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お知らせ

(ご報告と御礼:ダイジェスト動画あり)特許情報を読み解き投資に活かす「知財情報活用セミナー」(4月21日開催@東京)

2018年04月22日

参加者の皆様、並びに、関係者の皆様、ありがとうございました。

特許情報を投資に生かすという、非常にマニアックな内容であったにもかかわらず、おかげさまで、当初想定を大きく超える大盛況の会になりました。

私が開催したセミナーの中で、盛り上がりという点では、ダントツ第一位のセミナーになりました。もっとも、普段はもっと少人数ですし、法人の立場でお越しになる皆様とのお付き合いですので、盛り上がってばかりいられないということもあり、一概に比較はできませんが…。

懇親会も大盛り上がりで、さらにマニアックな情報が飛び交っていました。人数の関係で参加いただけなかった方、大変申し訳ありませんでした。

御礼メールでも申し上げました通り、少人数でのオフ会なども企画し、特許情報を投資に活用したい方への情報発信を続けていくつもりです、引き続きよろしくお願いします。



● 特許情報で「投資センス」を磨く~伝説のファンドマネージャ山本さん/先行技術調査のプロ村上さん

今回は、主に個人の方を対象に

「特許情報を活用し、投資センスを磨く」

という括りで、私含め3名の講師によるセミナーでした。

知財活用セミナー

コーディネーターの山本さんは、業界では有名な元ファンドマネージャで、世界トップクラスの投資成績を残されています。特許情報を投資に生かす、を実践し投資成績を残されてきた方で、発明塾投資部の最初の参考図書「インベストメント」の著者でもあります。

以前から、なんとかお会いできないかと思案していたのですが、12月にご縁があってお会いでき、その後、今回のセミナー開催に至ったという経緯です。関係者の皆様、ありがとうございました。

山本さんの特許分析については、例えば以下が参考になります。

コラム 取材の前の情報の整理 -特許情報から- 中村超硬(6166)の例  by yamamoto  | みんなの運用会議


特許の基礎についてわかりやすくお話をいただいた村上さんは、普段は先行技術調査のお仕事をされています。

「速読」

のお話を、大変懐かしく聞かせていただきました。私も先行技術調査の仕事をしていた時期があります。また、特許庁関連の委託業務で、米国特許8000件を査読し1カ月でレポートするという、荒行のような仕事も体験しました。ちなみに、私なりの、特許を読むときのコツは

・似たような特許をいくつか読む

です。発明者で整理すると、読みやすくなります。まかり間違っても、何の関連性もない特許を

「日付順」

等で読まないようにご注意ください。つまらないうえに、何も頭に入ってきません。

「なるほど、この次はこう来たのか」

とか

「ツッコミ」

入れながら読み始めると、止まらなくなります(笑

 

 

 

知財情報活用セミナーのダイジェスト動画を作成いただきました。

山本さん、村上さん、楠浦、の順で講演しています。

楠浦の講演部分だけを見たい方はこちら、動画購入希望の方はこちら

 

 

 

 

● まずは、自身の保有銘柄/監視銘柄について調べてみて!~安心して持てるかどうか

私のパートでは、J-PlatPatで実際に検索をしていただきながら、まず、基本的な検索技術、例えば、分類記号の使い方や、出願日と公知日の使い分け?などをご紹介しました。

「競合がどこか知りたい」「重要な特許を知りたい」

という要望を事前にいただいておりましたので、それに沿った内容にいたしました。

J-PlatPatは、知財業界の立場からするとやや使いづらいツールですが、無料・即時性などを考えると、投資家の方には、当初ご利用いただくには悪く無いツールだと思います。


セミナーでは、皆さんに実際に特許を調べていただきながら

「どんなことに気づいたか」「次どうするか」

など、Grで討議いただきました。

取り上げた事例は、朝日インテックと日本ライフラインでした。投資部で大いに議論した事例で、メンバーの何名かも実際に投資していたのではなかったかと思います。急成長していますので、今後も楽しみですね。


懇親会で何名かの方とお話した範囲では、

「現在投資している企業の状況を、きちんと把握しておきたい」「注目している企業が、特許や知財の点で安心かを知りたい」

という感想を持たれた方が多かったように思います。すでに投資されている方は、それがよいと思いました。

早速調べてみた、という方からご感想なども後日いただきました。

また、知財関係者の方から、ご質問をいただいた内容についての補足情報などもいただきました。ありがとうございました。前回の山本さんのストックピッキングセミナーもそうでしたが、参加いただいた投資家の方は、皆さんで情報交換しあいながら結果を出していこうという雰囲気でした。

素晴らしいなと思いました。


他、補足情報として Tips的なことを紹介しておくと、私の場合、注目している企業や弊社の競合にあたる企業については、契約しているデータベースの

「SDI」(グーグルアラートみたいなもの)

機能を使って、動向をウォッチしています。


皆さんの会社で、

「特許回覧」

があると思いますが、まさにそれです。

参加者の方の中には

「仕事ではあまり読みたくないんだけど、投資のためには特許読みます」

という方もおられました。それはそれでいいことだと思います。読めるようになれば、仕事でも勝手に役立ちます。

会社としても、何でもいいから特許読めるようになってくれれば、万々歳だと思います。それで、万が一何か素晴らしい発明でも思いついて発明提案でも出そうものなら、感謝されるはずです。

そんな風に気楽に考え、特許をバリバリ読んでいただければと思っています。

何かあればご質問ください。


弊社は企業様の知財・特許・発明研修を数多く手掛けておりますので、そちらでお会いしたり、お世話になったりすることも多かろうと思います。その時も、ぜひ、積極的にご質問ください。

企業によっては、「e発明塾」を、公募制(希望者制)で受講できるようにしていただいております。そういう機会は是非生かしてください。

仕事にも、人生にも役立つ知識を得ていただきたいと考え、日々教材の改訂開発を行っています。
(知財と発明の教材開発と改訂…これがまた大変なのですが、それは次回お会いした時にお話しします。こんな地味なことやる人は、私以外に世の中にいない気がします…まかり間違っても、教育コンテンツ作ろう、などとは思わないことを強くお勧めします。)


特許情報を読み込んでいる投資家は、まだまだ少なく、あまり話ができる人がなく困っておりました。今回、いいご縁をいただきまして、大変感謝しております。

「特許情報と投資」

ネタで、今後も盛り上がっていきましょう。


楠浦 拝