7月2日(土)に開催されました「未来医学研究会」の講演、多数の方にご聴講いただいたようです。
ありがとうございました。
時間が限られておりましたので、お伝えできなかったことも多数あります。
以下、お伝えしたかったこと、として私のメモを開示しておきます。
「未来医学研究会」特別講演のサマリーより、一部抜粋
- 「生活する」ことは、イコール、「どんどん健康になる」ことを意味する時代になった
- 「音」や「光」で、アルツハイマーは治療できるようになりつつあり、生活に医学が溶け込んできている
そして、「医療・医学」を「空気」にするのがこれからのメディカル・ヘルスケア新規事業のあるべき姿
- 「病院に行く」は、死語になる、病院は「来る」もの、万が一手術が必要になったとして、自宅で遠隔ロボット手術ができる技術は、すでに整いつつある
- 新規事業は、「再定義」「上書き」競争の側面がある、その際に重要なのは「どういう方向で上書きするか」ということ、これは「ビジョン」で決まる
- 取りあげなかったが、Amazonが過去に買収した「ドアベル」の企業は、「コミュニティ全体の防犯性を高める」ための、少し変わった機能が組みこまれている
Amazonは既に「街を創れる」ポジションにあると、楠浦は認識している、このポジションを「行使」してくるタイミングを楽しみにしている
(正確には、「コミュニティ」だろう、機会があればまたお話ししたい)
「未来医学研究会」パネルディスカッションでお伝えしたかったこと(楠浦メモから抜粋)
- 医療の課題(例:認知症患者の増大)だけを単独に解決しようとしても、「動機付け」「コスト」の両面で難しい点がある
二酸化炭素排出量の削減など、別の社会課題を絡めることで、あらたな動機付けやインセンティブ付け、つまり費用の捻出が可能になりつつある、非常に面白い時代
- そこにMaaS関連の技術が加わって、一気に現実化しつつある状況
- 政府、政策としても、「医療と低炭素とXXXが一気に進められる」、みたいなソリューションが成り立つ時代
複数の社会課題解決を一気に目指すのが当たり前の時代、スコープが広がるので、スタートアップ一社、大手企業一社、政府だけ、では難しく、まさにオープンイノベーションの世界になる
- 「医療」の課題を、「大きなお金が動きつつある」別の社会課題に「読み替えて」解決できないか、と考えていくとよい、そうすると、同時にいくつもの産業が立ち上がることになる
例えば、MaaSプラットフォームをつかって「歩く」が入った移動を設計する、すると、歩いた分だけ炭素クレジットが支払われて、医療保険会社がポイントをつけてくれて、交通インフラの負荷が減って、健康になって、炭素排出も減る、みたいな「全員よし」が生まれる
- こういうのが、これからの新規事業だろう
- 多くの社会課題をまとめて解決できるスキームを考えるのがスタートアップであり、これからの新規事業
ここまでの内容は、皆さまの新規事業に、ぜひお役立てください。
一般社団法人 未来医学研究会主催の「第44回未来医学研究会大会『近未来の都市と医療』」で、
弊社代表 楠浦が「『住めば住むほど健康に』なる家と街を創れ!~『エッジ情報R』で医療の未来を預言する」をテーマに講演いたします。
【開催概要】
・開催日時
2022年7月2日(土) 12:00開始 17:00 終了予定
・開催形式
Zoomを利用したウェビナー形式
・費用
未来医学研究会会員 無料
非会員5,000円
LINK-J会員/LINK-Jサポーター3,000円
・お申込み
お申込みは、セミナー告知ページよりお申込みください。
セミナー申込みページ:第44回未来医学研究会大会「近未来の都市と医療」