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アシックスの知財戦略:デジタルエコシステムとサステナビリティ主導の競争優位性分析

3行まとめ

独自の技術ポートフォリオによる収益構造の質的転換と過去最高益の達成

知財で保護された高付加価値製品へのシフトにより、2024年度の営業利益は1,000億円を突破し、デジタル技術による在庫最適化で粗利益率も56.5%へ改善しました。

「Human-Centric Science」とパーソナライゼーションによる差別化戦略

競合と異なる「ストライド型・ピッチ型」の走法別設計や、Dassault Systèmesとの連携による「ASICS Personalization Studio」でのマスカスタマイゼーション技術により、独自の市場優位性を築いています。

デジタルエコシステムの拡大とサステナビリティ主導の競争力強化

1,764万人のOneASICS会員基盤を活用したLTV最大化に加え、循環型製品「Nimbus Mirai」やグリーン水素活用などの環境技術をブランド価値の源泉としています。

エグゼクティブサマリ

1. 知財・技術戦略が財務(売上・利益率)に与えているインパクト

2024年度(FY2024)および2025年度第3四半期(FY2025 Q3)の財務データは、アシックスの技術・知財戦略が収益構造の質的転換に直接的に寄与していることを示している。特に「Mid-Term Plan 2026」で掲げられた目標の前倒し達成は、単なる市場回復ではなく、独自の技術ポートフォリオによって保護された高付加価値製品へのシフトによるものである。2024年度の営業利益は1,000億円の大台を突破し、営業利益率は業界最高水準の14.8%以上を記録した 1。この収益性の向上は、特許保護された「Performance Running」カテゴリーの高価格帯製品(Metaspeedシリーズ等)と、ファッション性と技術を融合させた「SportStyle」「Onitsuka Tiger」カテゴリーの成長に牽引されている。特筆すべきは、デジタル技術への投資がサプライチェーン管理(SCM)や在庫最適化(PSI管理)に適用され、粗利益率が56.5%(前年同期比+1.1ポイント)へと改善した点である 3。知財ポートフォリオが「機能性の保護」から「ブランドプレミアムおよびオペレーショナル・エクセレンスの源泉」へと役割を拡大させていることが確認できる。

2. 注力している技術領域(自律化、電動化、デジタルサービス等)の進捗

アシックスは「Global × Digital」および「Personalization」を技術戦略の中核に据え、従来の「靴・ウェアの製造」から「データ駆動型ヘルスケアサービス」への転換を加速させている。重点領域は大きく三点に集約される。第一に、Dassault Systèmesとの提携による「ASICS Personalization Studio」の設立に見られるような、3D/4Dプリンティング技術とアルゴリズム設計を用いたマスカスタマイゼーション技術の実装である 4。第二に、カシオ計算機との協業による「Runmetrix」や「Runkeeper」を通じた、センシング技術とビッグデータ解析の融合であり、ここでは「ストライド型」「ピッチ型」といった走法分類アルゴリズムが特許化されている 6。第三に、カーボンニュートラル実現に向けた「Green Hydrogen(液化水素)」サプライチェーンへの参画や、微生物由来の人工クモの糸(Seevix社)など、サステナブルマテリアルの開発である 8

3. 特許ポートフォリオの規模と質的変化

特許データベースおよび統合報告書の分析によると、アシックスの特許ポートフォリオは「量」から「質」への転換期にある。全世界での特許保有数は約1,839件であり、そのうち54%以上が有効権利として維持されている 10LexisNexis社のPatent Asset Indexを用いた分析では、2019年以降、特許の競争力指標が着実に向上していることが報告されている 11。出願傾向は、従来のソール構造や素材(FlyteFoam等)に関する特許に加え、デジタル技術(データ処理、センシング)、サステナビリティ関連技術、およびデザイン(意匠)の保護へと多角化している。特に米国での特許登録率は約79.3%と高く、競合の多い北米市場において排他権の確保に成功している 10。また、「SportStyle」や「Onitsuka Tiger」における意匠権の積極的な活用は、模倣品対策だけでなく、ブランドの美的価値を法的独占権として確立する戦略意図を示唆している。

