 

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