「教育」を科学する

2017年06月21日

※ 本記事は、発明塾HPから転載したものです。


発明塾では、単に発明や知財の知識/スキルを学んでいただくことにとどまらず、

「創造的になる」

とはどういうことか、どうすればなれるのか、のような

「教育科学」

「認知科学」

の見地から、教材/ツールの開発を行っています。


例えば、マズロー、ブルーアー、佐藤、ヴィゴツキー(敬称略)のような偉大な先人の知恵と知見を取り入れ、常に方法論を見なおしています。

現在の状況/方針は、以下参照下さい。



==以下「スプリングスクール2016」より抜粋

「発明塾」独自の、以下のような知見に基づいて開発した教材を利用し、学んでいただきます。

また、「実践を通じて体験的に理解する」ことを重視しており、「今まさにアイデアが必要とされている」課題に、実際に取り組んで頂きます。


● 相互教授と「統合した熟達」

 教育科学が指摘している

「細分化により各自の認知負荷を減らしながら、集団で一人の熟達者のように活動に従事し、それを順番に行うことで”統合した熟達”へ達することが可能である」

 は、発明塾での実践においても、証明されています。


● 熟達者の知識は移転不可能

 同様に

「熟達者ほど、自分の教わったことを教えようとするが、本来、熟達者の知識は相互に関連付けられ、鍵概念を中心に体系化されているため、部分的に教えることは不可能」

 という指摘に基づき、発明塾は

 「実際の発明討議を通じて学ぶ」

 スタイルになっています。

「創造」という行為は、適応的で分析的な作業が中心を占めるため特に教えにくく、「認知的徒弟制度」の必要性が指摘されています。


● 「創造性」は「技術(スキル)」ではない

 創造性は、「憶えて真似をするテクニック」ではないことが、発明塾での研究と実践から、わかっています。

ピアニストに関する研究から

「創造的なピアニストは、自発的学習を重視」

 しており

 「新しく問題構造を分析し、情報を収集しながら知識を変換していく」

 過程を楽しんですらいる、とされています。

 「問題解決の中で、自分を変えていく」

 ことが学習の本質であり、

 「フレームワークという、自分の知の構造を発見、再構築する行為」

 であるというのが、発明塾の考え方です。


● 「必然性(真正性)」のある課題

 「つくられたシナリオに基づく議論(導かれた議論/ Guided Discovery )」

では、何も身につかないという、発明塾の経験は

 「常に真正性のある課題( Authentic Problem )に取り組む」

 という形で、運営に活かされています。

 発明塾で取り組む課題も、

 「実際にアイデアが必要とされている課題」

 を設定し、取り組んで頂きます。