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新規事業サポーター養成講座(公開講座)を受講して

このたびは、新規事業サポーター養成講座にてご指導いただき、誠にありがとうございました。
私は受講直前まで、“提案者”という立場で、1人企業内発明塾という形式にて、楠浦さんと1on1の体制で発明塾の手法により企画を育てていただいておりました。その直後にこの公開講座が立ち上がることを知り、迷わず参加を決めました。
受講を通じて最も大きな気づきとなったのは、「提案者」と「支援者(=サポーター)」では、求められる視点・思考がまったく異なるという点です。

■ 提案者に必要なものとは?

提案者に必要なものは何か?と問われれば、ある程度の知識・経験があることを前提に、私の答えは一言――「やる気」です。組織内で提案者として選ばれるということは、ある種のフィルターがすでにかかっている状態とも言えます。

やる気さえあれば、あとは楠浦さんがその熱意をリードし、確実に前に進めてくださいます。

■ 支援者に必要なものとは?

一方で、支援者に必要なものは何か?と問われれば、これは一言では答えられません!

“やる気”だけでは到底足りません。支援者には、圧倒的な知識量、思考の深さ、そして経営者の視点で提案を育てる構造的な理解が求められます。私はこの講座を通じて、「支援者は、意識して訓練を積まなければ絶対に育たない」という現実を強く実感しました。

これは、なぜ日本で新規事業が生まれにくいのかという根本的な問いにも通じる、非常に重要な観点だと思います。

■ 思考と言語の“ズレ”から学んだこと

提案者として企画をつくっていたときには気づかなかったのですが、この講座で取り扱う6つの工程の中には、実は提案者の思考を段階的に切り替えさせながら進めていく、非常に高度な仕掛けが施されています。

Slack上のやり取りだけを見ていると、一見、楠浦さんが矛盾することを言っているように見えることもあります。しかし、私はこの“矛盾”――すなわち「思考と言語のズレ」こそが、発明塾のノウハウの核心なのではと気づきました。

各回には詰めるべきポイントがあり、それらは回を追うごとに、アイデアを広げる、形にする、そして「投資するか?しないか?」という経営者の視点に応える形へと変化していきます。このフェーズごとの切り替えは、まさに“次に進めなければ意味がない”という現実を何度もくぐり抜けてきた楠浦さんならではの設計であり、支援者にはこの超現実的な目線の理解と体現が不可欠であることを痛感しました。

こうした構造と文脈を知ることができたのは、まさに支援者という立場で本講座に参加したからこその発見でした。

■ 発明塾は“勝つため”の塾である

発明塾は、単に楽しくアイデアを出す場ではありません。“勝つために”今日ある材料で決断し、行動し、情報を得て進んでいく。そういった「実戦の思考と行動様式」をインストールする場です。

したがって、支援者に求められる資質は非常に高く、それは形式知だけでなく、熟達者としての「実践知」や「暗黙知」をも含んでいます。

■ 今後に向けて

6週間という短期間ながら非常に濃密な時間でした。この講座で得られた知識や経験は、今後、組織の中で提案者を勝たせるための支援実務において必ず活きてくると確信しています。

実践の中で壁にぶつかることもあると思います。その際はまたご相談させていただければ幸いです。

今回、このような貴重な学びの機会をいただけたこと、心より感謝申し上げます。

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