4. 競合他社に対する技術的優位性または課題

競合他社(NikeAdidas)と比較した場合、アシックスの技術的優位性は「Human-Centric Science(人間中心の科学)」に基づく生体力学(バイオメカニクス)データの蓄積と、それを製品設計に落とし込む実装力にある。Nikeが厚底カーボンシューズ市場を「Vaporfly」で創出したのに対し、アシックスは「Metaspeed」シリーズにおいて「ストライド型」と「ピッチ型」の走法別設計を導入し、特許技術により明確な差別化を図った 6。一方で、Adidasが「4DFWD」において3Dプリントミッドソールの量産化と市販化で先行している点に対し、アシックスは「Personalization Studio」を通じた「完全オンデマンド製造」という異なるアプローチで追撃しているが、規模の拡大はこれからの課題である 4。また、デジタルプラットフォームの収益化においては、Nikeの「Nike Run Club」やStrava等の競合に対し、「Runkeeper」のエコシステム拡大とリテンション(継続率)維持が課題として残る 13

5. 今後のR&D投資計画と長期ロードマップ

今後のR&D投資は、「Vision 2030」の達成に向け、物理的な製品開発とデジタルサービスの融合領域に集中投下される計画である。具体的には、2026年を目処に「ASICS Innovation Campus(仮称)」を設立し、グローバルなR&Dハブとしての機能を強化する方針である 14。ここでは、外部機関とのオープンイノベーションを推進し、AIを用いた材料探索や、バイオメカニクス解析の自動化技術が開発される見込みである。また、サステナビリティ領域では、2030年までのCO2排出量63%削減(2015年比)達成に向け、製品のカーボンフットプリント表示の拡充と、循環型製造プロセス(例:Nimbus Mirai)への投資が継続される 15。財務的には、営業利益1,300億円以上、ROA15%前後を目指す「Mid-Term Plan 2026」の修正目標に基づき、イノベーションへの資本配分が優先される 14

戦略的背景とIR資料のアーカイブ

R&D投資の推移(Quantitative Log

アシックスのR&D投資は、単なる製品改良費ではなく、将来のキャッシュフローを生み出すための戦略的資本として位置づけられている。財務諸表およびIR資料から抽出したデータに基づき、近年の投資動向と経営上の位置づけを分析する。特に、売上高の拡大に伴い、R&Dを含む戦略投資が絶対額として増加傾向にある一方で、販管費全体としてのコントロールが効いている点が特徴である。

1:アシックス 主要財務・R&D指標の推移(連結)

 

会計年度 (Fiscal Year)

売上高 (Net Sales) [億円]

営業利益 (Op. Profit) [億円]

営業利益率 (Op. Margin)

R&Dおよび戦略的注力領域 (Strategic Focus & R&D Context)

参照ソース

FY2024 (Actual)

6,785

1,001

14.8%

Global × Digital」の加速。Personalization Studio設立(パリ)。インド・東南アジアでのデジタル投資強化。「ASICS Innovation Campus」設立計画の発表。

2

FY2023

5,704

542

9.5%

Mid-Term Plan 2023最終年。過去最高益達成。Core Performance SportsSportStyleが牽引。デジタル会員基盤の拡大(OneASICS)。

17

FY2022

4,846

340

7.0%

サステナビリティ起点のR&D(世界最小CO2排出シューズ開発)。CVCASICS Ventures)によるスタートアップ投資の活性化。

17

FY2021

4,040

219

5.4%

コロナ禍からの回復。Casioとの協業による「Runmetrix」ローンチ。デジタルサービスとハードウェアの融合。

7

FY2020

3,287

(39) (Loss)

-1.2%

パンデミック対応。「Vision 2030」策定。ECチャネル強化とデジタルマーケティングへのリソースシフト。

19

解説:数値の背景にある戦略的意図

FY2020の営業赤字からFY2024の過去最高益(1,000億円超)へのV字回復は、R&Dとマーケティングの効率化、および高付加価値製品への集中投資の結果である。FY2024においては、売上高が約6,785億円、営業利益率が約14.8%に達しており、これは製造業としては極めて高い水準である 2。特筆すべきは、売上の拡大に伴い、販管費(SG&A)のコントロールが進んでいる点である。デジタル技術への投資は、製品開発(R&D)だけでなく、需要予測や在庫最適化(PSI管理)といったオペレーション領域にも適用されており、これが粗利益率の改善(56.5%)に寄与している 3。また、R&D投資額そのものの絶対額は公開データ(Summary短信等)において「販管費」の一部として計上され、個別の「研究開発費」として明示されないケースがあるが、経営方針説明会資料では「Innovation」への投資が最優先事項として掲げられている 14

