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お知らせ

(セミナー報告)発明塾式 「障害特許網の突破事例紹介」セミナー(5月24日開催@東京)

2018年05月26日

5月24日に、


発明塾式 「障害特許網の突破事例紹介」セミナー(5月24日開催@東京)


と題し、特許担当の方、あるいは、特許網突破にご関心がある技術者の方に、強い特許・手ごわい特許とはどのようなものか、そのような特許を出すためにどうすればよいか、そのような特許・特許網を突破するために必要な作業や考え方、などをご理解いただくことを目的としたセミナーを開催しました。

 

 

セミナー告知サイトは、以下になります。


発明塾式 「障害特許網の突破事例紹介」セミナー@5月24日(東京)

https://e-hatsumeijuku.techno-producer.com/3M-toppa

 

 

本セミナーで解説している「3M社の特許網」について、詳細をレポートとしてまとめています。以下に、レポートのサンプルを掲載します。

http://www.techno-producer.com/docs/3M_toppa_report_sample_180525.pdf

 

 

● 対象者


本セミナーの対象者は、


「3Mの特許戦略を知りたい」

「強い特許、手ごわい特許とはどのようなものか、読み解きたい」

「強い特許、手ごわい特許の作り方を、3Mの事例に学びたい」

「特許網を突破するための情報分析法、発明創出法を学びたい」

「自社の特許網が突破されないようにするための知識を得たい」


のようなご要望をお持ちの、特許担当の方、および、技術者の方です。


今回は特に、3Mの特許の出し方、取り方を学びたい、真似したい、というご要望をお持ちの方が多かったように感じました。


「強い特許の取り方、作り方」


を知るために


「3Mの手ごわい特許網がどんなものか、具体的に知りたい」


という感じでしょうか。

 

 

● セミナー概要


3M社の、ある製品についての特許網を突破する発明を創出した経験にもとづき、


「手ごわい特許網の読み解き方」

「難解なパラメータ特許の権利範囲(技術的範囲)の把握法」

「突破発明創出の考え方」


を、実際の作業手順に沿って紹介する形式で進めました。


一部、グループ討議を含む演習を行い、実際に、特許を読み解いていただきました。


取りあげた特許は、いずれもシンプルな製品を


「言葉、数式と数値を巧みに組み合わせ」


保護するもので、


「読み解き」


ながら、じっくり味わっていただくに値するものです。

 

 

特許の詳細にご興味をお持ちの方は、ぜひ詳細をまとめたレポートをご購入ください。

以下に、レポートのサンプルを掲載します。

http://www.techno-producer.com/docs/3M_toppa_report_sample_180525.pdf

 

 

● 楠浦所感


演習の中で、以下のような声が度々聞こえてきました。


「こんなの、よく特許取れたなと思う」

「シンプルな構造のものを、あえてわかりにくく表現して権利化している」

「上位概念化するといっても、ここまでしている例は、なかなかない」

「言葉を、特許ごとに少しづつ変えながら、巧みに権利化しているという印象を持った」

「こういうことを、自分たちもやりたい、真似したい」

「技術者だけに任せておいても、こういう特許は取れない、知財担当が積極的に関与していく重要性を感じた」


3Mの


「巧妙な特許」


をじっくり味わっていただきながら、日々の特許活動・知財活動について、様々な気付きを得ていただくことが、真の目的でした。


そういう意味で、セミナーは大成功だった、と考えています。


皆様、積極的なご参加ありがとうございました。

 

 

● 質疑応答


事前に、いくつか質問もいただいており、


「手ごわい特許網の読み解き方」

「手ごわい特許網の作り方」


は、大変関心が高いテーマであることを感じました。以下、差し支えない範囲で、ご質問と弊社からの回答を掲載させていただきます。

 

 

(質問1)どのようにすれば、手ごわい特許網を、わかりやすく可視化することができるでしょうか?


(回答)セミナーでご紹介した通り、発明者や技術分類に注目するなど、いくつかの方法を試してみられることをお勧めします。結果として


「わかりやすかったもの」


が、わかりやすい整理法です。経験上、万能の方法はありません。今回は、分割特許に注目しましたが、それは、いろいろ試した結果、


「これが一番、上手くいったから」


にすぎません。セミナー内で紹介したものも含め、是非いろいろ、試されることをお勧めします。

 

 

(質問2)数百件の特許からなる特許網について、どのようにして権利範囲を把握したのか?


(回答)最終的にはすべて読みましたが、今回取り上げた3件だけでもすでに十分広い権利範囲(技術的範囲)があり、まず、それらを完全に回避できる製品コンセプトを考えることから始めました。

余談ですが、3件でも、十分手ごわい特許網になっていることが確認いただけたかと思いますし、3件でも、十分競合を困らせるに足る特許は出せる、ということもご理解いただけたでしょう。

 

 

(質問3)今回の3M以外に、「これはすごい」という特許網があれば教えてください。


(回答)インテューイティブサージカル社の手術ロボットについての特許網は、手ごわいものがあると感じます。

 

 

(質問4)手ごわい特許網の手ごわさを、一目でわかるように表現するには、どうしたらよいでしょうか?


(回答)一目でわかる特許は、手ごわいとは言えないこともあります。よくわからない特許が、実はすごい特許であったりする、という感覚を、3Mの「たった3件だけど、とてつもなく広い権利を確保している、なんだかよくわからない特許」から感じていただけるとよかったかなと思っています。

 

 

その他、「巧妙なパラメータ特許の取り方は?」など、様々なご質問をいただきました。

 

 

皆様の活発なご議論に、感謝いたします。


今回も様々な気付きがありました。


皆様の「知財力」の飛躍的な向上に役立てていただければ大変ありがたく、引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

楠浦 拝

 

 

==セミナー目次を以下に掲載しておきます


◆弊社、および、発明塾のご紹介

<アイスブレイクを兼ねた、簡単な演習討議を予定>

 

 

◆特許戦略の「簡単な」おさらい

・技術思想の保護

・攻めと守り

・寡占(独占)市場とクロスライセンス

・キヤノンの例「XEROX特許網突破」を、発明塾式で振り返る


以降割愛


 

◆(事例紹介)400件の特許から「乗り越えるべき」技術思想を抽出

・400件をどう読むか、「読むための戦略」が重要

・審査経過、権利化の過程に注目

・(補足)他に検討した視点

・出願人の「こだわり」を読み解く


以降割愛


 

◆(事例紹介/演習)難解なパラメータ特許の技術思想を見抜く

・まず、「極端思考」を用いる

・やみくもに考えず、「数学」で解く

・そもそも、「出願の意図」から考える

・複数の「パラメータ特許」を読み解き、突破すべき「技術思想」を特定する


以降割愛

 

 

◆(事例演習)見抜いた「技術思想」を突破してみよう/突破できたか確認してみよう

・「制約思考」を応用する

・「Not A 思考」から「MECE」型の場合

・「軸」と「トレードオフ」の場合

・「要素技術の進化」を利用する

・突破しようとすると、「技術思想」がより正確に把握できる


以降割愛

 

 

<質疑応答>