【エッジ特許:話題の「ヨーグルトがつかない蓋」】「e発明塾通信」バックナンバーより(3)

2017年01月08日

※ 本記事は、発明塾HPから転載したものです。

 

メール講義「e発明塾通信」のバックナンバー第3弾です。

 

今回は、「ヨーグルトがつかない、ヨーグルト容器の蓋」の特許です。

「表面科学」「フラクタル」など、技術について学ぶよい題材であり、また、権利としても注目されているものです。

 

よく「味わって」いただきたく。

 

なお、メール講義「e発明塾通信」は毎週発行で、「バックナンバー(発明塾のHPへ移動します)」では、そのごく一部を紹介しております。


「エッジ特許」などについて、もっと知りたい、という方は メール講義「e発明塾通信」(毎週発行、無料)にお申し込みください。

 

 

=以下、メール講義より抜粋


■■ ヨーグルトの付かない「蓋」の技術~無効審判を請求された「エッジ特許」を読む ■■


今回は、「食品包装容器」を取り上げます。ヨーグルトの蓋にかぎらず

「内容物が付着しない包装容器」

には、食品を使い切ることができるなど、様々なメリットが有ります。


まず、どのような製品なのか、簡単な解説記事で例を見てみましょう。

(東洋アルミニウム 技報 より)
http://www.toyal.co.jp/tech_report/pdf/haku_processed/tr_hkp2013_040.pdf


「Lotus」「フラクタル」といった言葉が出てきます。

この例では、Lotus(蓮)の葉のような、複雑な表面凹凸構造で、撥水性をもたせています。


特許公報で詳細を見てみましょう。

(登録公報)
http://www.techno-producer.com/docs/JPB_4348401_Lotus.pdf


「疎水性酸化物微粒子」

と、記載があります。

関連出願に

「凹凸状態の面上に一次粒子平均径3~100nmの疎水性酸化物微粒子が付着し」

と記載があることから

「ナノ粒子による微細な凹凸」
「フィルム層に形成された大きな凹凸」

の組み合わせで、「フラクタル」構造を実現しているのかもしれません。


上記特許は、無効審判が請求されています。

(特許審決データベース より)
http://tokkyo.shinketsu.jp/originaltext/pt/1288910.html

 

発明としても権利としても、注目すべき「エッジ特許」です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

引き続き、よろしくお願いいたします。

 


楠浦 拝