経営陣の技術コミットメント

アシックスの経営陣は、技術と知財を企業の存続基盤として明確に定義している。過去のCEOおよびCOOの発言からは、技術を「機能」としてだけでなく、「顧客体験(Experience)」の一部として捉え、さらに「サステナビリティ」を競争軸に据える視点の変化が読み取れる。

廣田 康人(Yasuhito Hirota)会長 CEO

2023年は、2019年から始まったカテゴリー経営体制への移行に伴う一連の経営改革の総仕上げの年でした。すべての利益段階で過去最高を達成しました。2024年からは新たな中期経営計画『Mid-Term Plan 2026』が始動します。グローバル戦略とデジタル技術を組み合わせるアプローチをさらに追求し、より一体感のあるグループとして有機的なカテゴリー経営体制を持つグローバル・インテグレーテッド・エンタープライズへと変革していきます。」22

富永 満之(Mitsuyuki Tominaga)社長 COO

ASICS Personalization Studioにおけるダッソー・システムズとの協業を嬉しく思います。両社の先進技術と知見を活用したパートナーシップにより、お客様一人ひとりのニーズに応える製品で、心身ともに健康で幸せな生活の実現をサポートし、最適な価値を提供します。」23

2024年の特筆すべき成果は、営業利益1,000億円の大台に初めて到達したことです。これは、アシックスが全く新しいレベルに到達したことを裏付けるものです。」1

これらの発言は、技術開発の方向性が「製品単体の性能向上」から「個人のニーズに適合させるパーソナライゼーション技術」および「グローバルな事業運営を支えるデジタル基盤」へとシフトしていることを裏付けている。また、「Vision 2030」の策定プロセスにおいては、若手社員を中心としたチームが編成され、デジタル、パーソナル、サステナブルという3つの共通テーマが設定された経緯がある 21

知的財産・技術ポートフォリオの全貌

本セクションでは、アシックスの競争力の源泉である具体的な技術資産と、それを保護する知財網について詳述する。

(1) 重点技術領域のカタログ

A. 生体力学に基づく材料革新とソール構造(Material Science & Biomechanics

アシックスのコア技術は、アシックススポーツ工学研究所(ISS)における人体動作分析に基づく。

  • FlyteFoam™ Technology (およびその派生技術):
    • 技術概要: EVA(エチレン酢酸ビニル)よりも軽量かつ高反発なミッドソール素材。有機繊維(ナノファイバー)を気泡壁に混入することで、変形後の復元力を高めている 25
    • 進化系譜:
      • FF BLAST™: バウンス感を重視したフォーム。
      • FF BLAST™ TURBO: アシックス史上最軽量かつ高反発な素材。「Metaspeed」シリーズに搭載。カーボンプレートとの組み合わせにより、ストライドの伸長を促進する 25
      • FF BLAST™ PLUS ECO: サトウキビ由来のバイオベース素材を約24%以上使用し、軽量性と環境負荷低減を両立 28
    • 特許関連: 米国特許US11771172B2等は、ポリプロピレン樹脂とポリ-α-メチルスチレン樹脂のマトリックス構造を持つ熱可塑性エラストマーに関するものであり、優れた接着性と耐久性を保護している 29
  • Metaspeedシリーズの走法別設計:
    • 技術概要: ランナーの走法を「ストライド型(一歩の歩幅を伸ばして加速)」と「ピッチ型(足の回転数を上げて加速)」に分類し、それぞれの走法に最適なソール形状とカーボンプレートの配置を設計する技術 6
    • Metaspeed Sky: ストライド型向け。カーボンプレートを足の裏に近い位置に配置し、フォームの反発力を利用して垂直方向へのエネルギーリターンを最大化し、ストライドを伸ばす。
    • Metaspeed Edge: ピッチ型向け。カーボンプレートをミッドソールの低い位置に湾曲させて配置し、前方への転がり(ロッカー構造)を重視して回転数を維持しやすくする 30
    • 知財的意義: 単一の「厚底」ではなく、バイオメカニクスに基づく「分岐設計」を特許化することで、画一的な厚底シューズ市場において独自のポジションを確立している。
  • 4D GUIDANCE SYSTEM™:
    • 技術概要: 従来の「硬い素材で足を固定する」スタビリティシューズの概念を覆し、走行中の足の動きや疲労による変化に合わせて適応的に安定性を提供する技術。「GEL-KAYANO 30」以降に実装。
    • 構成要素: ワイドなベースネット、ミッドソールの幾何学形状、高反発フォーム、そして土踏まず部分に配置された柔らかく反発性のあるパーツが連携して機能する 28
    • ビジネス貢献: ランニングシューズ市場における「安定性(Stability)」カテゴリーでのシェア維持と、初心者から上級者までの幅広い層への訴求。

