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発明塾の手法と子育て

なぜ僕が「子育て」や「教育」について語るのか

これから、このコーナーでは「教育」というテーマで、中学生ぐらいの子どもから、子育て中の方や、ビジネスマンにまで向けたお話をしていこうと思います。
教育というと少々堅苦しいイメージがありますが、いわゆるこれからの時代に求められる人材や、考え方、能力、仕事などについて広く語る、ということです。

みなさんの中には、「子育て」まで語るの?と思う方もいるかもしれませんね。でも、発明塾の柱の一つは「教育」です。これまで長年弊社が取り組んできた人材育成は、発明や知財に関係なく、実は子育てまで繋がるものだ、と感じていました。
ですので、ただ好き勝手に自分の考えをお話ししていくのではなく、発明塾で培ってきた知見と経験、それに未来の「先読み」をするという得意技も合わせて、子育てとも結びつけていこうと思っています。

 

子育ての悩みや関心ごとは何か 〜アンケート結果から〜

先日、メルマガとLinkedinの方で「子育ての悩みに関するアンケート」を取らせていただきました。幼児から社会人の子供を持つ方まで、たくさんの方がご協力くださり、記述式の回答も熱心にお書きいただいた方が多くて大変感謝しています。貴重なご意見をありがとうございました。

そのアンケート結果を少しご紹介します。
下記2つのグラフは、現在直面されている子育ての悩みについてと、興味のあるテーマについて選択方式でご回答いただいたものです。

悩みについては、学習や進学を含む学校関係や将来の進路やキャリアについてと、生活習慣関連についての項目が多く、また、興味のあるテーマの質問については、「子供のタイプによる能力開発、やる気を伸ばす方法」「自己肯定感、自己有用感を育てる方法」「親がかけるべき言葉、言ってはいけない言葉」「子供のうちから伸ばす言語化能力」「AIが普及する世界での使用方法」といったところの回答が多くあがっていました。

自分が幸せになれると思う道を、自分自身で選択できる大人になってほしい

この結果を見ると、子育ての悩みごとは大きくは、自己肯定感を含む子供の能力開発や、将来の進路選択。それに対して親がどう導いていくのか、ということと、もう一つは、IT機器が普及する中で子どものうちからどのように関わっていけばよいのかということが見えてきます。
また、自由に記述していただいた中にはいわゆる「将来が不安」という言葉がたくさんありました。

今、例えば、コロナで不可逆的なものごとが発生したり、AIの波に押されて変化の速度が早くなっていたり、価値観も多様化しています。そんな世の中で、将来の進路選択や、子供にとっての幸せや正解が何なのか予測がしづらいですよね。 

たくさん集まったお声を見て、つまるところ、「自分が幸せになれると思う道を、自分自身で選択できる大人になる」ということが、子育てに共通する一つの大きなテーマだと感じましたが、みなさんいかがでしょうか。

今の時代、僕もそれがますます重要なテーマになると思います。そのための悩みが、学習だったり、どういう能力を伸ばしていくかであったり、どう自己肯定感を持てるようになるか、に繋がっているのではないでしょうか。

特に、多くの方が悩みごとにあげられていたIT機器との付き合い方もそうですよね。AI時代になり、これまでの常識が変わる場面が何度も起きているので、どう関わっていくのかは、避けては通れない課題でしょう。必要なスキルや、能力も変わっていくと考えています。
 もっと言えば、それは子どもだけでなく、大人にも共通するテーマかもしれません。

 

発明塾の核である「自律的な人を育てる」は子育てと同じ

発明塾では、学生や開発者などに、自ら問いを立てて、調べ、考え、形にしていくプロセスを通じて、自律的に成長していくことを支援しています。正解を与えるのではなく、みんなが自分で考える習慣を身につけていく。それが発明塾の核となる考え方なんですね。

よく発明塾の受講者やメルマガの読者の方から「発明塾の手法は子育てと同じですね」というようなことも言われますが、まさにそうだと思います。親は子供に自ら考え、自ら選び、自らが責任を持つことを促していく。過干渉でも放任でもない。見守って、信じて、必要に応じて問いを与える。それが子育ての核ではないでしょうか。

子育ては別の言い方をするなら「答えのない問題に取り組むこと」ですよね。
それも発明塾と同じです。
もちろん、子育てや教育に、唯一の正解はありません。だからこそ、異なる視点や実践から得た知見を持ち寄って、社会全体で考えていくことが大切だと思います。僕は、発明塾という「教育現場」を通じて得た気づきを、同じように悩み、試行錯誤している親御さんたちと共有できればと思っています。

 

今回は、僕が教育について、特に子育てについて語る理由を述べましたが、次回から広くAI時代に必要な能力、スキル、仕事のことや、就活、転職まで、教育について広く語ろうと思います。

 もしみなさんも、こんなことが聞きたい、知りたい、こんなところで行き詰まっている、ということがあれば、ぜひ弊社宛てにご連絡ください。
メール:  info@techno-producer.com

語り:楠浦崇央
構成:鈴木素子

 

 

【その7】「子育てと教育」〜これからの時代に生き抜く力を〜 記事一覧

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