B. デジタル・パーソナライゼーション(Digital & Personalization

Vision 2030」の中核をなす領域であり、物理的な製品とデジタルデータを結合させる技術群である。

  • ASICS Personalization Studio:
    • 概要: 2024年にパリ近郊(Dassault Systèmes本社敷地内)に開設された実証実験施設。2025年以降、日本への移転・展開が計画されている 4
    • 技術プロセス:
      1. 3Dスキャン: スマートフォンアプリ等でユーザーの足型データを取得。
      2. アルゴリズム設計: Dassault Systèmesの「3DEXPERIENCEプラットフォーム」および「CATIA」を使用し、足型データと生体力学データに基づき、ソールの格子構造(ラティス)を自動生成・最適化する 5
      3. オンデマンド製造: LuxCreo社の3Dプリンティング技術(Smart Factory)を用い、柔軟性と弾力性を兼ね備えたエラストマー素材でインソールやミッドソールを積層造形する 33
    • 戦略的意図: 在庫リスクの低減(Made-to-order)、顧客エンゲージメントの深化、および大量生産品では不可能な「個への最適化」によるプレミアム価格の正当化。
  • Runmetrix & Motion Sensor (CMT-S20R-AS):
    • 概要: カシオ計算機と共同開発したモーションセンサー。腰に装着することで、ピッチ、ストライド、接地時間、骨盤の回旋、体幹の後傾など20種類以上の指標を計測する 7
    • 知財連携: アシックスのスポーツ工学知見とカシオのウェアラブルセンシング技術・省電力技術が融合。計測データはアプリ「Runmetrix」で解析され、フォーム改善のアドバイスやスコアリングが提供される。
    • 特許: 運動パフォーマンス分析システムや、センサーからのデータを処理してフィードバックを提供する手法に関する特許群(US11328620等)が関連している 35

C. サステナブル・マテリアル(Sustainability Innovation

環境対応技術は、規制対応だけでなく、ブランド価値向上に不可欠な要素となっている。

  • Seevix (SVX™ Spider Silk):
    • 概要: イスラエルのスタートアップSeevix Material Sciences社との提携により開発された、人工クモの糸(バイオポリマー)。鋼鉄の5倍の強度を持ちながら軽量で生分解性がある 8
    • 実装: アシックスのスポーツ用品への応用研究が進められており、耐久性とサステナビリティを両立する次世代素材として位置づけられている。
  • Chameleoid Mesh:
    • 概要: 東レ株式会社と共同開発した、見る角度によって色が変化する特殊メッシュ素材。通気性とフィット感に加え、視覚的なユニークさを提供する。縦方向と横方向の伸縮率を制御する技術が含まれる 37
  • Nimbus Mirai:
    • 概要: 循環型社会の実現に向けた、リサイクル可能なランニングシューズ。アッパーとソールを容易に分離できる特殊な接着技術を採用しており、使用後の回収・再資源化を前提とした設計となっている 16

(2) 特許・商標データ分析

アシックスの知財活動は、日本国内での強固な基盤に加え、米国・欧州・中国での権利化を強化している。

2:アシックス 特許ポートフォリオ概況(推計)

 

指標 (Metric)

データ概要 (Data Summary)

解説 (Analysis)

総特許数

1,839件(登録済み含む)

グローバルでの特許総数は約1,800件規模であり、そのうち54%以上が有効(Active)な権利として維持されている 10

主要出願国

1. 日本 (792)

 

2. 米国 (256)

 

3. 欧州 (200)

 

4. 中国 (159)

日本が最大であるが、米国・欧州・中国への出願比率が高く、主要市場を網羅している。特に中国での出願数は増加傾向にある 10

出願トレンド

2019年: 183

 

2020年: 124

 

2021年: 95

 

2022年: 26件(公開ラグあり)

2019年をピークに出願件数は減少傾向に見えるが、これは「厳選出願」へのシフトと、公開までのタイムラグ(18ヶ月)の影響が含まれる可能性がある。一方で、登録率(Grant Rate)は米国で約79.3%と高い水準を維持している 10

技術分野 (CPC)

A43B (Footwear)

 

G06Q (Data Processing)

 

A63B (Sports Equipment)

従来の靴構造(A43B)に加え、デジタルヘルスケアやデータ処理(G06Q)に関する特許が増加している。これはRunkeeper等のサービス展開と連動している。

商標・意匠

グローバルで約5,000件の商標登録

ASICS」ブランドだけでなく、機能名(GEL, FlyteFoam)や各プロダクトライン(Onitsuka Tiger)の商標を約180カ国で保護。インドや中国では「著名商標」としての認定を獲得し、保護レベルを強化している 11

特許の質的評価(Patent Asset Index

LexisNexis社のPatent Asset Indexによると、アシックスの特許ポートフォリオの競争力は2019年以降、一貫して上昇している。これは、単なる件数稼ぎではなく、他社製品の排除やクロスライセンスに有効な「強い特許」の取得に注力していることを示している 11

(3) サービスビジネスとの連動(Ecosystem Monetization

アシックスの知財戦略は、製品売り切りモデルから循環型・サービス型モデルへの転換を支えている。

  • OneASICS会員基盤の収益化:
    OneASICS会員数は2024年時点で1,764万人に達し、2023年の945万人から急増している 38。このIDは、ECサイトでの購入履歴だけでなく、Runkeeperでの走行データ、店舗での足型計測データと紐付けられている。この統合データ基盤により、LTV(顧客生涯価値)の最大化を図っている。
  • Runkeeperのフリーミアムモデル:
    Runkeeperは基本機能の無料提供に加え、「Runkeeper Go」というサブスクリプションサービスを提供している。ここでは、個別のトレーニングプラン作成や詳細な分析機能が提供される。このアルゴリズムやユーザーインターフェース(UI)に関する特許は、競合他社(Strava, Nike Run Club)に対する参入障壁として機能している。特に、ユーザーの進捗状況をフレーミングする(Retention Mech: Progress Framing)機能は、継続率を高める重要な要素となっている 13
  • 循環型エコシステム(Circular Economy:
    Nimbus Mirai」のようなリサイクル可能なシューズの開発は、製品回収プログラムとセットで運用される。製品設計(接着剤の選定や分解容易性)に関する知財は、この循環システムを他社が容易に模倣できないようにするための重要な資産である 16

オープンイノベーションとエコシステム

アシックスは自前主義を脱却し、CVCASICS Ventures)を通じた外部技術の取り込みを加速させている。これにより、社内リソースだけでは到達困難な領域(先端材料、AI3Dプリント)へのアクセスを確保している。

提携・M&A・出資リスト

3:主要な提携・出資案件とその戦略的狙い

 

パートナー企業 (Partner)

形態 (Type)

拠点 (Location)

戦略的狙いと技術領域 (Strategic Focus)

参照ソース

Dassault Systèmes

提携 (Partnership)

フランス

マスカスタマイゼーション。「Personalization Studio」における3Dモデリング、デジタルツイン、アルゴリズム設計基盤の構築。

4

LuxCreo

提携 (Partnership)

米国/中国

3Dプリンティング(積層造形)。弾力性のあるエラストマー素材の高速印刷技術の提供。

33

Seevix Material Sciences

出資 (Investment)

イスラエル

サステナブル素材。人工クモの糸(SVX)を用いた高強度・生分解性繊維の開発。

8

PYRATES Smart Fabrics

出資 (Investment)

スペイン

スマートテキスタイル。天然由来の機能性繊維を用いたアパレル開発。

39

Casio Computer

提携 (Partnership)

日本

センシングデバイス。G-SHOCKおよびモーションセンサー(CMT-S20R-AS)とRunmetrixアプリの共同開発。

7

Japan Suiso Energy (JSE)

参画 (Project Participation)

日本

グリーンエネルギー。NEDOグリーンイノベーション基金事業における液化水素サプライチェーン構築への参画(脱炭素化)。

9

RebuilderAI

出資 (Investment)

韓国

3Dモデリング技術。スマートフォンを用いた簡易3Dスキャン技術の活用(2025年出資)。

41

Walkmetrix

共同開発 (Partnership)

日本

カシオとの協業第二弾。ウォーキング市場向けのセンシングおよびコーチングアプリ。

7

政府・公的機関との連携

  • NEDOグリーンイノベーション基金:
    アシックスは直接の助成対象事業者ではないものの、脱炭素社会の実現に向けた広範なコンソーシアムの一員として、Japan Suiso EnergyJSE)や川崎重工が進める液化水素サプライチェーン構築プロジェクトに関与している文脈がある。川崎重工とJSE20261月に世界最大の40,000m3級液化水素運搬船の建造契約を締結しており、アシックスはこのサプライチェーンから供給されるクリーンエネルギーを将来的に活用する需要家としての立ち位置を模索していると考えられる 9
  • 大学との共同研究:
    アシックススポーツ工学研究所(ISS)は、世界中の大学と共同研究を行っている。例えば、マサチューセッツ工科大学(MIT)とは製品ライフサイクルにおけるCO2排出量の算出手法に関する共同研究を行い、カーボンフットプリント表示の信頼性を担保している 42

リスク管理とガバナンス(IP Governance

ビジネスのグローバル化に伴い、知財に関するリスク管理は最重要課題となっている。アシックスは、ブランド保護と模倣品排除のために積極的な法的措置を講じている。

係争・審査のファクト記録

アシックスは自社のブランドアイデンティティ、特に「ストライプデザイン」や商標を守るために断固とした法的措置を講じている。

  • Sneakerarena LLC 訴訟(2023-2024:
    • 概要: 2023年11月、アシックス・アメリカ(ASICS America Corporation)はSneakerarena LLCに対し、商標権侵害(Trademark Infringement)で米国カリフォルニア中部地区連邦地方裁判所に訴訟を提起した(Case Number: 8:2023cv02259)。
    • 結果: 2024年322日、和解(Settlement)により訴訟は取り下げられた(Dismissed without prejudice)。詳細な和解条件は非公開であるが、この迅速な解決はブランド保護のための監視体制が機能していることを示している 43
  • Has Brands LLC 訴訟(2023:
    • 概要: 同様に202311月、商標権侵害でHas Brands LLCおよび個人被告を提訴。こちらもブランド保護の一環としての法的アクションである 45
  • Skechers 訴訟(過去の事例):
    • 文脈: 過去(2007年等)にはSkechersとの間でストライプデザインを巡る長期的な法廷闘争があった。Skechers側が勝訴した事例もあるが、アシックスは一貫して自社の「タイガーストライプ」のデザイン保護を主張し続けている。これは、デザイン要素が単なる装飾ではなく、ブランドの識別子として極めて重要であることを認識しているためである 46

守りの戦略(Governance

  • 模倣品対策(Anti-counterfeiting Activities:
    アシックスは「Anti-counterfeiting activities」を掲げ、世界各地で模倣品の摘発を行っている。特にECサイト上での商標権侵害監視を強化しており、ブランド価値の毀損を防ぐためのグローバルなモニタリング体制を敷いている 47
  • IPランドスケープの活用:
    経営戦略決定のプロセスにおいて「IPランドスケープ」を活用し、競合の特許動向や技術トレンドを分析した上で、R&Dの方向性を決定している。これにより、無駄な投資を避け、ホワイトスペース(未開拓領域)への出願を促進している 47

競合ベンチマーク(技術・財務比較)

グローバルスポーツウェア市場における主要競合(Nike, Adidas)とアシックスの比較を行う。各社とも「技術」を競争の源泉としているが、そのアプローチには明確な違いが存在する。

4:主要競合3社の技術・財務指標比較(2024年前後)

 

指標 (Metric)

ASICS

Nike

Adidas

売上高規模

~6,785億円 (FY2024) 2

~$513億 (FY2024) 48

~$230億 (FY2023) 49

主力厚底/カーボン技術

Metaspeedシリーズ

 

FF Blast Turbo (高反発フォーム)

 

ストライド型/ピッチ型への最適化設計 6

Vaporfly / Alphafly

 

ZoomX (Pebax系フォーム)

 

Air Zoomユニット搭載による反発性 50

Adios Pro

 

Lightstrike Pro

 

Energy Rods (カーボンバー)による屈曲制御 30

3Dプリンティング技術

Personalization Studio

 

Dassault Systèmes連携。

 

店舗/ラボでのオンデマンド製造を目指す(実証段階) 4

Flyprint (過去のプロジェクト)

 

現在はニット技術(Flyknit)と製造プロセスの自動化に注力。

4DFWD

 

Carbon社との提携。

 

ボウタイ(蝶ネクタイ)型格子構造による「前方推進力」への変換技術。既に量産・市販化済み 12

デジタルプラットフォーム

Runkeeper / OneASICS

 

「個人の成長・継続」に焦点。

 

カシオ等の外部デバイス連携。

 

会員数1,764万人 38

Nike Run Club (NRC) / SNKRS

 

圧倒的なブランド力とコミュニティ。

 

DTC(直販)比率が高い。

Runtastic (adidas Running)

 

欧州を中心に強固な基盤。

 

サステナビリティ(海洋プラ除去等)との連動。

技術戦略の特徴

Human-Centric & Personalization

 

日本人/アジア人の足型データ蓄積を強みに、個体差への適応を重視。

Marketing & Innovation Scale

 

圧倒的なR&D予算とマーケティング力で市場トレンドを作り出す。

Material & Process Innovation

 

海洋プラスチック(Parley)や3Dプリントなど、製造プロセス革新で先行。

分析:アシックスの立ち位置

NikeとAdidasが圧倒的な資本力で「市場のルール」を作るのに対し、アシックスは「特定の機能(安定性、日本人の足型適合など)」と「ニッチな技術深耕(積層造形のパーソナライズ)」で差別化を図っている。特に、Adidasが「4DFWD」で3Dプリントシューズの量産化(マスプロダクト)に成功しているのに対し、アシックスは「Personalization Studio」で「完全オーダーメイド(マスカスタマイゼーション)」を志向しており、戦略の方向性が異なる。Adidasは構造による物理的な推進力を売りにしており、アシックスは個人の足への適合性とバイオメカニクス的な最適化を重視していると言える。

公式ロードマップと未確認情報

サステナビリティ・技術ロードマップ

アシックスが公式に発表している時系列目標は以下の通りである。これらは単なるスローガンではなく、具体的なKPIとして管理されている。

  • 2026:
    • Mid-Term Plan 2026の完了。営業利益1,300億円以上、営業利益率17%以上、ROA15%の達成(上方修正後)14
    • ASICS Innovation Campus(仮称)」の稼働開始予定。グローバルR&D体制の確立により、デジタルとフィジカルの融合研究を加速させる。
  • 2030:
    • Vision 2030: 「誰もが一生涯、運動・スポーツに関わり続けられる世界の実現」。
    • 環境目標:
      • 事業所での再生可能エネルギー利用率100%RE100準拠)。
      • サプライチェーン(Scope 3)におけるCO2排出量63%削減(2015年比)。
      • 製品へのリサイクルポリエステル使用率100% 15
    • 技術目標: パーソナライズされた製品・サービスの普及。Green Hydrogen等の次世代エネルギーのサプライチェーン実装による製造・物流の脱炭素化 9
  • 2050:
    • Net-Zero: 温室効果ガス排出実質ゼロの達成。

未確認情報(Missing Information

本調査において、以下の事項については公開情報(IR資料、特許DB、プレスリリース)からは詳細を確認できなかった。

  • R&D投資の正確な金額(FY2023-2024: 財務諸表のサマリーでは販管費として合算されており、純粋な「研究開発費」としての独立した数値(円ベースの確定値)は、直近の短信サマリー等では明示されていない("Not Disclosed" in summary reports)。ただし、過去のトレンドや経営方針からは増額傾向にあることが推測されるが、正確な数値の記載は避ける。
  • Sneakerarena訴訟の和解条件: 訴訟の取り下げ事実は確認できたが、金銭的解決やライセンス条件等の詳細は非公開である。
  • Seevix社との共同開発製品の発売日: 投資と共同開発の事実は2020年以降公表されているが、実際に「人工クモの糸」を使用した量産シューズの具体的な発売日や製品名は、現時点では特定されていない。

 

引用文献

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情報の性質

  • 公開特許情報、企業発表等の公開データに基づく分析です
  • 2025年11月時点の情報に基づきます
  • 企業の非公開戦略や内部情報は含まれません
  • 分析の正確性を期していますが、完全性は保証いたしかねます

ご利用にあたって
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